その11(1999.07.11)

工事自体は結構進捗して来ているとは言え、現場を見に行く度に
閉口するのが、その周りの地面の状態なんですよね。工事に当たって
余分な土については鋤き取って処分して貰った訳ですが、お陰で表面が
柔らかくなったから、雨でも降ろうものなら(おそらく何処の現場でも同様
でしょうけど)まさにねちゃねちゃ状態となります。ま、その辺は現場に
入る皆さんは心得たものなんでしょうね、フレーミングで不要になった角材
を地面に置いて木橋のようにしてますけど、完成した暁にこれでは車も
止められないよなぁ・・・。

外構というのは、実家の例を見ても凝り出せばきりがないし、そうすれば
数百万単位の代物になるのは百も承知、でもそんなお金が出て来るはず
も無いですよね、家本体に予算注ぎ込んでますから。インテリア関係でも
数十万は吹っ飛びそうですし・・・。
それでもせめて駐車場と玄関ポーチまでのスロープだけはやっておかない
と生活に支障出そうなのだから、本当に金喰い虫ぶりを実感しますね(まあ、
まだお隣がいないのだから、境界フェンスは後回しにしてもいい、というより
する他ないですよね)。

メール交換させていただいてる方の中には、「外構は一切自分でやった」と
いう猛者もいらしゃいますし、お庭とかについては自分でおいおいやって
行こうと(というより、芝生とかにするとメンテが大変そうだから、生活の事も
考えてオール家庭菜園にしたいな、と考えていますが・・・)思ってますが、
駐車場とかについては、何しろ重さトン級の車が載る訳ですから、やっぱり
きちんとベースのコンクリートを打って、その上に各種仕上げをするのが
理想なのでしょう。と、なると(仕上げ材をホームセンターとかで買って来て
敷き詰めて行くぐらいなら自分でも出来そうですが)果たしてベースコンクリ
打設が自分に出来るのか、という問題があります。どんなものなのでしょう?

そんな訳で、自分のところに来ているDMの内、ガーデニング雑誌に名前が
載っていて(施工例まで掲載−それ見るとため息出ますが、予算おいくら?)
全国優良業者のネットワークに加入しているという福島市の業者の展示場に
行ってその辺ぐらいまでの工事の無料概算見積もりをして貰いました。

そこで配置図のコピーを渡したら、2日後に概算が家に送付されて来ました。
さすがに早い!

家本体の見積もりで一番嫌っていた「一式」概算だったので、もし本交渉で
これ出されたら速攻お断りですが、まあ今回は・・・ということで出た仕様が、

駐車場部分及び玄関スロープ部分 土間コンクリート金こて仕上げ
建物にかかる部分からの道路側  化粧ブロック積で構成のポスト+生け垣 
        
これで、 「参考価格」が
 1.土木工事    500,000円
 2.ブロック積み   60,000円
 3.ポスト・表札   40,000円 
 4.植木・生垣   110,000円    の計71万円也・・・。

今後、評判も聞きながらいろいろな業者にも当たってみるつもりですが、
まずは「適正価格」の相場を知りたいですよね。家本体なら適正価格の
相場を知る手段は結構ありますけど、エクステリアについては今現在では
本当ブラックボックスだな、という気がしています。
で、その多くが人件費だというのなら、やっぱり日曜大工なのかなぁ・・・。
このHPご覧の方で、ご経験のある方がいらっしゃいましたら、是非情報を
教えてください。お願いいたします。また、それに関連したHPとかご存じで
したら、自分でも調べてみますが、是非ご一報いただければ幸いです。

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中間立ち合いの時に貰った
                             自分のコンテナの船積み証です。

6月最終週(−7/2)は、福島県の地方公共団体の職員が集められて、
「ちょっと慣れた係員向けの研修(係員2部研修)」というのがありまして、
福島市の山奥にある研修センターに隔離されておりました。
いやー、新人の時の研修と違って、年代も近いこともあり、しこたま飲みまし
たし、とても楽しかった(?)のですが、ただ家を建てている訳ですから、
全く進捗状況を見に行けない、というのには非常にやきもきさせられました
(勿論、毎日現場担当さんに電話して進捗状況を事細かに聞いては
いましたけど)。

そうしたら、水曜日のあの大雨ですからねぇ。
その前日に屋根の野地板を貼った、という報告貰っていたから良かった
ものの、そうでなければ、2階床がズブズブになっていたところです。
職人さんによると「今回は特別に」2階床にもツーバイガード(保護フィルム)
を貼ったそうですけど、雨仕舞が済むまではいつ大雨に見舞われるか分から
ないし、これは2×4で建てる方なら(標準工程にないのであれば)是非リクエ
ストしておいた方がいいなと思いました。部材自体は、相当の防水性があるから
一日二日降ったぐらいでは大丈夫、といっても一時間に20ミリも降ったのでは
どうなるか分かったものではないし、用心するに越したことはないでしょう。



とはいえ、施主がいなくても工事は粛々と進む訳でして、先週の土曜日には
スケルトン状態だったのが、3日の土曜に(娑婆に復帰してから)見に行ったら
サッシも全て入り、屋根工事も野地板が貼られてアスファルトルーフィング
(屋根を葺く前に敷く黒っぽい下地材のこと)も済み、いよいよ瓦を搬入、と
いうところまで来ているのですから、やっぱり本人的には進んだなあ、と思い
ますね。

で、構造関係は全て終了したこともあって、この日は中間立ち合いがありました。
職場で強制参加のバレーボール大会に出場していたこともあって、開始を午後
4時からにしてもらった訳ですが・・・。

要は、電気配線の最終確認でしたね。営業さん、現場担当さん、それに電気
工事業者の方が立ち合って、一ヶ所一ヶ所位置や高さを確認して行き、場合に
よっては微調整をかける、といった感じです(あと、押入の枕棚の高さとかも
確認はしてますけど)。

但し何カ所か配線指定していたにもかかわらず、電気図面上では抜けていた為
工事がされていなかった、というのもありましたので、把握と確認は必要です。



照明配線及びスイッチ・コンセント・電話ボックス設置並びに配線がされてました。
今回、ISDNを導入することもあって、2階書斎の配線(右/下の写真)が
一番複雑になっていますが、ターミナルアダプターのアナログポートから
各部屋に電話が行くように、アナログ回線を独立した3系統設置した訳なの
で、当たり前といえば当たり前なんです。ただ、何故そんなことする必要が
あるのか、というのを電気屋さんに伝えるのが一苦労。こういったのは、言葉
だけでは伝わらないものなんですね(後日、ターミナルアダプターのカタログ
見せたら、一発で理解してくれましたが・・・)。

一応、自分なりに使い勝手とかも考えて位置は指定したんですけど、それでも
おそらくいざ使い始めてみると、ここはこうすれば良かった、なんていうのが
出て来るのでしょう。それでも、自分で配線の構想を練らないと、コンセントが
タンスの後ろに隠れたり・・・なんてことも多発するでしょうから、この作業は
大事なのだと思います。



当然、金物の入れ具合も確認しています。左(上)が小屋組用の「ギャング
ネイル(ギザギザの爪が無数にあって、それを食い込ませることで強度を
得ているそうです)」で、右(下)が2階根太受け金物なんですが、一応目視で
きちんと釘が打ってあるかどうかを調べました。で、内部については特に問題
はなく、何となくほっとしたののつかの間・・・(詳しくは後述)。

そんな訳で、中間立ち合いが終了したため、次のステップに移る前に住宅
金融公庫の中間検査を受ける必要が出て来ます。
郡山市では毎週火曜と金曜に行っている、ということなので7月6日の火
曜日に実施しました(仕事上休めないので、現場担当さんに立ち合いも含め
全て依頼しました。ちょっと未練はありますが)

結果は問題なしだったそうですが、さて?

その翌日、消化を義務づけられた夏期休暇のために、休みを取って現場を
見に行ったら・・・。



屋根まで綺麗に仕上がっていました。
結局、屋根の洋瓦の色についてはモスグリーンを選択した訳ですが、
ここまで来ると、外壁のダークなレンガ色と合わせて相当渋い外観に
なりそうなあ、というイメージがどんどん湧いてくるものです

この日は屋根工事も完了して、来ていたのは電気屋さんぐらいでした。
そんな訳で、外回りの工事が始まる前に金物がきっちり入っているか、
を足場よじ登って確認することにしました。ターゲットは「ハリケーンタイ」と
言って、屋根が吹き飛ばされないように、本体と屋根パネルを緊結する
ものです。そうしたら・・・。



一ヶ所だけ、釘打ちが抜けているところを発見(右/下の写真)。
勿論、現場担当さんにも連絡して、状況をみてもらった結果、
早急に手直しの手配をしてもらうことになりましたが(釘を打って
貰えれば済むことだし)、中間検査を経た、ということは現場担当
さん的には、構造面ではOKだという認識であると思いますので、
時にはこうした抜き打ち的フォローも必要なんだな、ということを
実感した一日でありました。
(屋根面まで足場上る、というのも本当は良くないのでしょうが・・・)

その後、木曜から土曜までで断熱工事が完了した、とのこと。
今日(11日の日曜日ですが)、自分のニュータウンで交流バーベ
キューパーティが行われ、出席する予定ですので、その時に
窓のところからぐらいは確認しておこうと思っています。後は
やっぱり念押しでしょうからね。

12日からはいよいよ大工さんが入っての造作工事となるため、
構造最重視の自分としては(外壁の方は注意する必要があるで
しょうけど−特に天気ですね、レンガ貼りなので)ちょっとゆとりが
出て来た感はあります。

よって、次回更新までちょっと期間が開くかもしれませんが、何か
トピックスがあれば表紙写真で速報しますので、今後ともよろしく
お付き合いください。

さて、どうなることやら・・・。

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