第12章 耳そうじはいかが?
デリーのコンフォートパークで一息しているとおやじがやってきたので世間話をした。
そのおやじはなんと”耳そうじ職人”だったのだ。
しばらく話をしていると、2、3人のおやじが来て
”おれたちも耳そうじ職人だ。”
と次々に手帳をだして耳そうじをしてもらった人たちの感想を見せてきた。
手帳には日付、感想、値段、住所等が書いてあり、腕はいいらしいことがわかった。
”地球の歩き方”にも出ていたし、まあ土産話にでもなるだろうかということで200Rs(約700円)でやってもらうことにした(下の写真参照)。
意外と上手で気持ちが良かったのです。
元旦に実は自分で耳そうじをやったばかりなのにあかが一杯でて非常に恥ずかしい思いをしました。
そしてそうじが終わると
”Test、Test、Test、1・2・3・4・5”
と耳元でいきなりささやかれ、びっくりしたのですが、その後大爆笑をしてしまいました。
しかし、ここからが大変でした。
何といっても値段がすごい。
1つは耳が2つあること。
つまり片方で200Rsだったということだったことだ。
そしてもう1つは”なぞのmedicine使用”による値段アップだった。
更に耳そうじの最中は動くことができないことを利用して勝手に商売を始め、金を請求するやつらがいるのです。
それはマッサージじじいと靴修理のじじい達だ。
そう、奴らはなんとグルだったのです。
まxは靴修理に”200Rs”、マッサージの方に200Rs払うはめになってしまいました。
おれはたまたま、耳そうじに集中したかったので
”おれにさわるな!!”
と言ってはねのけたため偶然免れることができたのです。
そして結局まxは600Rs(耳そうじ:両耳medicine付きでで200Rs、靴修理:200Rs、マッサージ:200Rs)、
おれは800Rs(方耳400Rs)払って逃げてしまったのです。
みなさんコンフォートプレイスの耳そうじには気をつけましょう。
でも、800Rsといってもたかが2400円。土産話には案外といいかも!!。
"けちけちすんな、日本人!!"というところかな?!
■コンフォートプレイスでの耳そうじ