家づくりの軌跡
                (その24 2000.5.14−近況編)

昨日の晩から雨になりまして、今日朝起きたら、ビニールシートが被さっている駐車場面は水溜まりに。

GW後半から少しずつエクステリアの方にも取りかかっているのですが、なかなか自分の思惑通りには行きませんよね。もっとも、今日はHPの更新に充てる日ということにしてたので、どっちにしてもお休みではあったんですけど・・・。
作業中
とはいえ、せっかくあれだけ苦労して枕木仕入れて来た訳ですから、少しづつ進めて行かないといけません。

一人でやるには相当な分量があることは確かなのですが、優先順位としてはやっぱり駐車場ということになります。土がむき出しのままなので、雨でも降ろうものなら泥田と化してしまいますからね。車など止めれたものではありません。
現状ではビニールシート敷いてしのいでいますが、それでもやっぱり水は漏れてしまいますし。

ただ、本格的にやるとすればそれこそきちんと墨出し測量でもして穴を掘るべきなのでしょうが、自分的には車が止められれば十分、といった感じですからね。車が乗るところだけ枕木(上の写真で自分の後ろに写っている原木を2列に敷けば、接地面20p×2で40pのレーンが出来ますので)を置くので、一応メジャーで計った上で大雑把に穴を掘って、あとは砂を入れて高低差調節すればいいや、と思っています。もとより、手先も不器用だし、細かい仕事は苦手だから・・・。
あとは、必要に応じて自分で砂利でも買ってくればいいと思っています。

その意味で、自分の家を施工した時の基礎屋さんは巧かったなぁ、と痛感してしまいました。高低差ピタリでしたからね。当たり前なのでしょうけど。

枕木の断面が20p×15pなので、20pの方が地表面に出るようにしたい訳です。で、それを2列に並べますので、深さ20pにしておいて、5p分は砂で調整する予定なのですが、それだけ掘るのも父から貰ったスコップ一つでは難儀するものなのだな、と・・・。後から山砂を入れた表面はともかくとして、その下は結構土が堅いですからね。おまけに、結構あっちこっちから粘土が出て来て、それだとスコップが通じません。軍手した手で掴み出すしか無い訳ですが、においも強烈だし・・・。

鍬でも買ってくればもう少し捗りそうですが、もう資金もあまりないので、手持ちのアイテムで何とか頑張ることにします。粘土質の地盤、というのは良く聞きますが、これはやっぱり造成工事の時に混入したものなのでしょうか?施工は大手ゼネコンなんですけどねぇ。
5月13日現在
とはいえ、少しづつ掘り進めていって、取り敢えず車一台が止められる長さの片面までは来ました。来週、砂を入れて調節してみようと思っています。それで工程の1/4なんですけどね。
まだまだ先は長そうです。


この不景気で、自分の家が建っているニュータウンも売れ行きの方はあまり芳しくはありませんが、それでも売約済の区画とかにぼちぼち家が建ってきて、少しづつ体裁が整って来つつあります(もっとも、自分の家は2×6工法かつ外壁総レンガ貼りの要塞のような家ということもあって、窓は殆ど開けませんし〔むしろ夏を除けば開けない方が快適だと思います〕、何回かバーベキューや芋煮会等では交流していますが、ご近所とは会った時に挨拶する程度で、普段はお互いに干渉することもなく、個人的には気に入っているのですが、本当に静かなところです。どうせ、買い物は街中に出てしまいますし、車があれば別に不便は感じないというのもあって)。

自分の家の区画一帯は、団地の中でも(丘の頂上ということもあって)一番早くから南側区画は売れていたのですが、自分の区画から見て斜め右側の区画については(契約してから建てる)売建分譲地になっていまして、そこの工事が現在進行中です。
奧は建築中
そこは、境界的には自分の区画と接することはないため問題はないのですが、自分の前の区画もこの業者が管理していることが判明したため、売れれば工事ということになります。となると、自分の区画の方が高台にあるため、南面区画に擁壁を建てる義務があり、それに手を付ける必要がでてくる訳です。

さて、その擁壁の話をする前に、自分のご近所さんとなる家のことについてちょっと触れてみたいと思うのですが・・・。
上の写真で今建築工事をしている建物の2件右隣りに、この業者が先行してモデルハウスを建てまして、GWに内覧会をやっていました。
モデルハウス
販売価格は約2450万円と看板建っています。土地(65坪前後)建物(35坪見当)込みで。さらに、その中には、トヨタ・ヴィッツまでついて来ます。キャッチフレーズは、「新しい家、新しい車で通勤しよう」。

これを見れば何とお安い!ということになるのでしょう。でも、その辺の区画の土地は売り出し価格1300万円台のはず。勿論、この団地の売れ行きを考えると、一気に4区画も確保しくれるのだから、土地の方も多少は値引きしたことでしょう。国土法の監視があるから、出血サービスは無理にしても・・・。

つまり、家だけでみれば1000万円弱の家なんです。それが何を意味するのか・・・。
これ以上のコメントは控えさせていただきますが、まさに、「ザ・建売住宅」の称号を贈りたい構造でした(笑)。
例えばですね・・・。
土台は米栂

でも、構造とかに比べれば、ちょっと見せて貰った内部は意外に普通でしたね。

モデルハウス和室
モデルハウスリビング
これなら、この価格であれば気に入る方が出てきても不思議ではないなぁ、と思いましたね。完成形だけを見る限りでは。長持ちするかどうかは別にしても・・・。お隣さんになる訳ですから、大きなトラブルがないことを祈るばかりです。

それにしても、この単価にしてユニットバスはきちんと1坪タイプでしたし、ウォシュレットも1・2階完備。窓もサッシ自体は安いアルミサッシであるものの、空気層の厚みが薄い(6o)とは言えキチンとペアガラスも入っています。設備の仕入れ値は相当安いんでしょうね。こればっかりは凄い!、と思いました。ということは、構造体や工賃は相当叩いているのでしょうが・・・。
どちらが良いか、の問題ですけど、坪20万円台となって来るとさすがに・・・。

お化粧すれば何とやら・・・ですが、本当に建売は怖いですね。余程気を付けて業者を選定しないと後で大変だと思います。
ただ10年品質保証制度が始まったので、大きなトラブルには対処して貰えるとは思いますけど、相手があることですからね。

さて、擁壁の方ですが、取り敢えず自分の団地に出入りしている業者の内、土木も手がけている工務店さんに見積出して貰うことにしました(そこもこの団地で建売何件か建てています。ちなみに、上の写真の業者とは別です)。

叩き台ですね。

擁壁の場合、松竹梅ではありませんが、ブロック積→現場打ちコンクリート→既製コンクリート擁壁の順で高くなるのが通常ですが、今回はどうせ前に家が建てば隠れる部分ですから、キチンと施工さえしてくれれば、見栄えはどうだって良い、というのが正直なところ、というのもありますので。

で、昨日その業者の方が見積書持ってやって来ました。中身なのですが・・・。
(共通事項 工事高さ1メートル)

コンクリートブロック積 単価@18,000円×工事延長13.1メートル=235,800円
現場打ちコンクリート 単価@24,000円×工事延長13.1メートル=320,950円
これに加えて 整地・土入費用として10万円が計上されていました。

当然、このニュータウンの業者の仲介手数料分も入ってますし、交渉すれば少しは引いて貰えるとは思いますけど、それにしてもどんぶり勘定ですよね。もう少し詰めてみますが、おそらくこことは契約しないのではないでしょうか。

折しも、先週の木曜日に福島民報という地元紙で、いわき市にある建設業者がインターネットによる各種工事の受注を開始した、との記事が載っていたんですよ。しかも、HP開設記念キャンペーンで6月10日頃までに契約の場合は、工賃30%オフとのこと。早速アクセスしてみました(職場で日経・朝日と地元2紙に目を通している成果でもあります。自分では新聞とってないですし。ちなみに、休日は図書館です)。

すると、各工事の金額帯が明記されていまして、擁壁・土留工事の高さ1メートルものについては、17,000円から、となっていました(30%オフだと11,900円から、ということになります)。ネットで公開する程ですから、その業者にしてみると、適正な価格水準ということになるのでしょうが、ブロックだとすると上の業者のどんぶり勘定とそんなに変わらない訳で、するとどうなのかなぁ?ま、3割引なら文句無く安い、ということになりますが。17,000円の工事がコンクリブロックなのかコンクリ打ちなのか分からないので何とも言えませんが、ひとまず見積もり依頼のメールを出してみることにしました。

ただ、この業者の場合、施工地域がいわき市でも一番南である勿来(なこそ)地区で、それ以外の地域は要相談、ということになっているんですよ。(いわきから新潟まで続いている)国道49号線のいわき寄りの立地ではあると言っても、果たして郡山まで施工しに来てくれるのか、は疑問ではあります。ま、その辺りも含めて回答が近いうちに来ることでしょう。

ま、今すぐではないので、他にも業者をいろいろ当たってみようと思います。土木専門の業者で、L型擁壁とかなら安く出来る場合もある、と聞きますし・・・。今回はそんなに時間もありませんが、ただやることもそんなに複雑ではないですから、頑張ってみたいと思っています。

本当、毎日暮らせれば問題はないんですけど、週末のみだと慌ただしくて思った通りに事が運びませんね。今年に入って更に時の経つのが速く感じますし。ただ、もう5月も半ば。この分だと1年もあっという間かもしれません。

さて、どうなることやら・・・。
次回は6月半ばにアップしたいと考えておりますので、また見て頂けると幸いです。

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