OSギア
ビーダマンシリーズを面白くした画期的パーツ。
旧ビーダマンシリーズにも付けられないことはないが、細かい部分でガタが出るようになっており、しかも旧ビーダマンシリーズではOSギアの性能を発揮できるようになっていない。
スーパービーダマン、OSビーダマン用の(メーカーが格好付けて言うところの)「強化外骨格」である。
もともと、旧ビーダマンは「ぶつけても投げても壊れにくい」を求めて作られたようで、あちこちネジ止めがしてある「完成品」だった。しかし、スーパービーダマン以降は逆の考えで作られている。すべてのパーツが簡単に取り付け、取り外しができ、素手でバラバラにできる。これにより、頭部パーツや足などのパーツに「オプションパーツ」という考えが生まれ、それなりに個性のあるビーダマンが組み上げられるようになっていた。しかし、それをさらに発展させたのがこのOSギアである。オーバーシェル(OS)の名の通り、ビーダマンに着せて使うのだが、あちこちに切れ目や穴があり、そこに様々なパーツを付けて使えるようになっているのだ。
大人が力を込めてもガタが来ない、かなり完成度の高いパーツである。
アメリカあたりじゃ作れないね。やはり日本よ、こういう製品は。






ウィング&トリガー

商品名は『しろボンバーマン』として売られている。
通常の白いスーパービーダマンに、このトリガー系パーツが付いている。
スーパービーダマンは、ホールドパーツの後ろ左右に穴があいている。ここにもいろいろなパーツが取り付けられ、主に絞め撃ちなどに向いたシステムとなっている。
右側のウィング3種は、その微妙な間隔で付けられたバーをビーダマンのホールドパーツ後部にはめることで「簡単に絞め撃ちが出来る」様になっている。
OSギアとの混在ができない点が残念だが、なかなか使えるシステムだ。
トリガーの方は、普通のスーパービーダマンに付けられた貧弱なトリガーではなく、両手の親指を上下のトリガーに引っかけることで両手撃ちがし易くなっている。
まぁまぁの佳作である。





あかボンバーマン
これは下のコースナビゲーターがセットの基本。「角度計の付いた台の上に乗ったビーダマンを微妙に動かし、正確にコースを狙う」、という話だけどさ。
んなもん、見て判るとおり、実戦には向かない。
かと言って、自分の家で練習するとかにも向くわけがない。
練習ってのは、ビーダマを発射する威力とか、ビーダマの給弾スピードを上げるとか、コースを勘で狙えるようになるとか、そういう訓練のためにするもので。
競技中に「5度右に回して発射」とかやってて勝てるワケがない。
商品のラインナップのためにあるものですね、ハイ。




きいろボンバーマン
スーパービーダマンシリーズでは異彩を放つこのビーダマン。
見るからに変。
「顔が外れる」だけですごく変。
これは、スコープなのだ。
まず顔を外す。それから頭を開ける。すると、上からのぞき込めるようになっている。
上から覗くと、顔の真ん中に鏡が斜めに取り付けてあり、ビーダマンの空いた顔から前が見えるようになっている。
顔には、ちょっと見にくいかも知れないが、十字のポイントが入っている。
真上から覗きながらマトを狙い、ビーダマを発射すれば、百発百中だ!!!
はい、ここ笑うトコ。
ここまで「実用」とか「競技」とかいろいろ言ってきたが、もちろんオモチャの楽しみはそんなことだけではない。
「面白い」が一番に決まっている。
そう言った意味では、このビーダマンは「自由形で優勝」なのだ。



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