機動戦士ガンダムSEED

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PHASE-1〜PHASE13(その1)

機動戦士ガンダムSEEDの題名及び内容概略一覧です。

中立国家「ヘリオポリス」を突如襲うザフトのMS部隊。
その目的は地球連合が極秘裏に開発をしていたガンダムの奪取である。
その戦闘に巻き込まれたコーディネイター、キラ・ヤマト。運命のいたずらか、敵対している連合のモビルスーツ、ストライク
ガンダムのパイロットとしてアークエンジェルに乗り込むことになってしまう。親友アスラン・ザラとの戦いに悩むキラ。
へリオポリスでのモビルスーツ奪取作戦から地球降下までを送ります。


PHASE-1 偽りの平和 コズミック・イラ 70.2、血のバレンタインを機に地球連合とザフトが開戦。それから11カ月が経過。
地球連合の秘密兵器が密かに開発されているという情報を受け、ザフト軍、ラウ・ル・クルーゼが中
立国家へリオポリスに近づきつつあった。その動きは秘密兵器の搬出のために訪れていた地球連
合軍の強襲機動特装艦、アークエンジェルもキャッチする。しかしザフト軍の仕掛けた爆弾により、
艦長以下主立ったクルーはその爆風に巻き込まれてしまった。
それらの爆発は何も知らないヘリオポリスの住民達も巻き込んでいく。たまたまゼミ室での研究を
行っていたキラ・ヤマトらもその中にいた。シェルターへの避難をするキラ達。だが、その列から突
如離れたカガリ・ユラ・アスハに気づくキラ。彼女を追って自分もシェルターへの列を離れる。
何かを確認するためかのように歩くカガリ。カガリの腕をつかみシェルターに連れて行こうとするキ
ラ。そんな2人がたまたま出たハンガー。そこには地球連合軍の新兵器が鎮座し、まさにそれを巡
ってザフト軍と地球連合軍の銃撃戦が行われていた。突如「お父様の裏切り者」と叫ぶカガリ。しか
しおかまいなしに強引にシェルターへ放り込むキラであった。
別のシェルターに移ろうとしている時、ひょんなことからマリュー・ラミアスを助けるキラ。だが、ラミア
スはザフト兵の銃弾を肩に受けてしまい倒れる。そのザフト兵と鉢合わせになったキラ。だがそのザ
フト兵こそ、キラの大親友、アスラン・ザラであった。あまりの衝撃的な出来事にしばし言葉を忘れる
2人。その間に割って入ったラミアスは、キラをコクピットに押し込み、新兵器を起動させる。
PHASE-2 その名はガンダム アスランとのことがショックで動揺しているキラ。そんななかで起動する新兵器。その起動画面に出
てくるメッセージは「General Unilateral Neuro-Link Dispersive Autonomic Maneuver」、連合軍新兵
器ストライクガンダムが立ち上がる。
避難しているヘリオポリスの住民達を足下に置きながらの戦闘に気が気ではないキラ。さらにその
住民の中にミリアリア達がいるのに気づき、なおさらである。そんなキラの心配に反するかのように
動きの鈍いストライク。思わずラミアスをはねのけストライクの操縦桿を握るキラ。キーボードを取り
出しあまりにお粗末なGUNDAM OSを驚異的な速さで書き換えていく。突如動きの良くなるストライ
クになすすべもなく破壊されるザフト軍のジン。
一方ヘリオポリスの外ではムウ・ラ・フラガ大尉が孤軍奮闘。それを阻止すべくラウ・ル・クルーゼ自
らシグーで出撃する。劣勢に回るフラガは、ついにクルーゼのヘリオポリス進入を許してしまう。
ミリアリア達キラの同級生に助けられ、看護されていたラミアスは、軍事機密を知ったとの理由から
ミリアリア、カズイ、トール、サイそしてキラの5人を拘束。指示をしてストライクの搬出作業を急がせ
る。ストライクにランチャーを装備させている最中に突如飛び込んでくるクルーゼのシグーとフラガ
のメビウス。クルーゼがストライクに狙いを定めた瞬間、コロニー内にアークエンジェルが現れる。
PHASE-3 崩壊の大地 インパルス砲、アグニをシグーに向けて放つキラ。その威力にシグーが小破したため、やむなく撤
退するクルーゼ。
アークエンジェルに合流するキラ達とフラガ大尉。フラガの「君、コーディネイターだろ?」の言葉に
一時緊迫感漂うアークエンジェル艦内。ナタルやラミアスの取りなしでその場はおさまったものの、
同級生のカズイはキラの能力そのものに怖さを覚え、そしてこのようなコーディネータばかりで組織
されているザフト軍に本当に勝てるのかと恐怖心を漏らす。
ストライク奪取のため再び襲ってくるザフト軍。最初は出撃を拒むキラであったが、ソードストライク
で出撃。ジンの容赦ない攻撃に大地が破壊されていくヘリオポリス。アスランのイージスガンダムと
の戦いのさなか、ついにヘリオポリスは崩壊してしまう。宇宙に投げ出されるストライクとイージス。 
PHASE-4 サイレントラン ヘリオポリス崩壊に茫然自失のキラ。帰投中に漂流していたヘリオポリスの脱出ポッドを回収して
くる。その脱出ポッドにはキラの同級生、フレイ・アルスターがいた。再会を喜ぶみんな。しかし不
安は隠しきれるものではない。
物資補給もままならない状態で出航したアークエンジェルは、ユーラシアの軍事要塞アルテミスに
進路をとることを決定する。そんななかでキラにストライクの整備を命じるフラガ大尉。何故またス
トライクに乗らねばならないのかと反発するキラ。「この艦を守れるのは俺とお前しかいない」の言
葉に返す言葉が浮かばないキラ。
アスランはクルーゼに呼ばれていた。ストライクに乗るのが親友だと聞くと、次の作戦ではアスラン
をはずすことを告げる。しかしどうせ味方に引き入れられないのなら自らの手でキラを討つことを
約束するアスラン。
アークエンジェルの動きを察知したクルーゼはすでにアークエンジェルを挟み込む状態に艦を展
開させていた。それを突破すべく行動を開始するアークエンジェル、フラガ大尉のメビウス、キラ
のストライク。
PHASE-5 フェイズシフトダウン クルーゼ隊はすでにモビルスーツを全機失っていた。そのため奪取したデュエル、バスター、ブリ
ッツ、イージスの全4機のガンダムを投入してきた。その事実に動揺するアークエンジェル。
先行するストライクにアスランのイージスガンダムが接触する。キラへの説得を続けるアスラン。
「なぜナチュラルの味方をするのか?」「戦争を嫌がっていた君がなぜへリオポリスを」そこに割っ
て入ってくるイザークのデュエルガンダム。2機のガンダムに翻弄されるキラ。
フラガのモビルアーマが出てきていないことが気がかりなクルーゼだったが、アークエンジェルを
射程にとらえ、主砲発射態勢に入る。その瞬間を襲うフラガ。見事にクルーゼの艦を小破させる。
そこに追い打ちをかけるアークエンジェル。インパルス砲を受け、クルーゼの艦は戦線より離脱
せざるを得なくなる。
キラは4機のガンダムに囲まれ、戻れない状況になっていた。ビームライフルも撃ちつくし、すでに
パワー切れ。イザークがとどめを刺そうとした時、かばうように割って入ってくるアスラン。ストライク
ガンダムを捕捉し、そのまま帰投しようとする。そのイージスガンダムに砲撃を浴びせるムウ。クル
ーゼの艦を攻撃後、何とかストライクの援護に間に合ったのである。ランチャーストライカーへの換
装を済ませ反撃に出るキラ。その攻撃にガンダム隊は撤退せざるを得ない。
アークエンジェルは何とかアルテミスに入港する。しかしそこで待っていたのはアークエンジェルに
狙いをつけた無数の兵隊達であった。
PHASE-6 消えるガンダム アークエンジェルはアルテミスの部隊によって拘束されることとなった。ラミアス大尉、フラガ大尉、
バジルール少尉の士官3名はアルテミスの1室で監禁状態に。フラガ大尉は、司令達がアルテミス
が絶対に安全だと信じ切っていることに一つの不安を抱いていた。 
アルテミスの傘が常に展開されていないことを突いて、ニコルがブリッツガンダムのミラージュコロ
イドを使って侵入することを提案する。そしてそれを実行に移すザフト軍。
アルテミスでは、アークエンジェルの調査が進んでいても、OSにロックがかけられたストライクの調
査が全く進まないことに焦りを感じていた。ミリアリアを人質とし、パイロットが誰であるかを聞き出
そうとする。自分がパイロットだと名乗り出るキラ。信じてもらえないところに「キラはコーディネータ
ーだから本当」と叫ぶフレイ。ストライクのところに連行されるキラ。そこで「裏切り者」呼ばわりされ
る。
突如の爆音。ブリッツガンダムの攻撃である。光波防御帯の装備を次々と破壊していくブリッツ。こ
れを機に行動を起こす、アークエンジェル、そしてフラガ達。傘が破られたアルテミスはなされるが
ままである。アルテミスとの心中をさけるためにストライクを起動させるキラ。ソードストライカーでブ
リッツとの交戦を開始する。程なくラミアス達も戻り、アークエンジェルも発進する。バスター、デュ
エルの両ガンダムも加わり戦火が厳しくなっていくなか、ストライクを収容したアークエンジェルは最
大船速で脱出する。
自室に戻ったキラは、「裏切りもの」呼わばりされたことにショックを受け、一人ふさぎ込む。
PHASE-7 宇宙の傷跡 クルーゼはへリオポリス崩壊事件の事情聴取のため、査問委員会出席のために
アークエンジェルはアルテミスの爆発に乗じてザフト軍の追っ手を巻いていたが、補給を受けられ
なかったという事実は隠しようがなかった。特に水については供給制限が命じられ、クルー達の不
安を消し去ることはできなかった。月基地への航路画面を見て、フラガ大尉は何かを思いついた
様子。それはデブリベルトの残骸より補給物資をかっさらうという訳である。嫌がるキラ達をなだめ
ながらデブリベルトでの物資探しが開始された。
ザフト軍の臨時査問委員会が始まった。クルーゼの報告により、へリオポリスが連合軍に荷担した
ことにより、崩壊させざるを得ないことが理解され、そしてアスランにより連合軍が開発したモビルス
ーツの性能についてが報告された。動揺する議員達に対し、ザラ国防総長は血のバレンタインの悲
劇を思い出せと訴える。我々は我々を守るために戦う。戦わねば守れないなら、戦うしかないので
す。クルーゼは委員会終了後、アークエンジェルの追撃の任に就く。
その血のバレンタインの現場にいるのがキラ達。24万3721名の被害者を出したその現場は無惨な
ものであった。しかし水のプラントはその場所しかなかった。キラ達はそこの水を補給として使うのを
反対していたが、他に良い手はなかった。物資回収作業が開始。ひょんなところにザフト軍の偵察
機を発見してしまう。こんな場所では攻撃をしたくないキラ。行ってくれと願いながらも作業ポッドを発
見されてしまう。発砲してくるモビルスーツに対し、攻撃をせざるを得ないキラ。そして攻撃をしたこと
を非常に後悔する。そんなときディスプレイに表示される救難信号メッセージと救命ポッド。
アークエンジェルに持ち帰ったその救命ポッドから出てきたのはアスランの許嫁、ラクス・クラインだ
った。
PHASE-8 敵軍の歌姫 ラクス・クライン消息不明のニュースはザフト側では大きなニュースになっていた。当然ながらアスラ
ンもそのニュースを耳にする。ラクス・クラインは追悼式典に向かうために船に乗っていたのである
が、途中で地球軍に会い、ラクスはポッドで脱出させられたのであった。ラミアス達はラクスがザフ
トの評議会議長の娘であることを知り、愕然とする。ラミアスはラクスを月本部に連れていくとどうな
るかの運命を考えると気が気ではなかった。しかしその考えをナタルが戒める。
アークエンジェルの艦内では、ラクスに持っていく食事のことでフレイがもめていた。その場に割り込
んでくるラクス。フレイはあくまでもコーディネータである人間を受け入れようとしない。「コーディネー
タなのになれなれしくしないで」この一言に傷つく、ラクスそしてキラ。
アークエンジェルのデッキでは友軍からの連絡を受信でき、もうすぐ合流できることを知り志気が上
がっていた。避難民達もようやく息がつけると安心していた。
ラクス捜索のためクルーゼ隊は消息不明地点に出撃時刻を大幅に繰り上げ、発進した。その友軍
の動きをキャッチしたクルーゼ隊。ラクス・クラインの捜索任務を続行しながらも、マークをし続ける
ことを命じるクルーゼ。
PHASE-9 消えていく光 友軍とのランデブーポイントに向かうアークエンジェル。つかの間の平和を楽しむアークエンジェル
内の避難民、そしてクルー達。キラはストライクの微調整を行っていた。
ジャミングをキャッチし、にわかに緊張が走るアークエンジェル。クルーゼ隊が先遣隊への攻撃を
開始。反転離脱を命じられたアークエンジェルであったが、先遣隊の援護に向かうことを決めるラ
ミアス。3機のジン、そしてイージスの攻撃に沈黙していく先遣隊。援護のために出撃したキラは再
びアスランと剣を交えることになってしまう。
先遣隊にはフレイの父親がおり、フレイは不安でしかたがない。突如戦闘中のブリッジに入ってくる
が、サイに連れ出される。部屋に戻る最中に聞こえてくるラクスの歌声。
先遣隊の船は1艦また1艦と沈められていく。明らかに劣勢。フラガ大尉のゼロも攻撃を受け、アー
クエンジェルに戻らざるを得なかった。撤退しないとアークエンジェルも沈むと忠告するフラガ。
そんなときにラクスを連れて再びブリッジに入ってくるフレイ。ラクスを人質にすることで攻撃を中止
させることを提案する。が、その時フレイの父親が乗っている船も沈んでしまう。その瞬間を見てい
たフレイは狂乱状態に陥ってしまう。ラクス嬢を人質にするナタル。その行為に黙り込むクルー達。
そしてクルーゼも攻撃中止の命令を出さざるを得なかった。
PHASE-10 分かたれた道 アスランのイージスは、ラクスが人質である無線を聞き一時撤収する。
戻ってきたキラは、フラガにあの無線はどういうことかと問いつめる。しかしフラガの「そういう情け
ねえことしかできないのは、俺たちが弱いからだろ」という一言に何も言うことができない。
父親の戦艦が目の前で落とされたフレイは、未だ錯乱状態であった。そしてその現場に戻ってきた
キラに言い放つ。「何でパパの船を守ってくれなかったの?」「あんた自分もコーディネータだからっ
て本気で戦ってないんでしょう」その言葉にショックで立ち去るキラ。アスラン、フラガ、フレイの言葉
が交互に思い出される。そこに「どうしましたの?」と話しかけてくるラクス。
ラクスに自分も本当は戦いたくないこと、そして親友のアスランとは戦いたくないことを吐露するキ
ラ。そこでラクスがアスランの許嫁であることを知る。その話をこっそり聞いてしまったカズイ。
サイ達がフレイのあの言葉はひどすぎると話しているとき、こっそり聞いてしまった話のことをする
カズイ。もしかすると本気で戦っていないというのは本当かもしれないと。。
キラは人質に使われるラクスの状況は良くないと、こっそりラクスを連れ出すことを決意する。途中
サイとミリアリアに見つかってしまうが、やはり人質を心良く思っていなかったことは事実であり、手
伝うことを約束。ストライクを起動させている最中に、「お前は必ず帰ってくるよな」と問いかけるサ
イ。「ああ、必ず帰ってくるよ」と力強く頷くキラ。「絶対帰って来いよ」というサイの呼びかけを残し、
アークエンジェルを後にするストライク。
クルーゼのナスカ級に対し、キラはナスカ級のエンジン停止とイージスのみでの受け取りを要求。
アスランの申し出に許可を出すクルーゼ。しかし自分もシグーで出撃できるように密かに準備に入
る。
ストライクと対峙するイージス。コクピットハッチを開け、イージスに移るラクス。無事ラクスはアスラ
ンの手に。そしてアスランは叫ぶ「キラ、お前も一緒に来い。お前が地球軍にいる必要がどこにあ
る。」「僕だって君となんて戦いたくない。でもあの船には守りたい人たちが、友達がいるんだ。」
悔しさに絶句するアスラン。「ならば、仕方ない。次に戦うときは俺がお前を討つ」「僕もだ。」静かに
離れていくストライクとイージス。その瞬間ナスカ級のエンジン始動、クルーゼのシグーが戦闘速度
で迫る。フラガも自機で発進。そこにラクスの無線が割り込む。「追悼慰霊団代表の私のいる場所
を戦場にするおつもりですか。そんなことは許しません。すぐに戦闘行動を中止してください。」何と
かラクスの機転で命拾いをするアークエンジェル。その帰投中、本当にアスランと決別をしてしまっ
たことに涙ぐむキラ。
PHASE-11 目覚める刃 キラはラミアス、フラガ、ナタルの3名による軍事法廷が行われていた。ラミアスの判決は「勝手な
ことをするな」ということであった。本来ならば銃殺刑なのであるがというのが前置きであるが。
部屋から出てきたキラに結果を聞こうとするサイとミリアリア。2人はマードック軍曹に1週間のトイ
レ掃除を課せられたらしいが、キラは特にお咎めなしということに安心する。そしてカズイから、キ
ラが友達(アスラン)と戦っていたことを聞いていたことを吐露する。それを知っていたからこそ不
安で、ラクスを届けたら戻って来ないかもという不安があったのだということ。でも帰ってきてくれた
ことを心から安心している様子のサイ。しかしその話を聞いてしまったフレイ。衝撃を受けながらも
何かを決めたような様子。
第8艦隊合流直前のアークエンジェル。サイ達はようやく館を降りられるのではと噂話をしている。
「キラは降りられるのかなぁ」そんなときに現れる、キラ。そしてそのすぐ後に部屋に入ってくるフレ
イ。フレイは前回パニックになったことを謝り、そして「あなたは一生懸命私たちを守ってくれたこ
と」を感謝する言葉をキラに伝える。そして独り言のように話すフレイ。「戦争っていやよね、早く終
わればいいのに。」
そんなときにアークエンジェルを襲ってくるローラシア級とバスター、デュエル、ブリッツの3機のガ
ンダム。警報に部屋を飛び出すキラ。そこに走ってくた子供とぶつかってしまう。起こそうとするキ
ラの前に割って、優しい言葉をかけるフレイ。「また戦争さけど大丈夫。このお兄ちゃんが戦って、
守ってくれるからね。」「悪いやつはみんなやつけてくれるから。」その言葉を聞き、その場を立ち
去るキラ。その姿を見送りながら、不適な笑いをするフレイ。「そう、みんなやつけてもらわなくち
ゃ。」
ミラージュコロイドを展開しながらアークエンジェルに迫るブリッツ。ブリッツの弱点をたくみに突
き、とりつくのを阻止するアークエンジェル。キラはデュエルガンダムと、フラガはバスターガンダ
ムとそれどれ戦っていた。ローラシア級との艦砲船に手をこまねき、ついにはブリッツにとりつか
れてしまう。その至近攻撃になすすべのないアークエンジェル。ミリアリアの無線でフレイの姿を
思い浮かべるキラ。突如何かがはじけ、動きのよくなるストライク。あまりの変貌についていけ
ないデュエル。小破させられ、イザークは負傷した。
そのキラに何かを感じたフラガ。しかしその言葉をとどめ素直にほめる。「よくやったなお前。」
PHASE-12 フレイの選択 アークエンジェルは無事第8艦隊に合流した。しかしナタルは一つの疑問を抱いていた。あれだけ
ストライクの性能を引き出すキラをそのまま降ろして良いのかという疑問である。艦に残ることは
強制できないと言い切るラミアス。しかしその心情は複雑であった。
ドックではフラガがゼロの修理を急がせていた。そこに割ってくるキラ。ストライクのOSを自分が
カスタマイズさせたままで良いのかという疑問を投げかけるためである。そこに心情複雑なラミア
スが登場する。ストライクの前でキラに素直な気持ちで頭を下げるラミアス。「みんなあなたに感謝
している。こんな状況で地球に降りるのは大変だと思うけど頑張って」握手を求めるラミアス。ラミ
アスはキラをアークエンジェルに残すつもりがないことをはっきり感じ取るキラであった。
ハルバートン提督が直接アークエンジェルに乗り込んでくる。将校みんなに声をかけるハルバート
ン。そしてキラ達にもねぎらいの言葉をかける。残務処理をこなすハルバートン。キラ・ヤマトの件
についても不問に付すことを約束するが、ナタルはキラ残留を進言。しかし戦う気のない者は役に
立たないと一喝する。そしてアークエンジェルの今後の任務を伝える。現状の兵員でそのままアラ
スカまでアークエンジェルを運ぶということを使命として伝えられる。動揺を見せるラミアスら。しか
し切羽詰まった第8艦隊を考えれば、これを受け入れざるを得ないラミアスであった。アラスカまで
アークエンジェルを運ぶことを約束するラミアス。
サイ達には「除隊許可証」が発行された。除隊許可証の説明をしているさなか、フレイが突如、軍
への入隊を志願する。驚くサイ達。フレイは艦を降りても戦争のままであることを疑問に思い、そし
て戦争を終わらそうとして奔走していた父の意志を継ぎたい、そのために軍に残りたいと強く要望
するフレイ。その姿を見て、除隊許可証を見ながら考えるサイ達。そして自分達が持っている除隊
許可証を破り捨てていく。そして預かったキラの除隊許可証を見つめ、「あいつは降りるよな。きっ
と。」と話す。
キラはストライクの前で今までの出来事を思い出していた。そこに現れるハルバートン。ナチュラ
ルの両親がどうして君をコーディネータにしたのかを問う、ハルバートン。驚くキラ。「何にしても早
く終わらせたいものだな。こんな戦争は。」艦に戻れとの伝令を受け、礼を言い、立ち去ろうとする
ハルバートン。問いかけるキラ、この後のアークエンジェルの処遇についてを。そしてアークエン
ジェルに残るかどうかの迷いを持つキラの心情を察知して答えるハルバートン。「君がいれば勝て
るというものでもない。戦争はな。うぬぼれるな。」「できるだけの力があるなら、できることをしろ
と。」「その意志があるならだ。意志のない者に何もやり抜くことはできんよ。」
キラは、地球へ向かう人たちの列に並んだ。そこにはサイ達の姿はいなかった。突如一人の少女
が駆け寄ってくる。「いままで守ってくれてありがとう」作った花を渡す。ランチにのろうとするキラに
除隊許可証を渡すサイ達。「俺たち残ることにしたから、アークエンジェルに。」その言葉に驚くキ
ラ。
クルーゼ隊が突如襲ってくる。警報が響くアークエンジェル艦内。トールに押され、一人ランチに投
げ出されるキラ。「元気でいろよ。間違ってもザフトに入るなよ。」ランチの前で乗るかどうかを迷う
キラ。思い出される少女、ラミアスそしてフラガの言葉。除隊許可証を丸め捨て、「行ってください」
出撃準備をするためにランチを離れるキラ。
PHASE-13 宇宙に降る星 ハルバートン提督の艦、ミネラオスの横で動くなと命じられるアークエンジェル。戦闘態勢には入
るが動くことはできない。
ロッカールームに急ぐキラ。そのロッカールームにはノーマルスーツを見つめるフレイの姿があっ
た。入ってきたキラを見つけ喜び、抱きつくフレイ。フレイはストライクで戦闘しようとしていたことを
察知するキラ。「もう逃げない。しょうがないよ。この戦争を終わらせないと僕達だってさ。」「なら、
私の思いはあなたを守るわ。」キラの口にそっと自分の唇を寄せ、キスをするフレイ。
第8艦隊は4機のガンダムと6機のジンにどんどん撃沈されていった。戦艦、モビルアーマはモビル
スーツの前では何の役にも立たなかった。そんな事態でもアークエンジェルには待機しか言い渡
されていない。ラミアスはハルバートンに降下シークエンス行動に入る許可を申し出る。アークエン
ジェルがいなくなれば、この戦闘は終わると考えてのことである。ハルバートンはその申し出を受
け入れ、アークエンジェルは艦隊を離れる行動に入り始めた。
その動きを察知したクルーゼ。なんとしても追い込むことを命じる。ガンダム4機もそれを阻止せ
んがためにアークエンジェルに近づこうとするが、第8艦隊が楯となっているのでなかなか近づけ
ない。だが、デュエル・バスターガンダムがミネラオスに取り付いた。それを聞き出撃を願い出る
フラガ、そしてキラ。ラミアスはキラがストライクに乗っていることに驚く。「PHASE3までに戻れ」と
命令するナタル。そのナタルの言葉に激怒するラミアス。「ここで本艦が落ちたら第8艦隊の犠牲
の全てが無駄になります。」この言葉に何も言い返せないラミアス。
大気圏突入寸前に出撃したゼロ、ストライクを察知したクルーゼ隊。何よりストライクの出撃を喜
んだのは前回煮え湯を飲まされたイザークであった。アークエンジェルを捕らえ切れそうもない
とわかり、ローラシア級のガモーフ艦長はミネラオスに特攻をかける。避難民シャトルの射出を命
じるハルバートン。2艦は大気圏の炎にまかれ爆発し、沈んでいく。敬礼し静かに見送るラミアス。
フラガは何とかアークエンジェルに戻れたが、デュエルガンダムとの戦闘が続くキラは未だ戻れ
ずにいた。もつれながらやはり大気圏に突入していく2機のガンダム。イザークがストライクに照準
を合わせた時、割って入る避難民のシャトル。タイミングを外されたことにいらだつイザーク。「よ
くも邪魔を。」シャトルに照準をつけるデュエルガンダム。デュエルの放ったビームライフルはシャ
トルを貫通する。絶叫するキラをのせ、降下を続けるストライク。  


2003. 1. 1 Update

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