暮らしの雑感
(2001年2月分−22日更新)

それにしても、ようやく一段落して来たとはいえ、例年以上に寒い冬だなぁ、と痛感しています。
まぁ、1月は(福島に来て今年で5年になるのですが、記憶にないほどの)ドカ雪に痛めつけられた事もあり、2月もどーんと降るんだろうなと戦々恐々としていた割には、今のところ郡山市のある福島県中通り地方では、交通機関が麻痺する程には降らずに済み、助かっています。
気が付けばもう3月も間近。もうドカ雪はないかな・・・と淡い期待は抱いているんですけど、どうなりますことやら。

ただ、大雪は降らずとも夜間の峠は見事に凍結していますからね。安全面の事も考えると冬の間は極力峠越えは少なくしたいと考えるのも人情で、帰れば快適ライフを送れるのは分かってはいても、この時期郡山に戻るのはおよそ2週に一度にせざるを得ません。まぁ、今年の場合は3月に先輩の結婚式が入ったことで、交通費(=ガソリン代)も極力節約して「捻出」しなくてはいけない、といった理由の方が大きいんですけどね。手取りの半分が家のローンに消えている生活では、月の生活費自体が数万円ですし、その中から更に臨時費用を捻出するとなると、極力平日の拠点から動かない事が一番、ということもありまして。

と、いう訳で今月郡山邸に戻ったのは、建国記念日の時の3連休時と更新日(22日)の前日晩から今朝にかけての2回のみです。さすがに3泊4日ともなればゆったり出来ますし、今日は郡山出張が入ってますので、前日に現地入り(?)という訳です。住民票は原町に戻しているためきちんと旅費も出る訳で、一番無駄がないとは言えます。まぁ、それと引き替えにローン減税は諦めざるを得なかったですし、このぐらいは頂いても・・・と言ったことろでしょうか。
それにしても、年度末、このところ仕事の方がとにかく忙しくストレスも溜まりがちだったこともあり、郡山に帰って来るとホッとしますよね→爆睡モードに入ってしまいました。早朝起き出しまして出勤までの時間で一気に更新分作ることなりますので、ちょっと今月は内容短めになると思いますが、今月郡山に滞在するのはこれで最後ですので、記載してみることにします。


それにしても、一時期は2.85%まで上がった住宅金融公庫の基準(最優遇)貸出金利も、このところの長期金利の低下で、またぞろ2.6%まで下がって来たことで、個人的にはちょっと複雑な心境です。(人事ローテーション的にまず間違いないとは言え)万が一この春に中通り地域に異動にならなければ話は別ですが、でなければ、今時分に着工して6月30日までに完成すれば15年、それを過ぎても10年間ローン減税を受けられていた訳ですから・・・。

受けられないにしても、自分の家は公庫金利は2.2%の時に建てていますので、2.8%なら長い目で見れば減税分は相殺されて余りありますけど(ボーナスカットで支払う=還付受けられるであろう所得税が増えないため。今のローン残高からすれば28万円程度還付受けられる計算なんですけど、実際に払っている所得税は半分程度ですからね。加えて、この春からは税務職員手当が無くなる訳で、来年になれば支払う所得税は更に減る事でしょう。まぁ実質可処分的には浮くことになる原町での生活費分と相殺となる訳で、基本的には今までとは変わらないとは思いますが)、2.6%となればやっぱりしっかり減税受ければ、金利差を考えてもそっちの方が得になるかもしれないので・・・。ただ、仮住まいの費用に引っ越し代が4月と完成時の2回かかるとなると、それだけで数十万の出費は間違いないところで、自分にとってはローン減税4年分ぐらいが吹っ飛ぶ計算なんですけどね(因みに、この春の引っ越しは行き先が分かっていることもあり、1年かけて少しずつ週末戻る際に車に積んで運んで来たお陰で、業者に頼むのは冷蔵庫と洗濯機ぐらい。で、あればまともだったら10万円は堅いところ、ヤマト運輸さんの「小さな引っ越し便」なら1万2千円ちょっとで済むようなので、早速仮予約しました。ネット上で各引越会社さんの見積を取ってみても、小口便の取り扱いがなければ、2tトラックのお出ましになってしまい、見積もりも一気に跳ね上がってしまいますからねぇ。
残り6年分ぐらいの還付に止まれば、やっぱり2.2%の方が得なんでしょう。結婚しなければ、今後また郡山から通えないところに異動になる可能性も高く、残りの還付すら全う出来るかどうか怪しい訳ですし・・・。

かといって、この春に完成するように契約して建てれば、今年度の3回目の公庫を申し込んだとして2.8%。公庫保証協会の保証料が自分が家を建てた時に比べると1.5倍になっていることと併せて考えると、ローン減税受けたとしても、2.2%時に比べればまず元は取れかったでしょう。第3回公庫時に公庫金利が2.6%だとしたら、金銭的にはそれがベストだったと思います。ただ、初冬の着工になっていたでしょうから、フレーミング中に1月のあのドカ雪に見舞われていた可能性が高かった訳で、気分的には穏やかではいられなかったでしょう。
人生タイミングと言いますが、家づくりに関しては、何となくそれが噛み合わなかった感がしますね。

まぁ、こう書くのも自分への慰めでしかないのは確かなのですが、過去の建築記録見て頂いても、契約そして建築時期一つで、金銭的にも建物そのものの出来も大きく変わって来ることだけは、お分かり頂けるかと思います。これからマイホームの建築を計画されている方には、自分の体験を参考にして頂き、施主本人にとってベストな時期を選定されますように願って止みません。

ただ、今現在税務という職場にいますと、住宅金融公庫から融資を受けて家は建てたはいいけれど、ローンを返済出来なくなり「公庫保証協会」の代理弁済になってしまうケース(チャラになる訳がなく、当然その後は競売が待っています)が、自分の管内だけで見ても相当の件数出ていることを見聞きしてしまいます。このHPをご覧頂いている皆様にはお分かりでしょうが、自分の場合は年収に占める住宅ローン返済の割合が(理想的だと言われる)20%なんてものではきかず、家にかかる諸々の費用まで含めれば、40%に手が届こうかという状態になってますので、一人で節約に勤しんでやりくりすることで、二重生活ももう1年半こなして来ている訳ですが、当然綱渡りな訳で(共稼ぎならともかく、専業主婦養う形での結婚なんて絶対考えられません)、そんな自分にとっては、ローンを返せなくなって・・・というのは本当他人事とはなく、身につまされるものがあります。

まぁ、そういった事は覚悟の上でのマイホーム建築ですし、超ケチケチモードとは言っても、趣味方面もそれなりに充実していますので、自分としては結構面白いのですが(特に仕事がこう忙しくなると、人間の本能的なもの−食欲や睡眠欲−が満たされ、あと温泉なんかで平日の疲れを癒されれば、それで十分かなと思ってしまいます。その意味では、色んなリスクを背負った持ち家ですが、それでもたらされるくつろぎ感は本当有り難いものですね)、普通であれば、自分のような財政状況で家を持つなんて自殺行為に等しいでしょうから、建て主本人にとってどうなのか。「見極め」が肝心なのだと思います。

だから、当然の事ながら「持たない」選択だって勿論有りだと思っています。
どこに価値を見いだせるかで変わって来ることでしょう。

一言に「家づくり」と言いますが、実際に自分でやってみますと建物を建築することだけが家づくりじゃないんだな、という事を痛感しますしね。

土地の手当てをして、業者や工法を選定して、勿論資金の手当てもして、施工管理(もどき)を経て、やっと手に入る「城」です。
実際にやってみて分かりました。苦労も多いけど、注文住宅を建てることの醍醐味も確かにここにかなりの部分がありますよね。

ただ、そこで終わりではありません。
ガーデニング等々、家の内外更に充実させて行くことだって、勿論「家づくり」です。
でもそれは、言ってしまえば表の顔。結局、ローン返せなければ、何にもなりません。30年計画ですからね。道のりはまだまだ始まったばかり、マラソンみたいなものです。
でも、減価償却が終わった(もちろんその後もまだまだ長持ちする)家ほど、心強い財産もないのでしょうか。ポンコツマイカーだって、売れば一銭にもならないかもしれないけれど、有ると無いとでは大違いだと思いませんか。自分一代で終わるのであれば、別にどうということもないのですが、この先人生どうなるか分かりません。今後は更に「備え」も求められるでしょうし・・・。

どこかで書いてあったのを読んだ記憶があるのですが、「家は真面目に働いて来た人間のみが手に出来るもの」。例外多いと思いますが(苦笑)、当事者になってみると基本的には間違っていないな、というのが実感です。

さしあたり、3月5日に遠隔地異動の内示が出るのですが、今はそれで家から毎日通えるところに転勤になることを祈るばかりです。採用後出先事務所で5年過ごしましたので、人事ローテ的にはまず間違いのないところですが、「ひとごと」ですから、出てみませんとね。
結果分かり次第、HP表紙で速報させていただきます。異動になれば、憧れの新幹線通勤です。

では、時間無くなって来たので話題を変えまして・・・。

5月のサービス開始を前に、「マイライン」の宣伝合戦も更に加熱している感がありますよね。私自身は、ネットでの通信は別にして(今はNTT東日本の「iアイプラン1200」でカバーしています)。音声通話に関しては神奈川の実家にかけること以外は余りしない方です。多くはメールでもカバー出来ますし、金額的にもせいぜい月々数百円のレベルですので(基本料金は別)、それほど敏感になる必要もないのかもしれませんが、それでもこの家計ですから、安くなるに越したことはない訳です。

そんな訳で、先月予告しました通り、極私的ではありますが、私自身の「マイライン」選択論を書いてみたいと思います。ご参考になさって頂ければ、とは思うのですが、どこを選択すれば安くなるかは、一人一人の状況で全然変わって来ますので、一例としてみて頂ければ幸いです。

でも、割引制度は本当複雑(怪奇?)ですもんね。職場とかでも(この生活ぶりですから)「どこにしたらいい?」なんて聞かれるのですが、「迷うのであれば、どこか1社(NTTの場合は一部を除いて地域会社とそれ以外に分かれる訳ですが)に忠誠を誓う(マイラインプラス)のでいいのでは。でも、通話料が何円でも割引が利く会社選んだプランの方がいいよ」と答えています。ここでは、各ブランの内訳はとてもじゃないけど網羅し切れないので、検索エンジンにお任せすることにしまして、多少の手間も厭わないタイプの自分の考えを書いてみることにします。

それではまず、前提となる自分の通話状況を書きますと、
・通話は県外へ(それも神奈川)が殆ど。つまり、遠距離ばかり。
・電話代節約のため、深夜時間帯にかける事が多い。
・市内通話は、要はネット通信です。
・郡山市は全国第3位の広さを持つ福島県の中央に位置しているので、県外への通話になると一番近くても60qを越える。
・上でも書きましたが、通話料はせいぜい月数百円。なので、「月1,000円以上の通話で割引」なんて制度があっても意味がない。NTT東日本の「ケンタくん」を初めとして多いんですよねぇ。
・国際電話は、かけた事がありません。

そんな訳で、現時点では長距離かける場合には001の国内電話を使用しています(深夜時間帯だと1分10円ということになります。6秒ごとに1円毎の課金だから無駄がないですし、今はKDDIに統合されてしまったので、表だっては宣伝されなくなりましたが、密かに愛用しています)。

その長距離市場に殴り込みをかけて来たのが、IP電話技術というものを使うフュージョンコミュニケーションズ。基本料金無料ということで、ならば、と早速申し込みしました(笑)。東京とかにかけるのであれば、3分20円というのは見かけ上は文句無く最安値ですからね。
次点が深夜時間帯の001国内電話の3分30円(但し、今は募集打ち切られましたけど、かけどくパックという月300円以上の通話で国内電話が10%引きという割引制度がありますので、実質上は3分27円となります。但し、それ以外の時間帯は軽く倍ですけど)。

ただ、フュージョンについては、3分ごとに20円というのがミソなんでしょうね。3分1秒だと40円というのでは、ちょっと・・・という感があります。自分で使う際は、2分50秒ぐらいで電話を切るようコントロールする必要はありそうです。90秒ごとに10円ならもっと使い勝手が上がると思うのですが、それだと商売上がったりなのでしょうか。せめて、最初の3分間は20円均一としても、それ以降は90秒毎に10円というのであれば、まぁ納得出来るんですけどね。

ただ、これは超長距離に限った話ではないのですが、短時間の通話であれば、6秒ごとの課金になる001国内電話の良さが目立って来ます。深夜の場合、30秒までの通話であれば、遠距離では一律5円ですし(最低料金−ちなみに、隣接区域までなら1分までは一律5円。その後は12秒ごとに1円です)、2分までなら20円とフュージョンと並びます。2分から3分までの通話であればフュージョンの方が安くなりますけど、うっかりして3分1秒になってしまうと、フュージョン40円になるのに対し、001国内電話31円とまた逆転します。

勿論、昼間時間帯は001国内電話の料金が上がるため、こういった逆転現象は電話料金が20円に達するまでの1分以内の時間帯に限られてしまいますので、フュージョンの価値があるのでしょう。

で、001国内電話はマイラインには選択出来ないので、必然的にこれまで通りその都度001を付けて電話するしかありません。で、あれば電話会社識別記号付けても意味がない、マイラインプラス登録することは、この001国内電話が使えなくなることを意味するため、自分には、出来ません。

これらを踏まえて、自分なりにマイライン契約を組んでみました(よって、NTT東日本での話になりますので、ご了承ください。西日本管内の方は同様のサービスがあるかどうか突合されてみると宜しいかと思います)。

市内通話  −NTT東日本
(どうせ他の新電電とは料金横並びにするはず−東北には「東京電話」や「九州電話」はないので。で、あればiアイプランでの通信にわざわざ識別番号つけるのも面倒ですし)
 なお、1分以内の通話であれば001国内電話の方が安くなるため、使い分けます。

ここからは、必要に応じて001国内電話に切り替えることを前提にしています。

県内市外通話−KDDI
(DDIポケットのPHS持っていまして、グループの強みか、一番良く使う2電話番号まで「無条件で」料金35%オフとなる「ダンゼントークDX」という割引プラン(月の通話料が1,000円超えれば利用度の高い市外局番5つの通話について、25%引きにはなるのですが、これは自分の場合は関係ありません)にかかる定額料100円がタダになります。そのメリットをここで生かしたいと考えました。県内通話だと一番かかっても3分40円で済みます。35%引きで3分26円。隣接区域であれば、元が3分20円ですから3分13円でフュージョンより電話代が上回ることは実際にはそれほど多くないと思われます。
自分の場合、県内市外にはめったにかけないので、これでいいでしょう。もし、3つ目以上の電話番号にかける必要があれば、その時は001国内電話にするなり、フュージョンにするなりすればいい訳です。なので、定額料の元が取れないのであれば、(3分ベースでみれば、他の電話会社と同等か安めですので)ここのマイライン区分もフュージョンとしてもいいのでは?
NTT東日本の「スーパーケンタ君」だと月1000円未満の通話はオール25%引に止まりますから、マイラインプラスで定額料200円をゼロにすれば別ですが、払ってまでの価値はどうでしょうか。

で、県外市外通話と国際電話(←これは現時点では「サービス開始予定」)−フュージョン

でいこうと思っています。勿論、深夜時間帯ないし短時間通話の際には、随時「001国内電話」と切り替えます。ただ、県境に近い地区に住んでいて、都道府県境は越えるけど距離的には近い特定の人とよく電話するのであれば、NTTコミュニケーションズの「シャベリッチ」という割引プランは便利だと思います。ただ、NTTコムにマイラインプラス登録すれば月々の定額料200円は無料になりますが、フュージョンとかと比べると長距離通話時の電話料が割引後もまだ割高になりますので、使用状況に応じて判断する必要がありそうです。

マイラインプラス登録すれば、割引プランの基本料金がタダになる、ということ事を宣伝材料にいますけど、県外市外区分のみ登録すれば済むNTTコムを別にすると、KDDIや日本テレコムなどは4区分全てにマイラインプラス登録しなければ基本料金が割引にならないなど、ハードルが高い気がします。割引プランを使っても全ての料金体系が最安値になる電話会社が存在しない以上、浮気も出来るマイライン登録に止めておいて各社の料金体系のおいしいとこ取りで行った(100円ぐらいであれば定額料払っても、トータルで見れば採算が取れる方も多いのでは?)方が、結果として安上がりになると考えますが、どんなものでしょうか。

そんな訳で、自分なりの考えを記載してみました。早速この形で登録申し込みもしました。
自分の場合は既にミリオンカードの電話割引サービスも平行して入ってますので出来ないのですが、マイライン申し込みで商品券とかが貰えるサービスもあるようです。出来るだけお得に、と考えるのであれば、検討してみるのも一案でしょう。

因みに、ただの「マイライン」であれば、電話機とかについているACR機能の方が優先されてしまいますので、フル活用するのであれば、機能オフにするのが無難でしょうね。「マイラインプラス」はNTTグループのACR機能対策とも聞きますし・・・。

本当は、自分の旅行観についても書きたかったのですが、出勤時間が来てしまいましたので、大変恐縮ですが次月以降に繰り越したいと思います。
参考までに、「旅行スタイル」を象徴する一枚の写真を掲載しておきます。
2/3−4で行きました沖縄旅行の中から、レンタカー車中泊の図です。
要は、貧乏旅行なんですけどね(笑)。でも、安い料金プラン駆使して、結構有る意味ではリッチことしているのかもかもしれません。詳しくは、後日・・・。

もう1週間足らずで3月です。
5日に遠隔地異動の内示が出れば、引っ越しだ何だでフル回転することになるでしょう。
皮算用としては、20日に引越して、23日に平日住む公舎も退去して、最後の一週間は郡山から通う形にしたいのですが、さてどうなりますことやら。
表紙速報(5日が月曜なので9日の晩に郡山に帰ってからですね)・月末の本更新を通じて、状況は随時お伝えして行きたいと考えております。
また、お時間ありましたらご覧頂ければ幸いです。

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