機動戦士ガンダムZZ

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第35話〜第46話
ガンダムZZの題名及び内容概略一覧です。


第35話 重力下のプルツー コロニー落下の衝撃の中、ジュドーとラカンの戦闘が続いていた。視界が開け、大地に突き刺さっ
たコロニーが見えてくる。ジュドーはコロニーから聞こえる残留思念のようなものに悩まされていた。
そこに3度攻撃をしかけてくるラカン。だが、ジュドーの気迫は強く、ラカンは撤退せざるを得なかっ
た。
グレミーはコロニーを落としたマシュマーに遅れを取るまいと、プルツーを覚醒させようとしていた。
プルも、カミーユもそれを「嫌なもの」と感じていた。目覚めるプルツー。
ブライトはアーガマをダブリンに向かわせた。そんな中でプルは、プルツーが来ることを察知し、モ
ビルスーツデッキに向かおうとしていた。プルはブライトに危険が迫っていることを教えるために、
ブリッジに連れてこられた。プルはハイメガ粒子砲の照準を指示し、サイコガンダムmkIIへの攻撃
を行った。だが、撃墜に失敗したアーガマ。プルはキュベレイで出撃をする。
ガンダムチームは、衝撃波の中航行しているアウドムラを見つける。通信にも出ず、高度が下がり
つつあるアウドムラに異変を感じ、アウドムラに取り付く。アウドムラのブリッジは既にカラバの人た
ちの遺体しかなかった。避難民を乗せたままカラバの搭乗員が1人もいない状態で、飛び続けるア
ウドムラ。アーガマと通信をつけたモンド達は、アウドムラを海に誘導する。
プルとプルツーはモビルスーツ戦を繰り広げていた。お互いに攻撃パターンが分かってしまうのを
気持ち悪く思う2人。そこに現れるジュドーのダブルゼータ。変形したサイコガンダムmkIIに気持ち
悪さしか感じないジュドー。ジュドーはプルをアーガマに帰す。サイコガンダムとの戦いを続けてい
るジュドーであったが、ダブルゼータのエネルギーは既に底をついていた。そこにとどめを刺そうと
拡散ビームを発射するプルツー。そこにプルのキュベレイが盾代わりになったダブルゼータをかば
う。「ジュドー、分かったよ。サイコガンダムのパイロット。当たり前だよ、不愉快なの。人はね、人
間はね。自分を見るのが不愉快なのよ。でもね、どんなに不愉快でも、どんなに憎くっても自分自
身を殺すことも自分自身を止めることもできないのよ。」「何をー。」「あなたは私なのよ。私はあな
たよ。あなたは私の一等激しいところだけを持った人でしょ。私はエルピー・プル。」プルツーは自
分の憎き敵を追い払うかのようにその言葉に応える。「私はプルツー。私はプルツーだ。」
「私よ、死ね。」キュベレイをサイコガンダムに突っ込ませるプル。だが、サイコガンダムは破壊され
ずに残る。「お前は、お前は。」ジュドーの気だけで動くダブルゼータ。爆発するサイコガンダム。プ
ルツーはサイコガンダムのコクピットを離脱させる。それを追うダブルゼータ。だが、プルツーの中
にプルの気を見たとき、ジュドーはとたんに集中力を失い、ダブルゼータは海へと沈んでいった。
アーガマではブライトの音頭で、クルー全員が黙祷を捧げていた。海辺に出たカミーユはその苦し
みからようやく逃れたかのように気を失っていた。
第36話 ネェル・アーガマ ハマーンが宇宙へ還ったとの情報を得て、ジュドー達もカラバの基地よりシャトルで宇宙に飛び立
った。サイド4の暗礁空域で、ラビアンローズと合流。ラビアンローズに繋留されているネェル・アー
ガマに乗り換えるのが目的である。メッチャーは、待ちかまえていたかのようにブライトを連れて行
く。ジュドー達は喜んでネェル・アーガマのチェックをしていたが、追い出されてしまう。モビルスーツ
デッキに行く途中で、メッチャーとブライトの話を立ち聞きしてしまう。メッチャーはジュドー達をネェ
ル・アーガマから追い出そうと考えていた。立ち聞きしていたのがばれ、ジュドー達も入り乱れての
言い合いになる。ブライトもメッチャーの話は乗り気ではないらしい。
マシュマーは、ラビアン・ローズとネェル・アーガマを捕捉し、モビルスーツ隊を出撃させてきた。ジ
ュドー達はネェルアーガマに乗り込もうととするが、それは命令違反だとして邪魔される。だが、そ
んなことを聞くようなジュドー達ではない。ブリッジではビーチャ達の指揮の元、すでにネェル・アー
ガマの出撃準備が終わっていた。ブライトはビーチャ達にそのまま指揮を任せ、艦内巡察に出か
けて行った。突如襲ってくるイリアのリゲルグ。被弾し、シンタとクムが宇宙に投げ出されてしまう。
ブライトはランチでシンタとクムを救出しに出かける。一方、イリアがダブルゼータを攻撃しようとす
ると、謎の光が出て攻撃を妨げられてしまう。ブライト達をかばいながらリゲルグに応戦するジュド
ーのダブルゼータ。ジュドーは一芝居を打ち、イリアのリゲルグを誘い込む。リゲルグのコクピット
が開き、ノーマルスーツのジュドーが入り込んでくる。ジュドーとイリアの手が触れたとき、またも不
思議な光。イリアは絶対にお前を倒すという言葉を残し、撤退していく。
ネェル・アーガマに戻ったジュドーとエルは、ラビアンローズからの離脱を提案する。ネェル・アーガ
マはビーチャの指揮で動くこととなった。
第37話 鉄壁,ジャムル・フィン エマリーはネェル・アーガマに補給物資を運ぶために、ネェル・アーガマの後を追う。そのネェル・ア
ーガマではジュドーとビーチャの喧嘩があるものの、なんとかうまくやっていた。そのネェル・アーガ
マを追ってジャムル・フィンが接近していた。エマリーが勝手に上げた照明弾のせいで、ラビアン・ロ
ーズが捕捉されてしまった。ジュドーの指示で放ったメガランチャーに小破し、ジャムル・フィンはエン
ドラIIと合流するがために撤収していった。
エマリーが持ってきた命令書、そしてブライトのビデオレターを見て志気があがるジュドー達。だが、
ビーチャはジュドーがリィナをいい学校に入れるために頑張るという言葉を聞き、気が狂っていると
考えざるを得なかった。
エンドラIIよりジャムル・フィンそしてシュツルム・ディアス隊が出撃していく。目的は当然アーガマの
撃破である。イリアのリゲルグもその後を追う。アーガマからはダブルゼータ、メガライダー、ゼータ
が出撃。だがモビルスーツの数が多く、アーガマへと隊長機を抜かせてしまう。ネェル・アーガマの
ブリッジに取り付く隊長機。だが、イリアの命令を聞かなかったとして、リゲルグで狙撃。ネェル・ア
ーガマは危機一髪救われる。ビーチャは艦長だからとモビルスーツで出撃しないと言い張っていた。
だが、明らかに戦力不足。エマリーの一喝でビーチャも百式で出撃。急に足並みがそろい始める。
ビーチャはジュドーの指示に従い、サポートをする。ジャムル・フィンの攻撃をかわし、攻撃を当てる
ジュドー。イリアは戦況不利と見て撤退命令を下す。ジュドーとビーチャはリィナらしき声を戦闘中に
聞いていた。ジュドーはリィナが生きているとますます確信する。
第38話 サラサ再臨 ネェル・アーガマがサイド3に向かうのを知り、エンドラIIは追撃をあきらめた。アーガマでもそれをキ
ャッチしていたが、ビーチャとしては何となくそれが馬鹿にされているようで面白くない。そこに民間
船が襲われていることをキャッチ。ルーとエルが救うべく出撃する。相手はザク。迎撃しようとする
が、巧みにかわされてしまうザクに翻弄されっぱなし。そのまま離脱してしまう。
民間船を回収したアーガマ。だが、民間船にはネオ・ジオンの工作員が乗っていた。さらに民間船
襲撃の報。今度はダブルゼータでジュドーが出撃する。先ほどと違い、ザクをことごとく破壊してい
くジュドー。最後のザクのパイロットが「あの方」と言っていたのが妙に気になるジュドー。民間船の
攻撃に助けられ、事なきを得たジュドー。その民間船にはムーン・ムーンのラサラとサラサが乗って
いた。
ラサラは助けた民間船に異様な雰囲気を感じると言い、もう一度乗客の再チェックをしようというこ
とになった。その乗客の中にはハマーンが乗っていたのである。再チェックが始まったのを危険と
みるや、ガゾームがアーガマを占拠するために動き出した。みんなはモンドのチェックが甘かった
となじり、モンドは百式でガゾーム相手に一騎打ちを挑む。ところが、背後からもう1機のガゾームに
羽交い締めにされてしまう。助太刀に入るジュドー。一瞬の隙をつき、2機のガゾームを撃破。よく
やったとほめられるモンドは、感激で涙する。
ラサラは変装しているハマーンに、ある教示めいたものを言い残す。そしてアーガマはサイド3 24バ
ンチに民間人を降ろすべく、発進する。
第39話 タイガーバウムの夢 ネェル・アーガマは機雷に悩まされながら、タイガーバウムのコロニーに寄港した。兵器という兵器
に封印をはられ、降ろされるジュドー達。そしてハマーン達、民間人。不審な人の仕分けに疑問を
抱くジュドー達。これはスタンパ・ハロイの興味の対象で単に分けられていただけである。ジュドー達
が乗ったバスが、突如プチモビルスーツに襲われる。ジュドー、ビーチャ、モンド、イーノ、アストナー
ジが乗ったバスを襲ったのは、ガンダム目当てのルナ達タイガーバウムの子供達。だが、ジュドー
は逆にルナ達をとらえる。ルナ達は別バスのエル達がスタンパのハーレムに連れ込まれてしまった
ということを知らされる。ルナ達の手を借り、ジュドーとイーノは女装してそのハーレムに潜り込むの
のに成功。
一方専用室に案内されたエル、ルー、ラサラ、サラサ、ハマーン達。ラサラとサラサはハマーンの正
体を見破ろうとしていた。ハマーンはそれが面倒なことになると思っており、別の部屋に変えてもらう
ように要求する。変装したジュドー達もスタンパの屋敷に潜り込んでいた。ルー達がスタンパにハー
レムへ連れて行かれようとした瞬間、変装していたジュドー達が連れてこられる。スタンパに気に入
られなかったジュドーは別部屋に連れて行かれようとしていたが、そこで逃走。スタンパの屋敷にあ
るモビルスーツをつかって、ルー達の逃走に手を貸す。そこに現れるハマーン。ハマーンは今一度
ジュドーを説得しようと考えていたのだ。だが、スタンパの攻撃が始まり、ハマーンの説得工作も途
中で終わってしまう。何とかアーガマに戻ったジュドー達であったが、サラサはハマーンの恐ろしさ
を訴えるのであった。そのタイガーバウムの外に接近しているマシュマーのエンドラII。
第40話 ラサラの命 スタンパは正体をばらしたハマーンに、平身低頭。ハマーンはスタンパを利用しようと考えていた。
そのころ、サラサはハマーンに会おうとアーガマを出て行こうとしていた。協力するためにラサラと
モンドも一緒について行く。サラサ達がハマーンのところに行ったことを知ったジュドー達は、後を追
って街へと出て行く。サラサ達は街の中で、スタンパの手の者に追われ、港に出ていた。そこで、海
から現れるスタンパのズゴック。逃げるサラサ達を追うスタンパ。逃げる途中に転んだモンド。踏み
つぶされそうとしたモンドをかばうラサラ。落ちてきた残骸に当たり、命を落としてしまう。
何とかスタンパを片づけたジュドーはラサラの死に直面し、一人ハマーンに会いに出かけていく。ス
タンパの屋敷を駆け上った先にハマーンが一人待っていた。ハマーンは自分と一緒にニュータイプ
の世造りをしたいと手をさしのべる。そこに現れるスタンパ。ジュドーにこけにされたことを恨み、ジュ
ドーをこの手でやっつけようとしていたのである。そこにエルの射撃。その隙に逃げるハマーン。追う
ジュドー。そこに現れたのがビーチャのゼータ。だが、イリアのリゲルグも現れ、コロニー内で戦闘が
始まってしまう。ゼータを破壊するがために出てくるスタンパ。そこに気迫のこもったモンドのmkIIの
攻撃。恐れをなし逃げ出すスタンパ。ラサラの敵とばかりにスタンパのモビルスーツを破壊する。
ジュドー達はリゲルグが紛れ込んできたことを考え、いち早くタイガーバウムのコロニーを離れるこ
とにした。エンドラIIの攻撃を予期していたが、何も攻撃がなかったことに拍子抜けにジュドー達。
サラサ達はアーガマを離れ、ムーンムーンに帰って行った。サラサはジュドーに言葉を残す。ハマ
ーンとあなたはつながっていると。その言葉を胸に刻みながらも、ハマーンを危険な相手だと再認識
したジュドー。
第41話 コア3の少女(前) キケロ鉱山隕石に潜り込んだジュドー達。コア3は眼前にまで迫っていた。キケロドッキングまでの
用心のため、ハマーンはキャラ、そしてグレミーを援護のため出撃させていた。ジュドー達はキケロ
の鉱山労働者と結託して、このキケロを乗っ取ろうとした。そこに現れるキャラ。ジュドーを見た瞬
間、喜ぶキャラ。だが、キュベレイが現れたということを聞き、すぐに任務に戻るキャラ。鉱山労働
者達はキャラのジュドーに対する様子を見て、乗っ取りに手を貸そうとする気をすっかり無くしてい
た。労働者達はキャラと親しげのジュドー達を利用しようとしていた。ルチーナはそれを先導してい
たのが、自分の父であることを知り、たまたま通りかかったプルツーに乗せてもらい、ジュドー達の
後を追ってもらう。ルチーナに優しいと言われ、不思議な顔をするプルツー。ルチーナの説得により、
ジュドー達はキャラの説得を条件で解放してもらう。キャラの説得を試みようと近づくジュドー。だが、
ジュドーは人格が変わったかの様子のキャラに、メンタルコントロールを受けているということを直感
する。ビーチャやモンドはロイの願いを受け、キケロ鉱山の外に出させてもらう。ルーとエルは縛ら
れていたところをルチーナに解放されていたが、プルツーに拉致されてしまう。
結局キャラの説得に失敗したジュドーは、ビーチャ達の持ってきたダブルゼータに乗り込み、キャラ
のゲーマルクと戦う羽目になる。だが、キケロとコア3のドッキングを優先していたキャラ達は、ジュ
ドー達を相手にすることなく、そのまま立ち去ってしまう。キケロに戻ったジュドー達は、ルー達が連
れ去られたことを知り、コア3へ潜り込むことを考えざるを得なくなる。
第42話 コア3の少女(後) コア3とドッキングしたキケロには、ネオ・ジオンの兵隊が反乱分子とガンダムチームを探してネオ・
ジオンの兵士達がなだれ込んできていた。ジュドー達はロイと手を組んで、何とかハマーンの元まで
辿り着こうと画策していた。
一方、プルツーはハマーン屋敷にルー、エル、ルチーナを連れてきたが、この3人が逃走を図り、ミ
ネバの部屋になだれ込んでいく。ルー達を追ってミネバの部屋に入るプルツー。だが、それは本当
のミネバではないのではと疑問を持つ。ハマーン暗殺を考えていたプルツーであったが、ハマーンの
プレッシャーに押しつぶされ、何もせずに戻るしかなかった。ハマーンも強化人間を謁見させたグレ
ミーに腹立たしさを覚えていた。
ジュドー達はキケロとコア3のドッキング部分をハイメガ粒子砲で破壊するがために、イーノを一人
アーガマに戻す強行作戦を開始する。ルチーナはプルツーに連れ出され、ここから逃げないと死ぬ
と言われ解放される。そんなルチーナにばったり出会うジュドー。そこにキャラ、ニー、ランスが現れ、
ジュドー達を利用しようとしたが、突如反逆を起こしたプルツーの攻撃を阻止せんがため、ゲーマル
クで出撃する。ハマーンは、グレミーのアクシズ攻撃の報に、ミネバを連れて脱出をはかる。
ジュドーとルチーナはハマーンの屋敷に、エルとルーを助ける為に戻ってきていた。そこに脱出途中
のハマーンとばったり出会う。そこに瓦礫が落ちてくる。思わず助けてしまうジュドー。ランスのガズ
エルに連れられ脱出するハマーン達。ジュドー達はコロニーのリニア駅より脱出。無事ビーチャ、モ
ンドと合流する。そこにプルツーのキュベレイが現れる。プルツーはダブルゼータにプルの残留思念
を未だ見ていた。なぜルチーナを助けたかを詰問されるプルツー。動揺するプルツー。だが、その
動揺を打ち消すかのようにファンネルでのオールレンジ攻撃を繰り出すプルツー。
アーガマは、予定時間通りにハイメガ粒子砲をキケロ・コア3のドッキング口ねらい打ちした。そのエ
ネルギーに巻き込まれたキュベレイは、爆発。辛くもプルツーは脱出する。
ロイ達はキケロとともに解放された。ジュドー達はそれを見届け、アーガマに戻る。
第43話 エマリー散華 ネェルアーガマはラビアンローズに合流した。ジュドー達は、ハマーンの元からミネバ・ザビを誘拐す
るという作戦を提案。エマリー艦長代理は成功・失敗にかかわらず時間内に戻ることを条件に作戦
を許可する。
ハマーンに反旗を翻したグレミーも、コア3に近づいていた。グレミー達の目的はまずはキャラのモビ
ルスーツ部隊の撃破である。グレミーとキャラの戦闘が拡大する中、エマリーは、ジュドー達が帰還
できるようにと万が一の場合は、キャラの部隊を援護するためにラビアンローズを接近させる。
コア3に潜入したジュドーとルーは変電所を破壊、ハマーンのいる屋敷を停電にする。停電に乗じて
ジュドー達は屋敷内に潜入。ハマーンはジュドーの感覚を察知し、一人になっているミネバの元へと
急ぐ。ミネバを外に連れ出したはいいが、ジュドーはハマーンに見つかってしまう。ハマーンはミネバ
を見逃せば、コア3から無事に脱出させてやるとの条件を提示するが、グレミーとさしてやっているこ
とは変わらないと感じたジュドーは、そのまま逃げる。脱出しようとしたジュドー達に迫るマシュマーの
ザクIII。ジュドーとルーはミネバを人質にとって逃げようとするが、ハマーンはジュドー達が連れ出す
ことで苦しむくらいなら、ミネバを殺すと宣言。ジュドーはその言葉を本気だと感じ、ミネバをハマーン
に渡し、シャトルを使って脱出。マシュマーとイリアはジュドー達のシャトルを追うが、コロニーのハッ
チに阻まれ、みすみす逃がしてしまう。
グレミーはラカンのドーベンウルフ隊、プルツーのクィーン・マンサがキャラ掃討のために出撃。アー
ガマからは、ビーチャの百式、エルのメガライダー、モンドのmkIIが出撃した。アーガマがモビルスー
ツ部隊を出したことを感知したグレミーは、ミンドラIIをアーガマ攻撃に向かわせる。アーガマの盾と
なるべく、乗員退艦命令を出し、ラビアンローズをアーガマに向かわせるエマリー。ビーチャ達の防
御網を易々と突破し、アーガマに迫るクィーン・マンサ。ラビアン・ローズの攻撃に激怒したプルツー
はラビアン・ローズそのものを攻撃。ブライトと叫びながら、エマリーはラビアン・ローズとともに沈ん
でいった。そのプルツーに、お前は人形になっているだけだと言い放つジュドー。その言葉にひどく
動揺し、ジュドーの前から逃げ出すプルツー。
破壊されたラビアン・ローズのブリッジで、横たわるエマリーを見て悲しむミリー、そしてジュドー達。 
第44話 アクシズの戦闘 マシュマーのエンドラは先行しているキャラを追って、アクシズに向かって行った。迎え撃つグレミー
はハマーンのプレッシャーを受けつつも、ザビ家の血を引き継いだ真のネオ・ジオンを作ると兵に演
説し、志気を向上させようとする。
アーガマではラビアン・ローズからの部品を回収し、それぞれの想いにひたっていた。その一方で、
対ハマーン、グレミーの作戦を練っていた。ジュドーはコア3から出た船にハマーンの思念を感じ、
一人ダブルゼータの整備に向かった。
キャラ、ニー、ランス率いる、モビルスーツ隊がアクシズ攻略のために出撃した。そしてそれを見届
けて後を追うように出撃するマシュマー。プルツーはそのマシュマーの強烈なプレッシャーを感じてい
た。気負けをするプルツーのクィーン・マンサ。
その状況を見て、ジュドーはハマーンが本気であることを知り、アクシズ攻撃を手伝うことを提案。
全員一致でグレミー攻撃を開始する。ラカンと戦っていたキャラを助けるジュドー。そのジュドーの声
を聞き、おかしくなってしまうキャラ。
一方、ラカンのドーベンウルフ隊は、マシュマーのザクIIIを攻撃していた。強化しすぎたマシュマー。
マシュマーの気に耐えきれなかったザクIIIがラカン達のドーベンウルフ隊を巻き込んで爆発する。キ
ャラは残ったドーベンウルフ隊を攻撃しようとするが、ハマーンの撤退命令で、その攻撃を止める。
急に撤退するグレミー隊。そしてアクシズからはクィーン・マンサを筆頭にしたニュータイプ部隊が出
撃してくる。 
第45話 バイブレーション ニュータイプ部隊を見て、特攻をかけるキャラ。プルツー、クィーン・マンサのビット攻撃と、キャラ、ゲ
ーマルクのビット攻撃は互角だったが、ニー、ランス、そしてジュドーの説得を聞き入れ、キャラはひ
とまず撤退する。
月にいるブライトは、セイラに連れられたリィナと再会した。セイラは兄、キャスバルの動きがわから
ないのかとブライトに問う。だが、この戦いにシャアの意思は感じられないと答えるブライト。そして
彼を必要とする時代が来るのを待っていると答える。その答えにいっそ死んでくれればと漏らすセイ
ラ。
プルツーは、自分を苦しめる言葉に半狂乱状態となっていた。そんなプルツーを叱咤しながら、グレ
ミーはモウサ切り離しを指示する。ハマーン艦隊にモウサをぶつけようとする作戦。その状況を見て
ジュドーは補給が完全に終わっていないダブルゼータで出撃する。キャラはプルツーとの戦いの最
中に、突然隠れていたラカンの攻撃を受ける。危機一髪のところをかばい、爆発していくランスのガ
ズエル。そこに割って入ってくるジュドーのダブルゼータ。プルツーはジュドーをかばうプルの思念に
悩まされ動かない。プルツーの援護がないラカンは、ビームの効かないジュドーに恐れながら、ダブ
ルゼータにやられていく。
モウサはコア3衝突のコースをそれ、ぎりぎりのところですれ違っていく。今度はアクシズをぶつけよ
うとするグレミー。アクシズ衝突回避を指示していたハマーンは、ジュドーがアクシズに入り込んだこ
とを感知する。プルツーはグレミーの元に戻ってきていた。プルが邪魔して頭が痛いのが直らないと
訴えるプルツー。そんなプルツーを元気づけるためにクィーン・マンサのコクピットに一緒に乗り込む
グレミー。ジュドーと一緒に入り込んだルーのゼータ、エルのmkIIに対して攻撃をかけるクィーン・マン
サ。ゼータ、mkIIともにその攻撃で稼働不能に陥る。あのガンダムをやれば気分も良くなるというグレ
ミーの言葉に、そうだねととどめをさそうとするプルツー。そこに止めろと入り込んでくるプルツー。
「グレミーの人形になってしまっていいのか?プルツー。」コクピットから出て行こうとするプルツーを
止めようとするグレミー。「プルツー、グレミーはお前を道具にしているんだぞ。」「私には戦わなばな
らぬ大儀がある。お前こそ正義など見えないのになぜ戦う。」その言葉に返す言葉をなくすジュドー。
「お前はただの兵士だから戦っているのだ。お前がガンダムに乗っているのは状況にすぎん。しかし、
私は違う。自らに過酷な生き方を選び、後悔していない。お前には内から湧き上がる衝動がある
まい。そんなクズは私の前から去れ。」「違うよ。俺には個々の人の欲望が起こす間違いがわかるん
だよ。だから俺は。。」様々な人々の思念がジュドーに流れ込む。「わかったよ。俺は間違えなく、身
勝手な人の独善に対しみんなの意思を背負って戦っている。お前は血のことを言っているようだけ
ど、その原点はどこから来た?地球だろ。全てのものを生み育んできた地球が俺たちの故郷だ。
ザビ家の血なんてその何億分の一だろう。それが原因で争うのならアクシズの中だけでやってくれ。
地球は汚染されてるし、俺たちのコロニーは古くて腐ってる。今、人類全体がやり直さなくちゃいけな
いんだ。あんたみたいな小さなことにこだわる人間は、倒さなくちゃ地球圏に明日は見えないんだよ。
血に縛られたような人間は邪魔なんだよ。人間の可能性をちっぽけな自己満足でつぶされてたまる
か。」プルツーの頭痛は止まらない。「ジュドーは正しいことを言っているんだよ。おいでよ。」プルの
言葉が聞こえるプルツー。そんなプルツーを強引にコクピットに戻すグレミー。怒るプルツー。「みん
な嫌いだ。」プルがジュドーに言う。「プルツーを助けてあげて。彼女は私たちのところに来たがって
いる。」クィーン・マンサに迫るダブルゼータ。プルツーはコクピットの外に出る。「連れてって、ジュド
ー。」プルツーを手の中につかみ、クィーン・マンサの元を離れるダブルゼータ。
「私のこと、好きだったの、忘れないよ。」ルーは、そう言い、クィーン・マンサのコクピットにいるグレ
ミー目がけ、ビームライフルを発射する。「君か、ルー・ルカ?君にやられる。」グレミーを助けようと
ダブルゼータの手から飛び出るプルツー。爆発するクィーン・マンサ。そしてその爆風に飲み込まれ
るプルツー。そのプルツーを回収し、離れるダブルゼータ。
グレミーの波動が消えたことを感じたハマーン。アクシズが軌道を変えられないことの報告を受けた
ハマーンは、自ら出撃しようとブリッジを離れる。「ジュドー、生きて帰ってこいよ。」
アクシズとコア3が衝突。アクシズ内部が爆発し、ジュドー達が脱出できないことを心配していたビー
チャ達。そこに現れるダブルゼータ。ルーとエルもそのコクピットにいることを知り、安心する一同。
そのコクピットには、負傷しているプルツーもいた。
第46話 戦士,再び・・・ プルツーはネェルアーガマのベッドでうなされていた。ハマーン隊は動いていない。ジュドーはそれが
自分を待っていると考えていた。ジュドーは決着をつけるために一人、ブリッジを出て行った。それを
追いかけるエル。エルは百式で援護しようと申し出るが、ジュドーに断られる。さらにジュドーを一人
送り出すビーチャ。エルはビーチャに平手を食らわすが、ビーチャもエルに平手を食らわせる。本当
はジュドーを一人送り出したくない気持ちのビーチャであったが、ハマーンとジュドーの関係を考えれ
ば、一人で出すしかないとエルを説得するビーチャ。そして自分たちにできるのはジュドーが戻ってく
る場所を守ることだけだと。みんなに見送られながら出撃するジュドー。
ハマーンもキュベレイで自ら出撃しようとしていた。キャラは自分が出撃すると申し出たが、それを制
するハマーン。
ハマーンのキュベレイとジュドーのダブルゼータが対峙する。そこに突如現れるキュベレイの大群。
グレミー反乱軍の生き残りであった。それを受け持つキャラのゲーマルク。「死ぬなよ、キャラ。」ジュ
ドーはそう言い残し、ハマーンと共にその場を去っていった。キュベレイのビット攻撃にニーが散り、
そしてキャラもキュベレイと刺し違えて死んでいった。キャラの死んだ気を感じ取ったジュドー。ジュド
ーはキャラを残してきたことを後悔していた。ハマーンはジュドーとの対決の場をコア3のジュドーと初
めて会った場所に選んだ。戦いを始める2人。その時、コア3にモウサが激突。ネェルアーガマはその
爆風に巻き込まれないようにしながらも、ジュドーの帰りを待っていた。
ジュドーとハマーンはコア3の外に出る。ハマーンはダブルゼータの後ろを取る。そしてダブルゼータ
の正面にビットを配置し、サイコミュ攻撃を開始する。ジュドーはダブルゼータをドッキングアウト。そ
してコアファイターでキュベレイに突っ込んでいく。だが、キュベレイになぎ払われ、コクピットから投げ
出されるジュドー。それを見て「とどめは私の手で直接刺してやるよ。」とキュベレイのコクピットを出る
ハマーン。銃撃戦になるも、ハマーンの銃が吹き飛び、ハマーンに体をくっつけるジュドー。「貴様。」
「ジュドー、私と来い。」「あんたの存在そのものがうっとおしいんだよ。あんただけ行けばいい。」「どう
いわれようと己の運命は自分で切り開くのが私だ。」キュベレイのコクピットに戻るハマーン。「ジュド
ー、終わりだ。」ジュドーはコアファイターのコクピットに戻ったが、コアファイターがちっとも動かない。
迫るキュベレイ。突如、ジュドーの体から波動が発せられる。ハマーンにはジュドーを守るたくさんの
気を感じる。「あれは、カミーユ・ビダン」ジュドーの気は、コアファイターにダブルゼータのパーツを呼
び寄せた。ダブルゼータに合体するジュドー。「わかるぞ。みんなの力がガンダムに。」「人の思いが、
人の意思が力になっていくというのか。これが、ニュータイプ。」「あなたには見えているはずだ。戦い
で無駄死にをした、人の意思が。」「人は生きる限り一人だよ。人類そのものもそうだ。お前が見せて
くれたように人類全てがニュータイプになれるものか?その前に人類は地球を食い尽くすよ。」「そん
なに人を信じられないのか?憎しみは憎しみを呼ぶだけだって、わかれ。」メガ粒子砲を発射するダ
ブルゼータ。それを受けるキュベレイ。「憎しみを生む者。憎しみを育てる血をはき出せ。」「はき出
すものなどない。」「自分の頭だけで考えるな。」キュベレイはダブルゼータのメガ粒子砲でコア3に、
その機体を埋めていた。「今持っている肉体だけに頼るから。」穴からはい出てくる傷ついたキュベレ
イ。「ふふ、肉体があるから、やれるのさ。」ダブルゼータの元から逃げるキュベレイ。追うダブルゼ
ータ。「ジュドー、上。」プルの言葉に反応するジュドー。真上からダブルゼータを襲うキュベレイ。「も
らった。」交差するビームサーベル。「相打ちと言いたいが私の負けだな。」不敵な笑みを浮かべる
ハマーン。「なぜ、もっとファンネルを使わなかった。」「ふふ、一騎打ちと言ったろ。」「その潔さをな
んでもっと上手に使えなかったんだ。持てる能力を調和と協調に使えば、地球だって救えたのに。」
「ふふ、アステロイドベルトまで行った人間が戻ってくるというのはな、人間がまだ地球の重力に引か
れて飛べないって証拠だろ。」「だからって、こんなところで戦ったって何にも。」「そうさ、さかしいお前
らのお陰で地球にしがみつく馬鹿どもを抹殺できなかったよ。全てお前達子供が。」受けた傷に苦し
むハマーン。「おい?」声をかけるジュドー。「下がれ。」キュベレイを発進させるハマーン。「帰ってき
て良かった。」ダブルゼータの元を離れるキュベレイの上半身。「強い子に会えて。。」キュベレイの上
半身はモウサに激突して爆発。ハマーンは散っていった。ジュドーはコアファイターを外そうとするが、
コアトップがはずれない。それを察知したプルツーは、苦しみながらベットを抜け出す。ブリッジではジ
ュドーとハマーンの戦いが終わったことを張りつめた気が解けたことから感じていた。そこに現れるプ
ルツー。「お兄ちゃんは?」「だめよ、プルツー。」ジュドーはモウサに引き寄せられていた。プルツー
は砲撃の場所をビーチャ達に指示していた。「私の言うとおりに撃てば、ジュドーは助かるよ。」「こい
つは強化人間なんだよ。」プルツーを信じようとしないビーチャ。「ビーチャ、この子はプルなんだよ。」
ハイメガ粒子砲を撃つネェルアーガマ。着弾し、ジュドーが脱出したのを感じたプルツー。「お兄ちゃ
ん」そういいながら、意識を失うプルツー。
「来た。」イーノがいち早くジュドーを見つける。手を振りながら、ネェルアーガマに接近するジュドー。
ネェルアーガマの後に見えるエゥーゴ、地球連邦の艦隊。「今頃来るなんて。」激怒するジュドー。
「私はミネバ様ではありません。ただの影武者です。」今までミネバだと思っていた子供が泣きながら、
その事を話す。そこにジュドーは、そんなことをしてどうするとどなり込む。「いっぱい人が死んだんだ
よ。いっぱい。」ブライトに訴えるジュドー。「わかっている。今、だから、俺を殴って気を済ませろ。」
ブライトを思いっきり殴るジュドー。
時は過ぎ、木星に旅立とうとするジュドーとルー。リィナはこっそりそれを見送ろうとしていた。だが、セ
イラにそれはお兄さんを馬鹿にしているとたしなめられる。リィナは結局ジュドーの前に姿を現す。抱き
合う2人。旅立つ木星連絡船。


2003. 8. 3 Update

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