稚 内 散 歩 3
ノシャップ岬
「ノシャップ岬」からは、右にサハリンの島影と日本最北端「宗谷岬」が望め眼前に秀峰利尻富士≠ニ、花の浮島「礼文島」を一望できます。
この岬には、「ノシャップ灯台」「ノシャップ寒流水族舘」「青少年科学館」などがあり、 また、ノシャップの丘陵地には、大韓航空機事件≠竍日航機飛行航路離脱事件≠ナ、その威力を発揮した「自衛隊レーダーサイト」があリます。
交適の便も極めて良く、市内バスでノシャップ終点下車、そこから歩いて5分「街なかの岬」として親しまれ、訪れる人々も多い観光名所です。特に、「ノシャップ岬」の利尻富士と礼文島をアクセントにする落日は、胸に迫る美しさで、「夕日の名所」として売り出し中です。
昭和60年に「ノシャップ岬・日の入り時刻表』を設置し、日々変わる日の入り時刻を知らせ、再度、夕暮に訪れてもらうよう呼び掛けています。
また、7〜8月の早朝は「ノシャップ岬」の沿岸で、夏の風物詩利尻昆布の採取風景≠見ることができます。「ノシャップ岬」とは、アイヌ語でノッ・シャムと言い「岬が顎(あご)のように突き出たところ(集落)」とか、単に荒々しい岬そのものを指し、岬の周辺は厳しい自然環境を打ち合わせることから転じて「波の砕け散る場所」と言う意味もあります。
ちなみに稚内の「ノシャップ岬」は、『野寒布』という漢字を当て、根室は『納沙布』と当てただけで、アイヌ語からきた語源はまったく同じです。