や お い の 王 国  





やおいの王国の読み方

やおいの王国メニューのすぐ下に『最近読んだ本』があります。これは逐次足していって月に1回程度のペースで『小春の書棚』へ移動し、作家別に分けて収納します。この収納は更新履歴に書き込みしません。移動した日付だけを『最近読んだ本』の一番下に書き込みします。
 書棚の中にあった近刊予定と雑誌掲載の感想はこまめに更新したいので(できるかな・・・)独立させました。『近刊と雑誌掲載』です。ここからの書棚への移動も更新履歴に書き込みしない予定です。
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最近読んだ本



11/20

 私小説 藤たまき 新書館ウィングスコミックス 定価 505円税別 

 正調ショタな1冊でした♪  ショタと言っても、半ズボン履いた男の子がおじさんに手込めにされる話ではありません。この場合、ショタコンなのは作者であり、読者のワタシです。

 主人公は中学生で、12〜14歳のそれはもう旬なお年頃。(←この視点がショタコン)小さい頃は病弱で内気だったけど、中学入学と同時に明るく元気に自分を改造!すべくがんばるけなげな主人公と、病気で2年留年している年上のシニカルな同級生(ハンサム君!)そして、主人公が幼い頃に大好きだった元気いっぱいの幼なじみ(ちと傍若無人)の、三人の話です。やおいと言っては申し訳ないほど、純粋できれいな初恋のお話(でもこれを見て喜んでいる作者や読者の視点はやおい・・←しつこいって)でも、三角関係(笑)。

 基本ラインは主人公・紅絹(もみ これもスゴイ名前だ)と元気な幼なじみ・息吹のラブ♪です。幼なじみと言っても、仲良しでずっと一緒だったわけではなくて、転校が多かった紅絹が一時期通った小学校の同級生が、息吹。仲良くしたいとお互いに思っていたはずが、内向的で日記なんか書いていた紅絹と元気少年息吹に接点は少なくて、ほとんど交流のないまま分かたれてしまう二人。でもお互いに離れて、手紙のやりとりも出来なくとも相手のことを大事な思い出として、いつか巡り会う最良のパートナーと想像して、その日までに自分のことを磨く道しるべみたいに心の中に大事に取っておくんですね。その二人が、剣道の試合で偶然対戦する。
 再会を単純に喜んで、学校を転校して来ちゃう息吹は熱い!でも、その熱いけど単純な息吹と、頭でっかちな紅絹はどうにもすれ違ったり、衝突したりしちゃう。なかなか上手く行かない二人がじれったく、そのじれったさがなんともいえない、愛しい作品です。
check! ディアプラス11月号に番外編掲載予定なので、まだ読んでない人は今のうちにチェックしてね。
9/28大変久々な更新です。4月〜9月末まで読んだ本の中から、お気に入りのうちの一部だけご紹介します。

 私小説 藤たまき 新書館ウィングスコミックス 定価 505円税別 

 正調ショタな1冊でした♪  ショタと言っても、半ズボン履いた男の子がおじさんに手込めにされる話ではありません。この場合、ショタコンなのは作者であり、読者のワタシです。

 主人公は中学生で、12〜14歳のそれはもう旬なお年頃。(←この視点がショタコン)小さい頃は病弱で内気だったけど、中学入学と同時に明るく元気に自分を改造!すべくがんばるけなげな主人公と、病気で2年留年している年上のシニカルな同級生(ハンサム君!)そして、主人公が幼い頃に大好きだった元気いっぱいの幼なじみ(ちと傍若無人)の、三人の話です。やおいと言っては申し訳ないほど、純粋できれいな初恋のお話(でもこれを見て喜んでいる作者や読者の視点はやおい・・←しつこいって)でも、三角関係(笑)。

 基本ラインは主人公・紅絹(もみ これもスゴイ名前だ)と元気な幼なじみ・息吹のラブ♪です。幼なじみと言っても、仲良しでずっと一緒だったわけではなくて、転校が多かった紅絹が一時期通った小学校の同級生が、息吹。仲良くしたいとお互いに思っていたはずが、内向的で日記なんか書いていた紅絹と元気少年息吹に接点は少なくて、ほとんど交流のないまま分かたれてしまう二人。でもお互いに離れて、手紙のやりとりも出来なくとも相手のことを大事な思い出として、いつか巡り会う最良のパートナーと想像して、その日までに自分のことを磨く道しるべみたいに心の中に大事に取っておくんですね。その二人が、剣道の試合で偶然対戦する。
 再会を単純に喜んで、学校を転校して来ちゃう息吹は熱い!でも、その熱いけど単純な息吹と、頭でっかちな紅絹はどうにもすれ違ったり、衝突したりしちゃう。なかなか上手く行かない二人がじれったく、そのじれったさがなんともいえない、愛しい作品です。
check! ディアプラス11月号に番外編掲載予定なので、まだ読んでない人は今のうちにチェックしてね。
 1|2|3 ONE・TWO・THREE 朔田浩美 芳文社花音コミックス 定価 590円税込 

 実の兄との関係に悩む高校2年生・充と、充に一目惚れして、兄から充を奪う(救うということでもある)下級生・征太のお話。シリアスな設定ですが、マジメでありつつも明るい、楽しい1作です。
 普通、近親相姦に悩む美少年を救う恋人といったら、優しくて誠実な木訥なタイプが多いけれど、征太は(誠実ではあるけど)チョー強引で押せ押せのタイプ。明るくてやんちゃで憎めなくて、でもいい男。これなら好きになっちゃうのも道理。朔田浩美の描く人物はすごくポジティブでいいです。
はじめて会った時…さ
夕陽なのか何なのかわかんない程 あんた赤くて 服を乱してて
俺が早くあんな風にしたい!
 なかなか、ぐっとくる口説き文句じゃないですか!(ちょっと言葉足らずなとこがまたいいのだ)
 主人公・充も単なるヒヨワとは違う、ちょっと女王様の入ったタイプで、もちろん兄を刺してしまおうとか思い詰めたりしちゃうくらいには繊細なんだけど、基本的にはタイヘン気が強い。この彼が、恋愛は好きだという。キスをする。セックス。という順番を守るべき、と思っている(これがタイトルになっている)とこなんか、可愛いです。

 これは絶対お薦めなので、ぜひ探してよんでね。幸せになれます。
 毎日晴天! 菅野 彰 徳間キャラ文庫 定価 514円税別 イラスト:二宮悦巳

 実は、たった今読み終わったばかり(笑)。
 豪傑な長女を筆頭に、5人兄弟が仲良く騒々しく暮らしている下町の家に、長女の婿が連れ子つきで乗り込んでくる。それは長男・大河が編集しているSF雑誌の看板作家でもある高校時代の友人・秀だった・・・。
 やおいものでは、母親や姉の夫としてやってくる同居人と、息子ないし弟が出来上がってしまうという設定の話はいくつかあるので、そのパターンかなと読み進むんだけど、いや、これはやおい(恋愛物)というよりは「家族愛」がメインの話なのか?というくらい、他3人の兄弟+連れ子1人の「年少組」と、長男と入り婿の二人とのそれぞれの触れ合いがとても濃くかかれています。ともかく、主人公一家はずっと昔に親を亡くしているし、まるで押し掛け女房の様な秀には元々親がいない、連れ子は彼と血の繋がらない養子であってこれも親に恵まれていない。
 子供だけ(主人公二人はいい大人ですが)が寄り集まって、なんとか一つの家庭を作ろうと頑張っている様はとてもけなげで、それでもって笑えます。シリアスがベースの筈なのにどうも笑ってしまう。そしてその笑いにちょっと涙がにじむ、というのが菅野彰の作風でしょうか。
 シリーズ物であるということなので、次作が大変楽しみです。
9/28 98.4月の分は、『小春の書棚 2』に移動しました。(ノエルの分は別分類です)