Cote de Nuit Village

1997.12.20
Noelle
On the first day of Christmas
My true love sent to me
A partridge in a pear tree.

いつよりもなによりもクリスマスが好きなわたくしは、クリスマス派キリスト教徒を自称している。
いつの日か、梨を添えたウズラの信じられないほど凝ったオリジナルレシピを発明してやろうと密かに企んでいるのだが。
今年はクリスマスにかこつけて、「ウチの外付けワインセラー」ことChevalierで、いと贅沢なランチ。

メニューにいたのは鴨さんだったが、厨房には上等なウズラさんが控えていると聞いて飛びついた。
それからCote de Nuits Village 88年。

80年前のイギリスのチェストをずっと欲しくてこのあいだ買ったのだけれども、シンプルで素直でしっかりした感じのオーク材の感じに、この葡萄酒は似ている。
「くせがないけど育ちがいい」(Nao評)。

《クリスマスのはじめの日
わがいとしき人が贈りくれしは、
ナシの木にとまりたるウズラ一羽。》
何ということもない詩句の、何ということもなく日本語にされた瀬田貞二さんの訳みたいに。

ところでChevalierのウズラの下に寝ていた付け合わせは、何と甘く煮込んだ大根でした。
タダモノではない。

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