その9(1999.6.16)

6月も半ばにさしかかりまして、当然の事ながら基礎は完成しております。
こんな感じですね(撮影が6月5日なので、玄関入り口付近はまだタイル
下地のコンクリを打っている段階ですけど、これも12日に確認したら綺麗に
出来てました。詳細は後ほど記載します)。

(こんな時に故障してくれたデジカメもようやく復帰してくれました。
今後はもう少し「軽い」画像を提供出来るかと思います)

それはさておき、カナダからの資材コンテナは6/3に到着済みな
訳でして、当初予定では10日からフレーミング(組み上げ)開始
だったのですが、トップページでも記載したように、自分の現場に
入る大工さんの前の現場が遅れた影響で、開始が17日の木曜日
から、ということになってしまいました。

まあ、そういうローテーションについては自分の一存でどうにでも
なるわけではないですからね。ある意味で「まな板の上の鯉」的な
面がありますし、決まったことをじたばたしても仕様がない、とは
思うのですが、それにしても先週今週と、梅雨入りしたにもかかわらず
ちょっと夕立があったぐらいでいいお天気続きだったのがねぇ・・・。
フレーミングの標準工期が2週間というのだから、せめて最初の一週間が
ピーカンのお天気ならば精神衛生上は非常に宜しかったのですが・・・。
折しも、今度の週末が梅雨前線北上−一時雨予報というのだから、
余計心配になります。

いずれにせよ、現場監督さんに雨対策をきっちりしてもらうしかない訳
なんですけどね。構造体は強制乾燥材だからまだしも(それでもスプルス
材だから濡れるのは余りいい気分ではないけど)、床の断熱グラスウールや
構造用合板が濡れて反ったりでもしたら・・・と心配で。
まあ、何かあればここで報告することになるとは思いますけど、それ以前に
万全の対策を取って貰いたいと思います。それでなくても、地鎮祭の時に
貰った工程表からは、(不可抗力とはいえ)現在のところ2週間遅れな訳ですし。

自分の場合は、完成自体はそんなに急ぐ必要はないからいいのですが、
いろんな本に書いてあるように「工期にゆとりを持つ」というのはやっぱり
大事だと思います。家づくりの過程のどこかで突貫工事になっては、
マイナスでしかないでしょうから。
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そんなところで、今現在はちょっと中休みの感があります。

とはいえ、私自身の特性として、一旦何かに熱中している場合には常に何らかの
形でテンションを高めていないと、反動が怖いというのがありますので、そのエネ
ルギーをどこかに向ける必要があるんです。

そんな訳で、手を打ったのが「照明」と「カーテン」。

「照明」−今のメーカーに契約するまでに、いろいろなメーカーの見積を取った訳
      ですが、照明については、「別途工事で20万みて貰えばいいでしょう」
      が相場でした。しかし、今の自分には1万だって惜しい訳で、そりゃ
      お任せの方が楽だとは思いますけど、下記の理由もあって、自分で購入
      して取り付ける道を選択しました。

      輸入住宅ですから、カタログとか住宅雑誌とか見ていますと「白熱灯を
      多用した暖かみのある照明」が多いですよね。家づくりの本を読んで
      みても、照明については「部屋の中に蛍光灯が1つだけ、というのは論外」
      なんて書いてあることが多いです。

      でも、それのどこが悪いのでしょう?  
      天井にダウンライトを埋め込むと確かにムードはあると思います。でも、
      白熱灯って結構熱持ちますよね。特に今回はグラスウール断熱な訳です
      から、埋め込んだダウンライトの周囲の断熱はどうするのか、という点が
      気になります。直接かぶせては焦げるでしょうし、かと言ってそこだけ
      断熱材をくり抜いたのでは、部屋の冷房なり暖房なりがそこから逃げて
      いくでしょうからエネルギーの無駄(それでなくても、白熱灯自体、電気
      相当食いますよね)になると思います。実際には多分ダウンライトの上を
      カバーして、その上にグラスウールを敷くのだとは思うのですが、その施工
      状況を素人が確認出来る方法が思いつかないので、リスクがあるなあ、
      と思ったんです。
 
      まあ、日々の電気代を抑えたい、というのが一番の理由であることは否定
      しませんが、白熱灯系の光が欲しければ今は電球色の蛍光灯を買えば済む
      訳ですから、省エネも考えて今回、プランに付いてくる白熱灯と手持ちのグロー
      ペンダントを除いて、他は全てインバーターシーリングライトで統一することと
      しました(今はどれも”簡単装着アタッチメント”付きですし)。

      そんな訳で、仙台・いわき・福島・郡山と量販店やスーパーを現場チェックや
      買い物の際に見て価格を比較し、タイミング良くセールになった時に購入する、
      といった作業を繰り返し、やっと必要数量を確保出来ました(秋まで今いる職員
      公舎の倉庫で眠る事になりますが・・・)。

      インバーターシーリングに関して言えば、破格値を出す量販店は限られて
      いましたね。勿論、ホームセンターとかに行けばもっと激安なものもありました
      が、聞いたこともないメーカーのだとやっぱり不安になります。やっぱり
      一流メーカー品のでないとねぇ、ということで以下の通りとなりました。

      8畳超の部屋(リビング・主寝室)用102W(東芝製)
                              ダイエーいわき店 で9980円/台
      6−8畳の部屋(ダイニング・2F東南の部屋)72W(NEC製)
                              ダイエー仙台店  で6980円/台
      4.5畳の部屋用(書斎)用62W(東芝製) 
                              ラオックスいわき店 で6980円/台
      同和室用吊り下げ型シーリング62W(東芝製)
                              ラオックスいわき店で5980円/台
(4.5畳用の二つは現品処分品−交換用の新品の蛍光管もサービスしてもらいました)

      デザイン的にはシンプルというか、無難なものにしました。 
      それぞれ、セールで買ったのでいつもはこんなには安くはないということだけ
      記載しておきますが、自分が見て回った感じではプライスリーダーはダイエー
      だと思います。商品の型番が妙に長いのでもしかしたらダイエー専用製品かも
      しれませんね。

      結果、税込みでも5万円ちょっとで照明が揃った訳ですから、調査の甲斐は
      あったと思います。もし、時間が取れれば気長にチャレンジされてみては
      いかがでしょうか?

「カーテン」−これは今現在も悪戦苦闘中です。

    前々回のアップで、建設業新聞を見たらしく家具屋やらエクステリア業者とかから
    色々ダイレクトメールが来ている、という話を記載したのですが、当然カーテン業者
    からも結構来ています。チラシでは威勢いいですよ・・・「一流メーカー品が60%
    オフ!」なんてそそられるキャッチコピーがてんこ盛りですから。  

    しかし、その価格例の記載を見ると一気に買う気が萎えます。
    200p×200pので 18600円/枚なんて金額出されると・・・。
    全部オーダーで揃えれば数十万コースというのを、まさに実感しました。
    当然そんなお金出て来ませんし、カーテンというのは遮光して、断熱して、内装と
    調和してくれさえすれば、寸法的に大は小を兼ねるぐらいは全然OKなので、
    (見栄えはちょっと悪いかもしれないけど、本質的には問題がないですよね)
    既製品でも一向に構わないと思ったんです。
    (企画型輸入住宅ですから、窓寸はモデルハウスで測れば良い訳ですし)

    とはいえ、やっぱり定価で買うのは自分のポリシーが許しません。取り敢えず、
    今度は各スーパーの自社企画製品(よくいうプライベートブランド)の型落ち品
    (生産終了したものとか)に狙いを絞り、単価を調査してみた結果、窓の大きさで
    違いはありますが、総平均で5000円/窓(レースのカーテンと普通のカーテンとで)
    ぐらいで上げることは、じっくり取り組めば可能そうだな、という感触を得ました。
    これで8万円前後になる計算です。

    そんな訳で、いざ購入開始となった訳ですが・・・。

    レースのカーテンは意外に簡単ですね。柄はシンプルなやつにしていますが、
      長崎屋の「サンバード」「デイリーインパクト」
      マイカルサティの「スーパープライス」 等丹念にあちこちのスーパー巡りを
      していれば、1000−2000円の間で掘り出しものは出て来ます。
     (長崎屋福島店の閉店売り尽くしセール、という特殊事情はあったにせよ)
      で、手持ち品と合わせれば7.8割方は揃いました。まあ、家の完成までには
      ゆとりをもって揃うことでしょう。

    問題は普通のカーテンの方です。
      勿論、柄に一切こだわらなければ(単なるバーゲン専用品とは一線を画した)
      生地も上質で水洗いも出来、かつ遮光性もあるものが、見切り品として店頭に
      単価3000円以内で並んでいる、というのはあります。しかし、多くは色彩的に
      (色彩感覚に乏しい自分でさえド派手だと思ってしまう)花柄だったりするんです
      よね。勿論、その中には今回のペールピンクの内装に似合うものもあるかもしれ
      ないですけど、そもそも自分自身ではグリーン・ブルー・グレーのいずれかで、
      かつ無地かごくおとなしい模様入りのものを選んで、シンプルな内装にする方が
      長い目でみても飽きが来なくていいのでは、と思ったんです。
      カーテンも確かにインテリアの一部であることは否定しませんけど、少なくても
      自分の美意識に沿って、内装とも調和してくれれば、あとは遮光性や断熱性と
      いった性能面の方をより重視したいな(しかもハイコストパフォーマンスで)、と。

      そうなると、眼鏡に適うカーテンというのは余り多くはない、というより少ないです。     
      県内及び仙台まで見て回っても、購入出来たのはまだ2割程度です。2階の東側
      2室及びダイニングについては手持ちので対応出来ますが、これから普段使う
      リビング・客間・主寝室・書斎については簡単には妥協出来ない訳でして・・・。
      それでも幅100p×縦133p×2枚の小窓用セットなら割と入手は容易ですけど、
      それより大きなものとなると、本当運の世界かなあ、といった感じです。
      まあ、入居まではまだ4ヶ月ありますし、また夏期休暇期間も近づき青春18
      きっぷ(普通列車乗り放題きっぷ)が7月20日から使えるようにもなりますので、
      旅先の駅前にあるイトーヨーカ堂とか長崎屋とかジャスコとかサティとかの
      カーテン売場をバック持参で覗いて、掘り出しものがあれば順次購入して行こうと
      思っていますし、また少しずつ大きな(ディスカウント系)家具屋のカーテン売場も
      チェックしていこうとは思っているのですが、さてどうなりますことやら。

      読者の皆様の中で、遮光カーテン・水洗い可能かつ3000円/窓前後という条件で、
      良い情報がありましたら、是非教えてください。東日本に限らず、関西圏ぐらいまで
      であれば、旅行のプランニング次第で対応出来ますので。   
            
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5月27日に基礎コンクリートの打設を行った訳ですが、その週末に状況を見に行ったら
こんな状況でした。

住宅金融公庫の標準仕様よりははるかに高く立ち上がっているなあ、というのが
正直な印象でしたね。コンクリ流し込んだ上の方は想像していたのよりも真っ平らで
丁寧にやってくれたんだな、と思いました。ただ、(後で現場担当さんに聞いたら
支障はない、ということでしたが)基礎からニョキッと出ているアンカーボルトが、
完全に垂直にはなってはいなかったのが、残念と言えば残念でしたが・・・。

結局基礎養生は5日間でした(木曜日にコンクリを流し込んで、月曜日に型枠を
取り外す、という流れでした)。土曜日に見に行ったとき、上の写真のように特段
ビニールカバーとかで養生はされていなかったんですけど、このあと夕立が来たん
ですね。これも後で現場担当さんに確認したら「コンクリも一旦表面が固まれば
雨が降っても特段支障はないですよ」との事でしたが、果たしてどうだったのでしょう?
土木面では素人なので何ですけど、コンクリの強度的には問題がなかったのかなぁ・・・。

で、それから一週間経ちまして、6/5の土曜日に見に行きましたら、こうなっておりました。

型枠は外され、給排水の先行配管をした後に防湿コンクリートを打ってました。あと、
土間コンクリート部分となる玄関ポーチと浴室部分には既に床断熱用スタイロフォーム
(要は発泡スチロールの親戚だと考えていますが・・・)も打たれていました。
防湿コンクリも、土がむき出しの状況も見ているだけに、差額払ったけど打って良かった
と思いましたね(本当、標準仕様にすれば良いのに)。
大体基礎完成の目処はついたな、といった感じでした。現場担当さんの話では、
あとはモルタル補修を行う程度だそうですし。

ただ、気になったのは上の右写真の深基礎部分(後で駐車場用コンクリートを打ちやすく
するため、当然オプションでしたが・・・)にこんな穴があったこと。

水抜き用の穴を開けた、との説明は受けましたけど、こうみると工事失敗したのかと
ギョッとしますよね。給排水配管のように先行してスリーブ用紙管でも仕込んでもらえ
ればもっとスマートに出来るようにも感じましたけど、そうするには穴が小さすぎるという
ことなのでしょうか。まあ、きっちりモルタルで穴空けた周囲は塞いでもらうようにしましょう。

そんなところで、17日からはいよいよフレーミング(組立)開始となります。
ただ、お天気が・・・。こればっかりはお祈りするしかない訳でして。
ともあれ、19日の土曜日には一度見に行きますので、次回はその現場中継ですね。
お天気次第で、1週分を取り敢えずアップするか、6月一杯の分をまとめて月末にアップするか
どちらかになるとは思いますが、出来るだけ状況が伝わるようにはしますので、
ご期待ください。

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