題名・内容 |
第18話〜第34話
Zガンダムの題名及び内容概略一覧です。 |
第18話 | とらわれたミライ | フォウが単身、ニュー・ホンコンにホバークラフトで向かっていた頃、アウドムラではルオ商会から の補給をすっかり終え、あとは発進するのみとなっていた。アムロとカミーユはミライをアウドムラ に乗せようと説得しに行っていた。だが、それを拒むミライ。コーラル・オリエンタル号から降りて きたアムロとカミーユの会話を聞いていたフォウは、自分を不愉快にさせた者の素性が知りたい がために、カミーユに接触する。 ミライはティターンズに拘束されてしまう。その情報をラジオで流すベン・ウッダー。フォウはカミー ユの車の中でその放送を聞く。カミーユのことをちゃかしていたフォウだが、その放送を聞き、車 を降りてしまう。一方、アムロはホバーでミライを助けにウッダーの元に乗り込む。人質交換とい うことでアムロがウッダーの元に残ったが、ミライも解放されなかった。 ハヤトはアウドムラを引き渡すかのように見せかけ、人質を助け、ニュー・ホンコンを救う策を提 示する。カミーユはmkUで水中のアクト・ザクを捕捉。カミーユが攻撃をしかけたタイミングに乗じ て、脱出するアムロ。ミライも無事救出し、カミーユも軒並みザクの破壊に成功した。 |
第19話 | シンデレラ・フォウ | アウドムラに対して、ホンコンシティ市長からの退去命令が下った。そんな忙しい中でカミーユは フォウのことで悩んでいた。アムロはララァのことを思い出し、カミーユに近づかない方が良いと アドバイスをする。だが、カミーユは夜のホンコンシティに出かけていく。そしてティターンズの兵士 と一緒にいるフォウを見つける。2人の時間を楽しむカミーユとフォウ。フォウが自分の名前のこ とを話し、心を開きつつあるとき、突然起こる爆風。改造されたサイコ・ガンダムが攻めてきたの である。怒るカミーユから感じる感覚で、フォウはあの嫌な感覚をもたらすのがカミーユなのでは と疑う。 サイコガンダムはフォウの元に引き寄せられ、ベン・ウッダーはパイロットを変わる。アムロに拾 われアウドムラから発進するカミーユ。サイコガンダムにとりついたとき、パイロットがフォウであ ることを察知するカミーユ。戦闘を止めさせようとしたカミーユであったが、フォウは彼に逆らう。 フォウがスードリーに戻ったことで戦闘が終わる。ミライはアウドムラから去っていった。 |
第20話 | 灼熱の脱出 | アムロはカミーユが気がかりでならなかったが、それをベルトーチカは良く思っているわけではな かった。そんなアウドムラにアーガマが衛星軌道に固定されたとの連絡が入る。そんなときに接 近するスードリーの追撃隊。フォウはウッダーに「記憶と引き替えの戦争」といわれ少し気が立っ ていた。だが、原因不明の頭痛に襲われるフォウ。アムロを捕まえたものの、スードリーに引き返 してしまう。だが、記憶欲しさに再度出撃するフォウ。ウッダーはスードリーをアウドムラに対して 特攻をかけることを決断。総員退避命令を出す。 再度攻撃をしかけてくるサイコガンダム。mkUが応戦するものの、撃つのにためらいを覚えるカ ミーユ。mkUを捕らえたサイコガンダムのコクピットに乗り込むカミーユ。カミーユはフォウに自分 の両親の話をし、自分の名前が大嫌いであったことを吐露する。カミーユは涙を流しながら、なぜ 自分がこんなことを話しているのだろうと疑問に思っていた。そんなカミーユに優しい言葉をかけ ながらも銃をつきつけるフォウ。ここはカミーユのいる場所ではない、自分の居るべき場所に戻れ と言い放つ。サイコガンダムから離脱するカミーユであった。だが、フォウもカミーユとの別れが 惜しかったのだ。サイコガンダムをスードリーのカタパルトに突っ込ませ、シャトル用ブースターを 外に移動させるフォウ。だが、ウッダーの銃で負傷してしまう。「スードリーのシャトル用ブースター で宇宙に帰れ」というメッセージを感じ取るアムロ。カミーユに指示に従えと命令し、カミーユの援 護をする。カミーユはブースターに取り付き、シャトルを発進させる。爆発するスードリーを後にし て宇宙へ向かうカミーユ。衛星軌道で待つアーガマに無事回収される。 |
第21話 | ゼータの鼓動 | アポロ作戦を展開中のティターンズ。狙うはフォンブラウン市。ジャミトフ・ハイマンの乗艦する船を 見つけ出したシロッコを恐れながらも、シロッコの血判状を見つめながら自分の不安を落ち着ける ハイマン。 カミーユはいささか図に乗っていると思われるところがあった。トーレス達といざこざを起こし、自習 室入りを命じられる。エマはカミーユに地球で恋をしてきたのでは、と直接質問を投げかける。 ジェリドはマウアーと一緒にシロッコに拾われていた。シロッコの理念を聞きながらも、完全に従う 気にはなっていないジェリド。ただ、新型モビルスーツ、ガブスレイは気に入っていた。シロッコの 言う方向に策敵に出ていると、見事アーガマを発見した。カミーユは新型が来ると察知し、エマに 注意するよう連絡を入れる。エマ機はジェリドの攻撃により、あっという間に破壊されてしまった。 ジェリドに捕まったmkU。なぶり殺しにされるかのように破壊されていくmkU。コクピットハッチが開 き、カミーユは宇宙空間に投げ出されてしまった。自分はこのまま死ぬのかと覚悟したとき、突如 援護が現れる。小型輸送機に拾われるカミーユ。そのコクピットに乗っていたのはファであった。 アポリーの駆るゼータガンダムの攻撃で、ジェリドのガブスレイは小破。マウアーのガブスレイに拾 われ、戦闘空域から離脱する。カミーユ達もアーガマへ帰還する。カミーユはファの存在を感じたく てたまらなかった。しばらくファを抱くカミーユであった。 |
第22話 | シロッコの眼 | ガブスレイを失ったジェリドであったが、シロッコはなぜか怒ることなく、ジェリドに戦闘小隊を任せ ることにする。 カミーユは新しく来たゼータガンダムの整備を行っていた。だがカミーユはパイロット候補生に志 願したファの考えがどうしても納得できず、ファを見つけるとすぐに口論になってしまう。ファはカミ ーユの心がここにありきではないことを感じ取っていたし、ブライトもそれを見抜いていた。ブライト はカミーユの教育をエマにやってくれるよう頼むが、エマはカミーユの母親代わりになってしまうの を嫌い、うまくかわされてしまう。 ジェリドはサラ、シドレーを連れて出撃する。レコアのメタスとGディフェンサーを捕捉するジェリド。 その気配を察知し、いち早く出撃するカミーユのゼータ。ファも勝手にリックディアスで出撃してし まう。一方、ドゴス・ギアでもジェリドが戦闘を開始したことを知り、マウアーは援護のため出撃し ようとしていた。ところが勝手にジェリドが始めた戦いだから、出撃は出さないと言うシロッコに従 い、マウアーはジェリドの戦いを見守る他にはなかった。レコアのメタスがシドレーのマラサイに 捕まったとき、カミーユのゼータが援護に間に合う。シドレーがやられ、サラは恐怖のあまり戦線 を離脱してしまう。ジェリドは撤退をするしかなかった。マウアーの慰めにも元気がないジェリド。 だが、シロッコはそんなジェリドに休めという命令しか言わず、また先に撤退をしてしまったサラを 元気づける言葉をかけた。 アーガマではファがエマに叱られていた。ファの勝手な出撃に対しての注意である。出撃を許した ブライトの責任もあり、その場は許されるファ。一方エマはレコアに託されたヘンケンからのプレ ゼントをもらい困惑するしかなかった。 |
第23話 | ムーン・アタック | ヘンケン、クワトロが乗るラーディッシュが月を出発していた。ウォンと口論になるクワトロであった が、ティターンズがフォン・ブラウンを攻撃するとの情報をキャッチし、気が気ではない様子のクワト ロであった。合流相手のアーガマではモビルスーツ整備に忙しい様子。その合流前にラーディッシ ュは、アポロ作戦を発動したティターンズ艦隊の動きをキャッチ。アーガマのモビルスーツ隊も発 進する。 フォン・ブラウン市に対して威嚇射撃を続けているティターンズ艦隊。モビルスーツ戦に持ち込み たいエゥーゴであったが、シロッコはフォン・ブラウンの制空権に入ってからモビルスーツを発進さ せる。エゥーゴがフォン・ブラウンを盾にすると手出しができないと読んでの攻撃である。ジェリド 隊を囮に使っていることに腹を立てたマウアーは、シロッコの待機命令を無視して発進。だが、そ の行為はジェリドを傷つけることになる。シロッコはフォン・ブラウンの空港を開放させ、制圧した。 何もできずに引き上げするしかないエゥーゴ。メタスで出撃して何もできなかったファ。落ち込んで いるファに慰めの言葉をかけるカミーユであった。 |
第24話 | 反撃 | エゥーゴではブレックス准将とクワトロが地球に降りていた。連邦軍の会議に出席するためであ る。カミーユはフォン・ブラウンでのティターンズの動きを探るため、単身、フォン・ブラウンに潜入 した。シロッコはドゴス・ギアでジュピトリスに帰還していた。ジェリドとマウアーは怪我をしていた関 係で、シロッコに残され、アレキサンドリアに戻っていた。港に降りた時、臨検を受けているカミー ユを見かける。自分のいとこだとカミーユの臨検を解いたものの、ジェリドに取り押さえられてしま う。監禁しようとしていたジェリドに突如、銃をつきつけるカツ。カツの手助けでどうにか逃げ出す ことができたカミーユ。 一方、地球のブレックス准将はティターンズの凶弾に倒れていた。ブレックスはエゥーゴの指揮を とれとクワトロに遺言を残し、息をひきとる。 カミーユのいないアーガマでは、ヤザンの偵察部隊に攻撃を受けていた。カミーユはその雰囲気 を感じ取り、合流地点に急いでいた。だが、突如の外壁損傷により、シェルターへ退避。そこで同 じシェルターにいたジェリド、マウアーと鉢合わせになる。フォン・ブラウン市内で繰り広げられる戦 闘。レコアがゼータを持ってくる感覚を感じ、シェルターを脱出する。ゼータを受け取ったカミーユ は、ヤザンのギャプラン追撃に出る。発電施設をエゥーゴに押さえられたティターンズはフォン・ブ ラウンからの撤退を開始する。 地球の会議では、地球連邦軍がティターンズ管轄下に入っていた。ティターンズ・地球連邦軍とエ ゥーゴの対立が明確になったということである。 |
第25話 | コロニーが落ちる日 | アーガマに白旗を持ったサラのハイザックが着艦した。サラはサイド4のコロニーを使って、グラナ ダに落とそうとしているという情報を持って来た。ウォンはコロニー落としの情報が陽動だという疑 いをかけるものの、アーガマのコロニー落とし阻止の行動を容認する。カツはサラが気になってし ょうがない様子。カミーユはサラが持ってきたコロニー落とし作戦は信じたものの、サラそのものを 信じているわけではなかった。テストをかねた尋問で、シロッコの影を感じるカミーユであった。カミ ーユはカツにサラに近づかない方が良いと忠告するが、カツはそんなことは聞く耳を持たないとい った雰囲気。 コロニーをキャッチしたアーガマ、ラーディッシュであったが、落とし先がフォン・ブラウンかグラナ ダかを判断できずにいた。ともかくモビルスーツ隊を出撃させるアーガマ。カツはサラの元にノー マルスーツを持っていったが、サラの甘言に乗りハイザックまで案内してしまう。サラはギャプラン の死角の情報を教え、ハイザックで立ち去ってしまう。カツは騙された悔しさで涙を流していた。 少しでもコロニーの軌道を変えようと一斉砲撃を開始するアーガマとラーディッシュ。同時にモビル スーツ戦も始まった。カミーユはヤザンとのドッグファイトに苦戦をしていたが、サラからの情報を ファから聞き、見事死角からの攻撃を成功させる。撤退していくヤザン。エマの核パルスエンジン 噴射により、グラナダからそれるコロニー。作戦は成功したが、カツの悲しみは大きかった。 |
第26話 | ジオンの亡霊 | ヤザンはアーガマ、ラーディッシュの追撃隊を攻撃するため、部隊単独での作戦行動を開始した。 ラーディッシュを捕捉したヤザン隊。エマ達モビルスーツ隊が出撃。カツもGディフェンサーで出撃 する。ヤザンはアレキサンドリア近辺にまでおびき寄せて、攻撃を行おうとの作戦。そこに旧ジオ ンのグワジンタイプが漂流してきた。その戦艦を挟んでの戦闘。エマは苦境に立っていた。その 苦境さを感じ取ったカミーユはゼータガンダムで援護に向かう。ゼータの援護でGディフェンサーと ぼ合体に成功したエマ。その一方で分離したカツがハイザックの餌食となりつつあった。なんとか ハイザックは倒したものの、ヤザンの攻撃でグワジンタイプの中に落ちていく。エマは着艦したG ディフェンサーのコアファイターを見つけ、探しに出かける。 ゼータとギャプランは共にエネルギー切れとなり、ビームサーベルによる格闘戦となっていた。一 方、グワジンのブリッジではエマとカツが、ハイザックのパイロットに軟禁状態となっていた。だが ブリッジをおそったビームに、ハイザックのパイロットは飲み込まれていく。 ゼータとギャプランが戦闘していたモビルスーツデッキに、カツはゲルググを見つける。なんとか 回線をつなげたとき、ゲルググのビームライフルが、ヤザンのギャプランに発砲。片腕を失った ギャプランは、ゲルググのビーム長刀を武器にしようとするが、ゼータの攻撃に残った片腕も落 とされる。逃げ出したヤザンは、アレキサンドリアにまでゼータやmkUを誘導してくる。アレキサ ンドリアのブリッジを盾にしたヤザンに対し、エマはGディフェンサーのビームライフルを撃つ。そ の閃光に飲み込まれるアレキサンドリアのブリッジ、そしてジャマイカン。 |
第27話 | シャアの帰還 | アーガマはクワトロのシャトルを迎えに行く針路に悩んでいた。一方、アレキサンドリアでもヤザン がジェリド達と揉め事を起こしていた。その場は治まったが、ジェリドはマウアーの決心が気が気 でもなかった。 静止軌道上でクワトロ達のシャトルを待つアーガマとラーディッシュ。クワトロはシンタとクムを乗 せ、アウドムラから発射しようとしていた。ハヤトはクワトロにエゥーゴの指揮と、ミライからの手紙 を託す。クワトロ達を乗せたシャトルはアーガマを目指し、無事発射した。そのアーガマに近寄る のはヤザン隊。合流ポイントまでまだたどり着けないにも関わらず、クワトロを乗せたシャトルはす でに合流ポイントに到着していた。アーガマはモビルスーツ隊を放出し、合流ポイントへ急ぎ始め た。クワトロは一刻も早くアーガマにたどり着くためにランチで出る。 ゼータガンダムはジェリドのガブスレイと戦っていたが、そこにサラがハイメガランチャーで狙いを 定めていた。そのサラの念を感じ取っていたカミーユ、エマ、そしてカツ。カツの「撃つな」という強 い念を感じながらもハイメガランチャーを発射するサラ。その光に飲み込まれシャトルは消滅する。 ティターンズの追撃を逃れ、地球の裏側に逃れたアーガマ。ハサウェイとチェイミンのビデオレター を見ながら、涙ぐむブライトであった。 |
第28話 | ジュピトリス潜入 | アーガマに帰ってきたクワトロを交え、ブライト、ヘンケンとサイド2に展開しているティターンズの対 策ミーティングを行っていた。デッキではゲルググの改造工事が行われていた。アストナージから レコアがそのゲルググを使ってジュピトリスに潜入する作戦を聞くカミーユ。カミーユはレコアに対し て「もっと自分を大切にしてください」と怒る。だが、レコアはそんな忠告は聞く耳持たず。 ファは後からレコアの部屋を訪ねる。言い過ぎを反省するレコア。だが、自分はそういう任務に向 いていると告げ、メタスを任せるとファに言う。そのレコアの気持ちをカミーユに聞かせたかったファ であったが、自分を子供扱いするカミーユに冷たくあたってしまう。 ゲルググで発進するレコアと、後方支援のために一緒に発進するゼータ。そのカミーユの行動が 許せずブライトに直訴するファ。だが、ブライトは個人的感情での嫌悪感を認めず、後方支援として ファも出撃させる。一方、ドゴスギアでは接近しつつあるゲルググを探知していた。確認のために 出撃するサラ。 レコアはジュピトリスに入り込んでいた。デッキに現れるシロッコ。だがレコアの方を少し見ただけ でそのまま立ち去ってしまう。「あれが、パプティマス・シロッコ。」紛れ込みジュピトリスのモビルスー ツ開発デッキで調査をするレコア。だが、そこをシロッコに見つかってしまう。シロッコに平手打ちさ れ、名前と所属を告げることを迫るシロッコ。「レコア・ロンド サイド2、85バンチ。」そのとき、外で 火線が見えるとの通報が入る。「良い旅であることを祈る。もっとも無事に帰ることができたらの話 だが。」その場は帰されるレコア。 ジュピトリスの外ではゼータが、サラが乗るメッサーラに捕捉されていた。互いに武器が無くなり、 格闘戦になろうというところで、メタスが入ってきた。その混戦に乗じてレコアのゲルググが脱出。 シロッコは知りながらも、「彼女は帰りたがっている」とそのまま行かせる。サラはシロッコに援軍は いらないと念を送りつつも、結局ゼータにパワー負けしてしまう。サラが撤退し、カミーユもレコアや メタスとともに戦線を離脱する。 アーガマに戻り、ジュピトリス内の様子をスケッチに落とすレコア。1枚だけ変に空白があるのに気 づくブライト。だが、思い出せないと言い張るレコア。そこにはシロッコの影があったのだが、どうし てもそのことを言えないレコアであった。 |
第29話 | サイド2の危機 | クワトロはスーツキャリアでフォンブラウンに向かうことになった。カツは何か肩肘をはっているよう な態度、エマはそれが何となく気になってならない。アーガマではアレキサンドリアがガス補給船と 接触したことを察知していた。 サイド2に向かうアレキサンドリア内では、モビルスーツ隊隊長のジェリドが挨拶をしていた。ジェリド はガス攻撃の正当性を訴えていた。マウアーはジェリドが行う作戦が不条理であることを知っては いたが、ジェリドの気持ちを考えるとただ、励ますしかなかった。 サイド2空域ではアレキサンドリアの急襲が開始されてきた。サイド2市長はティターンズとの交渉を 打電してきたが、無視。アーガマからはゼータとメタスが先行してサイド2に向かっていた。ティター ンズは25バンチにガスボンベを設置。作業阻止のためにアーガマ・ラーディッシュのモビルスーツ が順次発進。モビルスーツ戦が始まった。ゼータはジェリドのガブスレイとの戦いとなっていたが、 カツのネモが来たおかげで何とか命拾いをした。 アーガマはサイド2に入港した。ブライトは市長に謁見し、ティターンズへの打電についてを問うた。 だが、市長はうまくかわしその場はおさまる。だが、ティターンズと手を組んでも一時の平穏しか 手に入れることができないことを強調するブライトであった。 |
第30話 | ジェリド特攻 | フォンブラウンのチャイニーズレストランで、秘密交渉を持つウォンとクワトロ。エゥーゴではアクシ ズが地球圏へ移動してきていることを重視していた。 アレキサンドリアでは、ヤザン隊を陽動に、ジェリド達がアーガマをつぶす作戦を開始していた。計 画通りアーガマ・ラーディッシュに攻撃をしかけてくるヤザン隊。そしてアレキサンドリアからの直接 攻撃が開始された。アーガマは体勢を立て直すため、ジェリドとマウアーが隠れていたコロニーの 残骸に入り込む。突如飛び出したガブスレイ。アーガマ被弾。そこに何かを察知したゼータ、mkU が戻ってくる。ネモに乗っているファは、破損した居住区にいるシンタとクムが気になってしようがな い。カミーユはファの危険を感じ、アーガマに戻る。だがジェリドはしつこく食い下がってくる。ゼータ の砲撃は確実にジェリドの機体を捕らえていたが、マウアーのガブスレイが盾になる。爆発してい くマウアーのガブスレイ。またしてもジェリドはカミーユに敗れる。ゼータの攻撃で被弾し、宇宙空間 を漂っていたジェリドであったが、アーガマに特攻をかける。ブリッジを狙われるアーガマであった が、mkUの働きにより、無事ジェリドを撃退。やられたジェリドのガブスレイはただ、宇宙空間を漂 うしかなかった。 カミーユはマウアーを沈めた時に感じた念のようなものを思い出し、ファが無事だった喜びよりも、 嫌悪感におそわれていた。 |
第31話 | ハーフムーン・ラブ | アーガマはフォンブラウン市に入港していた。シンタとクムはファにかまってほしかったのだが、ファ も作戦行動前で忙しく、むくれた2人はそのまま出かけてしまう。 サラはハンブラビの試験飛行をかねてフォンブラウンに接近、そのままサラはフォンブラウンに潜 入した。 一方、アーガマではシンタとクムがいなくなったとのことで、カミーユとファが探しに出ていた。市内 でサラは偶然カミーユとファを発見していた。シンタとクムがアームストロング広場にいると考え、 探しにいってみたが見つからなかった。その近くで爆弾をしかけるサラ。サラの感覚を察知したカ ミーユは、逃げるサラを捕まえる。話しているカミーユとサラを見つけるファ。ファにブライトに知ら せるように言付け、カミーユはサラと話をする。カミーユはサラに2度と目の前に現れるなと言い放 ち、立ち去ろうとするが、サラは危険だから帰るなと言う。サラはカミーユに4時に爆発するように 爆弾を港の配管パイプにセットした白状する。配管パイプにセットした爆弾に手を伸ばしたものの、 落としてしまう。フォンブラウンでは避難命令が発令され、アーガマはファからの知らせで無事出 航。カミーユはサラと一緒にアーガマに連れてこられていた。 ハンブラビの攻撃に乗じてサラは脱出。カミーユはなぜサラが向こうに行ってしまうのかと嘆き悲 しむ。 ファはシンタとクムが爆破に巻き込まれてしまったと嘆き悲しんでいたが、自室のバスルームに2人 が隠れていたのを発見、喜びと安心から2人を抱きしめ号泣する。 |
第32話 | 謎のモビルスーツ | フォンブラウンで修理を行えなかったアーガマは月に戻りたがっていたが、ティターンズとアクシズ が接触するのを嫌うウォンは、月に戻るのを許さなかった。レコアの様子がちょっとおかしい。カミ ーユは心配でたまらなかったが、クワトロから人の心に踏み込むには、相応の資格が必要と諭さ れる。 ドゴスギアが併走していることをあまり良く思わないウォンに対し、クワトロは攻撃の提案をする。 クワトロはレコアにハイメガランチャーのサポートを願い出る。2人の会話を聞き、面白くないカミ ーユ。クワトロへの態度が素っ気ない。いろいろな感情を抱きつつ、クワトロやカミーユがモビルス ーツで出撃する。ドゴスギアとのモビルスーツ戦が始まる。別動でハイメガランチャーを狙うクワト ロであったが、シロッコからの妙なプレッシャーを感じていた。ドゴスギアのカタパルトに着弾させ、 どうにか任務を果たしたクワトロは、レコアのゲルググをアーガマに帰らせようとする。だが、レコ アはシロッコの存在が気になり、単身ドゴスギアへ向かう。 モビルスーツ戦にヤザンのハンブラビが乱入。バーニアを破壊され、よく動けないゼータ。そこに 割って入ってくるレコアのゲルググ。命拾いしたものの、丸腰のゲルググと、動けないゼータでは、 ヤザンのハンブラビには対抗できない。あとはやられるしかないという時、突如ビームの嵐。それ はアクシズのガザC隊によるものであった。 アーガマに戻ったカミーユはレコアに礼を言ったものの、どうしてあの宙域にいたのかを訪ねずに はいられなかった。レコアは干渉されることをいやがり、立ち去ってしまう。レコアの気持ちはすで にシロッコのところに行ってしまっていた。 |
第33話 | アクシズからの使者 | アクシズのグワダンがアーガマに接近していた。ブライトはウォンと一緒にランチでグワダンに向 かっていた。グワダンのデッキに着いたとき、ランチを降りたクワトロはハマーンの姿を確認する。 カミーユもハマーンの気を感じ取っていた。謁見室に通されるブライト達。そこでミネバ・ザビと謁 見する。ミネバの前に出ることを要求されるクワトロ。「シャア・アズナブルだ。懐かしい。」と話か けるミネバに対して、「2歳の時のことを覚えているのか」と切り返すクワトロ。ミネバを偏見の固ま りで育てたことにハマーン・カーンに対し、抗議を申し入れるクワトロ。クワトロのせいで交渉は決 裂し、監禁されてしまうウォン、ブライト、クワトロ、レコア、アポリー、そしてカミーユ。クワトロはカミ ーユと一芝居を打ち、部屋より脱出する。クワトロは一足先に部屋を出て行った。ハマーンを探し に行ったクワトロを探しに、レコアとカミーユが後を追う。ハマーンを探し当て銃をつきつけるクワト ロであったが、逆に囲まれてしまう。そこに割って入ってくるレコアとカミーユ。だがレコアが傷を負 ってしまう。カミーユ、レコア、クワトロはデッキでランチ確保のために銃撃戦をしていたウォン、ブ ライト、アポリーと合流。どうにかグワダンを脱出した。 アーガマにランチが着いた頃、ヤザン隊がアーガマに接近していた。すぐに迎撃のために出撃す るカミーユ達。ゼータはヤザン達の攻撃でパワーダウン。レコアのメタスも大破。レコアはシロッコ の気を感じ、知らず知らずのうちにシロッコのドゴス・ギアを探してしまっていた。 一方、シロッコはミネバに謁見。ミネバへの忠誠を誓う。シロッコを見て利用価値を見いだすハマ ーン・カーン。 |
第34話 | 宇宙が呼ぶ声 | アーガマは度重なる戦闘で疲弊していた。モビルスーツも故障箇所が多く、アーガマも破損箇所が 多大。ドッグ入りは必要不可欠な状態。カミーユはレコアが心配でならなかった。レコアが好意を持 っているクワトロにお見舞いに行くように言うが、クワトロは聞く耳持たない。そんなカミーユを見て アストナージは笑い飛ばす。カミーユはファをレコアにお見舞いに行かせる。レコアはファに自分が どうやってエゥーゴに入ったかを話し、いい男がいなかったと話す。レコアは寂しさを感じていたの だ。 ドゴスギアではヤザンが食ってかかっていた。シロッコはティターンズとアクシズを結ばせるのが第 一任務と考えており、ヤザン単独でアーガマ掃討作戦をとらせる。ドゴスギアを後にするヤザンの ハンブラビ隊。ラビアンローズを待っているアーガマでは、早々にこの動きをキャッチ。ブライトは モビルスーツ隊の発進を命じる。レコアは自分を呼んでいる声を感じ、まだ直りきっていない体に 鞭を打ち出撃しようとする。それを見つけ、出撃を止めるクワトロ。だが、「あなたは、私を止めら れるだけのことをしてくれました?」という言葉を残し、勝手に出撃してしまう。 レコアは未だに本調子ではなかった。その戦闘中にも自分を呼ぶ強い声を感じていた。レコアは 無意識のうちに前へ前へと出て行ってしまう。ヤザンのバルーンを使った陽動にひっかかるカミー ユ達。そちらに戦力が集中したのを見計らって、ヤザンはラーディッシュ、アーガマを落としてしま おうと考えていた。そこに戻ってくるレコアのメタス。ヤザンの自分を引き込むような力を感じるレ コア。体が動けずヤザンの攻撃を受け、メタスが大破していく。レコアはメタスを使ってハンブラビ に取り付く。レコアがコクピットから出た時、メタスが爆発する。ヤザンもレコアの気を感じていた。 知らず知らずのうちにレコアをつかんでいた。そのまま連れて行かれるレコア。 アーガマではレコアが戦死したと考えていた。ファはレコアを病室から連れ出したことを悔やんで いた。スタッフ内の動揺は大きく、そしてカミーユはクワトロに修正を加えていた。カミーユはクワト ロがもっとレコアに優しくしていればこんなことにはならなかったはずと考えていた。態勢を立て直 すためにラビアンローズに入港するアーガマ。 |