■番外編 本当に臭くてゴメン!


友人まxがこの7月に結婚する。

きっかけはオレ達のHPを見た彼女がまxへファンレターを送ったことからである。

つまりオレ達のHPは彼の愛のキューピットとなったのだ。

さて彼らは現在式の準備等で非常に忙しい。当然このGWはいろいろとイベントがあったようだ。

そんな彼らにインドのお土産を買おうとおそろいのチャッパル(インドのサンダル)を探した。

やはりチャッパルと言えばBata製が一番

しかしなかなかいいデザインがなかったため、カルカッタでかっこいい手作りのものを選んだ。

ここで店の人とのバトルが展開を紹介。

店の人”今日はキミが私にとって最初の客だ!だから安くするよ!”

オレ”おれは金がない。3足欲しいんだけれどRs300しかないよ。ところでこれいくら?何の皮?”

店の人”これは水牛の皮だよ!でも1足Rs450だ。すごく頑丈だ!”

オレ”ふ〜ん、でも高いネ。これだったら他の店で探して買うからやめる。”

店の人”ちょっと待ってくれ!他にもいろいろとある。今日はキミが私にとって最初の客だ。”

オレ”高いと他の店で買うよ!”

店の人”大丈夫。これはどう?”

オレ”何の皮?”

店の人”・・・”

オレ”えっ?何?”

店の人”・・・”

オレ”良く聞こえない!何?”

店の人”cow”

オレ”あっ、そう。いくら?”

店の人”1足Rs150.これも非常に頑丈だよ!”

オレ”3足欲しいんだけれど、Rs300にして!”

店の人”いやいや、それはできない。いくらだったら買う?”

オレ”いやいや、いくらって言われてもRs300しか払えないよ!”

・・・・・・

という具合にして結局Rs300で3足購入。

1足は自分用、なかなか良い買い物ができた。

しかし後になってあることに気づく。

あれっ?牛ってまずいんじゃ〜ないのかな?

するとOzyが

だから店の人が小さな声でcowって言っていたんだよ。あまり大きな声で言いたくないって言っていたから・・・。

そうか、だからよく聞こえなかったのか?と感心した。

という具合に、ここまでは良かったのだが、この後大変なことが起きた。

帰国後まxと連絡を取り、オレの家へ土産を取に来てくれた。

オレ”いや〜、なかなかおもしろいチャッパルなんだよ!結婚祝にと思ってネ!まあ、見てみなよ!”

まx”そうか、わり〜な。”

そんな会話が繰り広げられていた矢先、袋を開けた瞬間

”ぷ〜ン!!”

オレ”あれっ?んっ?臭っせ〜!!何じゃこりゃ?”

まx”んっ?”

オレ”何の臭いだ?”

どうもこのウンコのような臭いはチャッパルから出ている。

改めて臭いを嗅いでみる。

オレ”うぉ〜!!チャッパルがウンコ臭せ〜!!どうしてだ?”

まx”えっ?”

よくよく考えてみるとその臭いは確かにウンコ臭い。しかしインドで出会った牛達の臭いでもあった。

オレ”どうしよう?”

まx”まあ、しょうがない、しばらくの間ベランダで干しておくか?”

なんとまあ、やさしい一言である。

ショックを隠し切れないオレからチャッパルを受け取ったまxも改めて臭いを嗅いでみる。

まx”本当に臭っせ〜な〜。”

オレ”じゃあ、オレのチャッパルも臭いのか?”

と玄関へ行って臭いを嗅いでみる。

現地では気がつかなかったけれど、確かにオレのも非常に臭い

このチャッパルを履いてカルカッタから帰ってきたのだ。全く気がつかなかった。

でもきっと大丈夫だろう、足に鼻がついているわけではないのだから・・・。きっとわからないだろう!!と強がりながらお土産の話が終えた。

果たしてまxはいいにしても奥さんはこのチャッパルを履いてくれるのだろうか?

実は彼女は一昨年インドへ行き、あのガンジス河に足を突っ込んだ勇気ある人なのだ。

しかし彼らの新居は新築マンションである。きっと無理だろう!

というわけで本当に臭くてゴメン!!

これが話題のチャッパルである。


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