最終手段

 最終手段とは、「正解の選択肢だけをひたすら読む」というものです。

 平成12年度から出題傾向が変わってしまったので、以前より効果は少ないのですが、やらないよりは少しはマシなはずです。

 過去問題集がいまだに重要な学習教材であるという事は、出題される問題のうち問題文だけを過去問と異なるようにアレンジして、選択肢の組み合わせを変えただけというものが多いということです。

 ただし、うまく問題文をアレンジすれば、選択肢がすべて過去問では正解だったもので問題も作れるので、そういった場合にはお手上げになります。

 加えて、この手の問題は平成12年度では激減してしまったので、今後も使えるかどうかは大きく疑問です。

 試験委員は司法試験の元試験委員が多いことなどから、司法試験択一の過去問やビジネス実務法務検定の過去問からも収穫がありそうですが、こうなるともはや最終手段ではありませんね。同じ択一の問題でも出題形式が大きく異なりますし、負担の増加になります。

 もっとも、万全を期したければこの手の出題形式にも慣れておいた方が良いかもしれません。

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