その14  ASIA諸国における車の交通事情


ちこちの国へ出張に出かけると、目的地までの移動に車を使うことが多い。

私は日本での普通自動車の運転免許書のほかにTexas州の免許を持っているので、Texas州では間違いなく運転はできるし、実際に運転していた。

もちろん他の州でも一応問題なく運転はできるが、米国の場合は州毎に運転免許書を発行&管理している。

海外でもし車の運転をするのであれば、その国がジュネーブ条約に加盟していれば国際運転免許書を地元の運転免許センターへ申請すれば一応通用するはず。

そして現地でおまわりさんから免許書見せろと言われたら、この国際運転免許書と日本の運転免許書をいっしょに見せれば少なくとも無免許にはならない。

しかし、その際には二つ覚えておきたいことがある。

日本の運転免許書には昭和とか平成といった日本でしか通用しない年号が記載されているが、国際免許書は西暦で記載されている。

つまり、この日本の暦と西暦との関係を説明する必要があるのです。

実はこの説明が結構むずかしいし、おまわりさんはなかなか納得してくれない。

さらに大変なのは、その国際免許書自体をおまわりさんが“そんなの知らない”と言われてドタバタする可能性が大いにある。

いくら“ジュネーブ条約が・・・・・・“と言ったところで信用してくれないことが多いので気をつけましょう。

何でそんなことを言うかというと、実際アメリカで私の周りにいた多くの日本人の方々が上記のような四苦八苦した経験を持っているからだ。

州によって異なるとは思いますがTexas州の場合は“1ヶ月以上滞在する場合はTexas州の運転免許を取得しなければならない“という州法があります。

でもSocial securityと言って住民番号がないと基本的には運転免許が取れない。

ただ米国で何らか種類のVisaを持っていて、必要な手続きを行った上で運転の試験をパスすれば、運転免許を取得することができますので、この方法は後の章で紹介します。

 さて話を戻しますが、米国やカナダ、欧州では一般的に運転はしやすいと思いますが、ASIAで運転するのはちょっと大変だと思います。

マレーシアはまだ比較的運転マナーは良いほうだと思いますが、特にタイ、台湾、中国、カンボジア、インド、インドネシアなどでの運転は非常に危ない。

何故なら車も歩行者もかなり無謀だし、交通ルールをまともに守っているとは思えないくらい怖い。

対物の交通事故だけならまだましですが、人身事故を起こしてしまったとなるとそりゃ〜大変なことになるでしょう。

だからできるだけASIAでは運転はしないほうが良いと思います。もちろんASIA諸国で生活をするとなると話は別ですが。

ところで、韓国の場合は歩行者のマナーは比較的良いのですが、車は正直怖いです。

特に彼らの車間距離は日本人の車間距離よりもずっと短く、追突するんではないか?と思うくらいピッタリと前の車のうしろについて走る。

実際タクシー以外で助手席に何度か乗ったことがあるのですが、それはもう怖くて怖くてたまりませんでした。

それでも彼らは普通の顔をして難なく運転をしている姿を見て、すげーなぁ〜といつもながら感心してしまいます。

決して自分も同じことをしようとは思いませんが。


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