第3章 カレーライス? ライスカレー?


よく耳にするこれらの言葉。さてどう違うのか?またいつからこのように呼ばれ始めたのだろう?

ある本を読むと、こう書いてある。

一番初めはカレーという言葉で日本に入ってきた。続いてこれがご飯といっしょに食べることでライスカレーという言葉になり、次にカレーライスという言葉がでてきた。

というのだ。

カレーライスという言葉は実は昭和に入ってから使われるようになった。これは、中村屋昭和2年(1927年)カリ・ライスを売り出したのがきっかけとのこと。このカレーは十数種のスパイスを用いた本格的なインド風カレーで、ご飯とカレーを別盛りにし、高級感を持たせた逸品だったらしい。値段は庶民的なライスカレーの約8倍というからすごい。では、何故中村屋がこのようなカレーライスを作ったか?

それは中村屋の創立者の娘とインド人のラス・ビバリ・ボーズ氏が結婚して、彼がこのカレーを作ったからだ。

いやいや、意外と奥が深いものである。


[第2章へ] [第4章へ] [カレーは偉大だへ] [HOME]