サクラ大戦 前半(第一話 〜 第五話)

 


話 数
題  名
概  略
備  考
第一話 帝都・花の華撃団 大神一郎、「降魔迎撃隊・花組」への着任を命じられ、意気揚々と待ち合わせ場所の上野公園へ。
しかし迎えは女性の「真宮寺さくら」、連れて行かれたのは「大帝国劇場」。
中で会うのは「女性」の団員ばかり。。。
支配人室で会った「米田中将」は昼間からの飲んだくれのおやじ。
そして命じられたのは「モギリ」係。
あげくの果てに米田に「帝国歌劇団」だと強調されてしまう始末。
初日からすっかり意気消沈をしてしまう大神であった。
翌日は舞台の休演日。
舞台のけいこを覗きに行く大神。
しかし「さくら」と「すみれ」の大喧嘩が始まり、大神は止めに入る。
止めに入ったタイミングが良かったのか悪かったのか、平手をくらってしまう。
全員に「チームワーク」の重要性を諭す大神であった。。
立ち去る大神に駆け寄るさくら。
そして大神着任の前に米田が言っていた事を告げる。
「花組の隊長はただの軍人にはできない。いやさせてはならない。
人の命を勝利のために犠牲にするような戦いを繰り返してはいけない。
だから、花組の隊長をつとめる人は、花組を・・この劇場を・・
そしてここでの暮らしを愛してくれる人でなければダメなんだ、って」
そのためにモギリの仕事をやらせたという事も。。
そしてさくらも劇場や自分たちの事を好きになってくれる様に。
そして一緒に戦ってくれるようにと願う。
大神の疑問。。「戦うっていったい誰と。」
さくらが「それは・・」と言いかけた時鳴り響く警報。
「なんだこの警報は?」と大神が言ったとき、「大神さん出動です。」と言うさくら。
地下作戦室へ集合。秘密部隊・帝国華撃団の姿を大神は見る。
だますようなまねをしていた理由を告げる米田中将。
そして敵が「黒之巣会」であることを大神に告げる。
そしてその対抗手段として「光武」があることも。。

上野公園では「魔操機兵」が暴れ回っていた。
そこに参上する帝国華撃団の「光武」。
対するのは黒き叉丹である。叉丹には逃げられたものの、魔操機兵の撃退に成功。
見事初陣を飾った大神は華撃団のみんなと夜桜見物をする。
「椿姫の夕」上演
第二話 敵の名は黒之巣会 「天海」に呼び出され前回の失態を詰問される「死天王」。
天海は「六破星降魔陣」の完成を目指し、その第一目標「芝公園」に自らも出陣する。
一方、開演直前の帝劇。アイリスは「紅蘭」を迎えにロビーに出てくる。
紅蘭の事をアイリスから聞く大神。何とも物騒そうな人物らしい。。
そんな時、李紅蘭が大帝国劇場に蒸気バイク「ハマイチ」でやってくる。
外でけたたましい音が響き、すすだらけの紅蘭が現れる。
紅蘭を無事に部屋までエスコートし、隊員にほめられたと思いきや今度は伝票整理。
ふてくされながらの作業の大神であった。
その夜、気を使って紅蘭が花札に誘ってくれたり、すみれはプールで溺れてしまったりと相変わ
らず忙しい夜であった。
夜の見回りでは、すみれがプールで溺れたり、紅蘭に花札に付き合わされたりとさんざんな目に。

翌日。公演「愛ゆえに」の最中でのハプニング発生。
マリアとさくらのやりとりでの事、さくらは転んだ拍子に舞台袖のカーテンを掴んでしまう。
これが原因で舞台のセットが崩れ落ち、舞台の上は見るも無惨な姿に。。
公演がある花組のみんなを帰して、一人大神は舞台修理をする事になる。
途中さくらも手伝うが、いなくなった時に謎の女性と出会う。
そのあやめにメロメロになる大神。しかし戻ってきたさくらはその姿にカンカン。
大神の為に作ってきたお弁当を残して部屋に戻ってしまう。
お弁当の礼を言って、誤ることでどうにかさくらに機嫌を直してもらう。が、昨夜の女性の事
が気になって仕方がない様子。舞台の修理にも姿を現さずぼーっとあやめの事を考えている始末。
そんな時に鳴り響く警報。芝公園に「翔鯨丸」にて出動する花組。
しかし最後の敵は異常に強い。そんなときに謎の声。
その声に従っての勝利。
それこそが「帝国華撃団副指令 藤枝あやめ」の声であった。
一方黒之巣会は華撃団に対し、本格的な攻撃に出ようとしていた。

「愛ゆえに」上演 
第三話 オレは隊長失格!? 蒼き刹那、マリアの情報を掴み、花組の混乱の画策を考え始める。
「シンデレラ」公演終了後、うかない顔のマリアを見かける。かすみからも「台詞」を間違える
というらしからぬミスをやったとの話を聞く。
花組のみんなも心配をし、大神もカンナと話をしてみるが、カンナは何も話してくれない。
そんな折、舞台のセットの修理をしている最中に、セットが崩れてきた。
支えるのも限界の大神。アイリスと共にあわや下敷きになろうというところへ現れたのがカンナ
であった。
カンナの話に聞き入る花組の面々。そんななか大神はカンナと組み手をする事になってしまう。
カンナの組み手を全て受け止める大神。カンナが作った飯を一緒に食べ、気に入られる。
そしてその帰り、「ロケット」を無くして探しているマリアと出会う。
その夜。昔の傭兵時代の悪夢にうなされ起きるカンナ。そこに警報。
「悪いことは重なるものね。。」
築地に出撃した面々。しかし刹那の手で既に「六破星降魔陣」が完成した後であった。
どうにか刹那を追いつめたと思った瞬間、飛び出してくる子供。
それに気を取られ、子供をかばった大神に襲いかかる刹那。
大神は重傷を負ってしまう。

天海と紅蘭の2人の手で人体実験される夢にうなされる大神。
改造されるその瞬間に「隊長室」で目を覚ます。心配そうにのぞき込んでいる花組の面々。
3日間眠り続けていたらしいが、再び紅蘭の特効薬で強烈な眠気に襲われる。
その薬の効き目がうすれ、目を覚ますとマリアが来ていた。
マリアは大神の軽率な行動に対しての批判をする。そして「大局」を見失った指揮官は失格であ
る、隊長は失格であると言い放ち、部屋を出て行ってしまう。
マリアと話をしようと部屋の前まで来るが、先にカンナが来て話をしている。
その時カンナがマリアの部屋から出てこようとしていた。
急いで隠れようとする大神。しかしその時走った事が災いして書庫で倒れてしまう。
気が付くとあやめの部屋で介抱されていた。
あやめに諭され、再びマリアと話をするために外へ出ていく。
マリアはロビーから正に外へ出ていこうとしている瞬間だった。
外に出たとき待っていたのは「刹那」の挑発であった。挑発にはならないと大神に言うマリア。
しかし大神には「刹那」の言っていた「ロシア革命の闘士」「クワッサリー」という言葉が耳に
ついて離れない。
隊長室で考えているとき、カンナが「マリアが単独で光武で出撃」した事を知らせに来る。

司令室に集まる花組の面々。そこであやめは「マリア」の過去についてを話す。
大神につらくあたっていたマリアの態度についてを理解し、マリアを救出すべく出撃する花組。
マリアの光武は戦闘不能状態になっているらしい。
しかし魔操機兵の攻撃をかわしマリアの光武に近寄ってみると、中にはマリアの姿は無かった。
その背後にはマリアのロケットが落ちていた。「一足遅かったか・・・」
そこに刹那の挑発。「返して欲しければ大神一郎、一人で来い。」
「マリアだけでも戻ってきたら、マリアを中心に花組を再編しろ。」
そう言い残して単身迎えの船に大神の光武は飛び乗った。
大神のたどり着いた部屋には刹那と、張り付けにされたマリアの姿があった。
刹那に傷つけられていく大神。
そこに翔鯨丸の砲撃。大神の発信器を頼りに花組が駆けつける。
マリアを無事救出し、刹那を倒す事に成功。
マリアにも隊長と認められ、ようやく自他共に花組の隊長となれた大神であった。。。

「シンデレラ」上演
第四話 暴走!暴走!大暴走!! 蒼き刹那が倒されて悔しがる白銀の羅刹。自らが出撃する意思を露わにする。
一方公演「愛はダイヤ」の練習中のすみれとカンナ。そこに「明日は何の日か知っている?」と
聞き回るアイリス。しかし台詞合わせ中の為、みんなは相手にしてくれない。面白くなくて大神
の所へと飛び出していくアイリス。舞台ではみんなの期待通り?すみれとカンナの喧嘩が始まり
つつあった。大神は伝票整理で退屈そう。漸く仕事が終わり部屋の外へ出るとアイリスを探してい
るさくらと出会う。そこで明日の大道具部屋の掃除を手伝う事になる大神。そこに現れるアイリス。
明日はアイリスの誕生日なのでデートをしてくれと大神に頼むアイリス。大神はデートを引き受け、
さくらもそれではしょうがないと掃除を別の日にやることにする。
さてデートの日。大神達は浅草へと行く。公園、買い物と進み、最後に活動写真館へ。しかしここ
で事件が起こる。その内容に怖がったアイリスは恐怖のあまり力を発動。ついに活動写真館は崩れ
落ちてしまう。
その夜支配人室で米田支配人とマリアにしぼられる大神とアイリス。そしてその様子に聞き耳を立
てるすみれ、紅蘭、カンナ。大神がアイリスをかばう時に出た「アイリスはまだ子供じゃないか!」
の言葉に、「アイリスは子供じゃないもん」と自分の部屋に飛び出していってしまう。人の考えがわ
かるアイリスに対しては誰が説得しても失敗。あやめの助言に一旦引き下がる大神であった。
翌朝、再びアイリスの部屋を訪ねる大神。しかし心の中で子供扱いをしている事をアイリスは見抜き、
走り去ってしまう。そして光武で街へ出ていってしまう。
司令室に集まる花組の面々。そして浅草に向かっているアイリスの保護に出撃しようとするその時、
司令室に警報が鳴り響く。浅草に黒之巣会の出現による警報である。
出撃の直前、あやめに呼び止められる大神。
「アイリスの良いところは子供らしい純粋な心であり、無理に大人ぶる必要がないと本人に言って
あげてと頼まれる大神。
浅草では案の定街に被害を出しつつあるアイリスの光武。しかし大神とさくらで押さえ込み、大神
が本心から怒り、「子供でいいじゃないか」という本心からの言葉にアイリスは納得し、光武から
飛び出してくる。そしてそのアイリスに大神は優しくキスをしてあげる。
漸く7体の光武がそろった花組。白銀の羅刹との戦闘が始まる。
戦闘が終わり帝劇に戻る面々。そしてアイリスはデートのやり直しをしに、大神と出発するのであ
った。
「愛はダイヤ」上演
第五話 花と咲かせよ!乙女の意地で! 太正12年8月、黒之巣会本拠、四天王のふがいなさを嘆く天海。
しかし「六破星降魔陣」成就を急がせる。命令に従うミロクと不敵な笑いを浮かべる叉丹。
「楔」を打ち込もうとするミロクであったが、廃屋の霊力でどうしても打ち込む事ができない。先に廃
屋の霊力を封じる事を優先と考え、作業にとりかかった。
そんなとき帝劇では、西遊記上演中。カンナの悟空とすみれの妖鬼夫人の対決シーンの真っ最中。
しかしカンナがすみれの衣装を踏みつけ、すみれを転倒させてしまう。ついに始まる大喧嘩。
公演終了後も続く大喧嘩。さくらに「どうにかしてください」と言われても何ともしようがない大神。そ
こにすごい剣幕で割り込んでくるマリア。マリアは米田長官の命令で地下作戦室への集合を告げ
に来たのであった。
米田長官の指令とは深川の旧華族の廃屋調査であった。昨夜黒之巣会の出現が市民より通報さ
れ、黒之巣会の真の目的を探る為にも、花組が調査任務に就く事になった。しかし米田長官の人
選は、大神、すみれ、カンナの3人。人選的には現時点では最悪である。
さて深川の屋敷に着いた3人。しかしすみれとカンナは早くもいざこざ。2人で別々の方角へと歩き
出してしまう。何とか合流してお札を貼る魔操機兵を発見。しかしそこに蛇が落ちてきて、カンナに
絡みつく。悲鳴を上げるカンナ。それに気づき立ち去る魔操機兵。文句を言いながら追いかけるす
みれ。しかし、異常な蛇への恐怖心を見せるカンナ。これは幼少期のカンナの体験から来るもの
であった。蛇に噛まれた傷が痛み始めるカンナ。カンナの為に必死で薬を探す大神。もうダメだと
弱音をはき、「すみれの事をよろしく頼む」と言い始めるが、カンナを励まし、屋敷中を探し、ようや
く「消毒薬」を見つけ、処置する。とりあえず落ち着くカンナ。2人で魔操機兵を追ったすみれを探
す。
すみれは部屋の中にいる魔操機兵を見張っていた。部屋の扉を開けると先ほどと同じようにお札
を貼る魔操機兵の姿がある。何をしているか近寄って見てみようとした瞬間、今度はすみれの手
に蜘蛛が落ちてくる。悲鳴を上げるすみれ。気づいた魔操機兵にまたも逃げられてしまう。今度は
カンナが魔操機兵を追いかける。応急処置をするもまたもや毒が回り始めた様子のすみれ。今度
はすみれの為に薬探し。もうダメだと弱音をはき、「カンナの事をよろしく頼む」と言い始めたすみれ
を励まし、「消毒薬」を見つけ、処置をする。それで落ち着くすみれ。
まだ行けない部屋の手がかりを求めているうちに「鍵」を発見し、行けない部屋へと向かっている
所に、カンナと出会う。カンナのいる食堂の奥の部屋に魔操機兵がいるらしい。しかし鍵がかかっ
ており、見つけた鍵も合わない。再度鍵を探しに出かけ、ようやくその部屋に合う鍵を発見する。
またもやお札をはっている魔操機兵を発見。しかし間の悪いことに今度は蛇と蜘蛛が同時に現れ
る。はたき落とす大神。しかしそれが原因で魔操機兵に3度逃げられる。ここでカンナとすみれは
一時休戦。ようやく仲直りをしてくれ、任務に復帰。逃げた魔操機兵を追う。
お札をはる魔操機兵を見つけ、3人で飛びかかろうとした瞬間、光が屋敷を覆う。その瞬間、屋敷
の霊力が消えてしまう。魔操機兵は梯子で上に登っていく。それを追って登る大神達。
しかし出てみた場所が悪かった。そこにはミロクと魔操機兵軍団が作業をしている所であった。気
づかれ絶対絶命の大神達。しかしそこにいいタイミングで「翔鯨丸」が現れてくれる。
戦闘中にも口喧嘩の絶えない2人であるが、大神の一言で仲直り。力を合わせて黒之巣会を撃退。
しかしミロクは怪光線をさくらに浴びせ、あっさり後退。
すみれとカンナもそれぞれ毒蜘蛛、毒蛇に噛まれたのではないことがわかり、大神の看病を巡って
またもや喧嘩を始める2人。
その夜、さくらの機体から飛び出てくる魔物。それはミロクが「華撃団」の基地を探る為の作戦であっ
たのだ。

 
「西遊記」上演


99. 7.31 Update

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