■第3章 インドのカレー
インドと言えばやはりこれでしょう。
ベジタブルとノンベジタブルがあり、ベジタブルには季節の野菜が入ります。
今回はカリフラワーがメインでした。ノンベジタブルはチキンやマトンなどがあります。
どれを食べてもとにかくうまい。
カレー好きな私はベジタブルが気に入ってしまい、飽きもせず毎日欠かさず食べていました。
みなさんにカレーの味を伝えきれないのは残念ですが、下の写真を見て想像してくださいネ。ただし食べることはできないのであしからず。
インドではマサラというスパイスのみでカレーを作ります。
色は土地によって変わってきますが、デリーとバラナシは赤っぽい色でした。
辛さは日本のように舌に感じるようなものではなく、胃が熱くなり(私は感じませんでしたが)汗が出てきます。
試しに辛いカレーを食べてみましたが、汗がちょっと余計に出ただけだった。ただしラー油みたいな色をしていましたが...
食事には必ずチャパティ、もしくはライスが出てきます。
日本ではナンが有名ですが、ナンは現地では高級であるため、普通のレストランにはありません。
チャパティはピザの生地のようなものを焼いたもので、これをカレーにつけて食べます。
ライスはタイ米のような形をしていますが、カレーには非常によくあいます。
ナンはふっくらしていてバターなどがついてでてきます。
カレーの他にはフライライスやチョーミン、
そしてタンドリーチキンなどがあります。
フライライスはチャーハンと同じだが、日によって色が何故か変わるのです。
1回目は緑、2回目は黄色といった具合に。
チョーミンはやきそばと同じようなものです。
そしてタンドリーチキンは引き締まった鶏の肉がたまらなくおいし!!。
ただ残念なことが1つ、ブレインカレー(羊の脳みそ)を食べることができませんでした。
何故か知らないがどこの店へ行ってもなかったのだ。
誰かブレインカレーを食べることができるお店を知っていたら教えてネ!!
そうそう、忘れていたがトマトが非常においしかった。
生物は危険といわれていいますが、我慢をすることが大嫌いなおれたちは、
とにかく野菜が食べたかったので後先を全く考えずに食べました。
何ていったってインドの野菜は無農薬。
見た目はちょっと貧弱だが、まるでりんごのように甘くおいしかった。
お腹をこわしてでも食べる価値はあります。何事も経験です。
みなさんも一度試しては?ただし食後にはビオフェルミンを忘れなく...
■食堂でのエピソード
そう言えば、バラナシの食堂でこんなことがありました。
夕食を終えたおれたちは勘定をしようと店主のところへ行くと、40歳くらいのヨーロッパ人の夫婦が店主と何か言い合っていた。
その横で待っていると夫婦側の旦那が
”おまえ今夜何を食べた?”
といきなり聞いてきた。
”ベジタブルとフライライスだ。”
と答えると、
”うまかったか?”
なんて店主の前で堂々と聞いてきたのだ。そこでおれは
”おお、ここの料理はうまいぜ!!”
とちょっと誉めてやった。
すると今度は
”じゃあ、もしまずかったらおまえが代わりに
食べに来い!!”
なんてぬかしやがったので大爆笑をしてやった。
欧米人っていうのはとにかくわがままだ!!でも...おれは英語をしゃべれないのに何故わかったのだろう?今になって非常に疑問に感じる。
きっと勢いがあれば英語くらい分かってしまうのだろう。
■インドのカレー