<センタリングしまくりの実例>


 URLの働きに関する問題

 フレームを構築する場合、少なくともHTMLファイルが3つ必要です。縦横いずれの2分割でも、

の計3ファイルが必要となります。つまり、「分割している数+1」のファイル数が必要と言うことです。話はそれますが、その分だけ、ページの読み込みにも時間がかかるということです。

 で、フレームを使ったページでブラウザに表示されるURLは、フレームの設定するファイルなのです。ですから、フレームを解除しない限り、コンテンツが切り替えても、コンテンツのURLをきちんと表示することができないのです。

 具体的に言えば、URLをコピーして、ハイパーテキストリンクにしようと思っても、表示されるのはフレームの設定ファイル。おもしろそうなWEBサイトを見つけたので、友人に教えてあげようとメールをしても、メールを受け取った友人はフレームを使ったページを見ることができないのです。

 自分のサイト内ナビゲーションをよくして、あわよくばリピーターの確保だなんて思っている作者のもくろみとは裏腹に、その陰で多くの訪問者を遠ざけてしまっているのです。

 ここまでの話は自サイト内のことですが、外部サイトへのリンクとなるともっと大変な問題になります。というのは、著作権とのからみも出てきてしまうからです。

 フレームを使ったサイトで、リンク集などを見ると、コンテンツ表示用には外部リンクしたサイトが表示されているのですが、ブラウザのURL表示は元のフレームを使ったサイトのままというのは、多々見かけます。よそのサイトを参照されて、自分のサイトに戻ってこないことを心配して、このようなことをやっているWEBサイト制作者もいるようです。
 訪問者が、リンク先に行って、その後自分のサイトへ戻ってきてくれないというのは、自分のサイトが訪問者をつなぎ止めておくのに不十分なサイトであったと言うだけです。

 フレームの仕組みを知らない訪問者が見れば、コンテンツ表示部分で表示している中身が、実は他のサイトから来ているというのは気がつかないでしょう。すなわち、他のサイトの内容をあたかも自分のサイトであるかのように表示してしまうのです。
 リンクを張られた側にしてみれば、このようなやり方は不愉快以外の何物でもありません。

 はっきり言いますが、フレーム内に他のサイトの内容を表示するのは、著作権に抵触しますよ!
文責が誰にあるのかわからない状態になってしまいますし、あたかも他人の著作物を自分の著作物のように見せてしまうのですから。クレームを付けられたとしても文句は言えません。

 フレームを使うのであれば、外部リンクを張るときに、フレーム解除をきちんとして下さい。正しく使えないのなら、フレームなんて使わないでいただきたいです。



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