第5章 日本でカレーを広めたのは誰?


日本で最初にカレーを広めたのは誰でしょう?

実はオレもこのことを知ってびっくり。

なんと少年よ、大志を開け!で有名な、あのクラーク博士というがあるのだ。札幌農学校(北海道大学の全身)の寮の食事にこんなルールがあったらしい。

これは”北大百年史”という本の中で寮の食事記録の中でライスカレーという言葉を用いているとのこと。どうやらこれが日本で最初にライスカレーという言葉を使った最初の記録らしい。さらにこの本には記載されてはいないが、”生徒は米飯を食すべからず。ただしらいすかれいはこの限りにあらず”という寮の規則も当時あったらしいのだ。クラーク博士がこの札幌農学校にいた時代は明治9年(1876年)というからなおびっくり。だってこのころはまだカレーは日本に入ってきたばかりだし、高級料理であったため、庶民は食べることができなかったはずなのである。

さらにびっくりしたことは、当時の寮生(全寮制だった)は一日おきにこのらいすかれいを食べていたらしい。何とぜいたくな話である。

もちろん、クラーク博士が考えたという記載はどこにもないとのことだが、博士が北海道にいたときにはこのライスカレーという言葉は使われていたらしい。

意外な話である。


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