独楽様                

8月9日(土)

昨日はドームで野球観戦。
後楽園に行くのはドームになってからは初めて。
つーことは10年以上ぶりか。

なんだかこじんまりした感じ。
屋根があると狭く感じるなあ。
あ、ビール2つね。
Vサインでのボディランゲージ。
売り子のバイトも大変だね。
カーン。
カーンってなんだ。どうした?
えっ、ホームラン?見逃しちまったじゃないか。

あ、2つね。そうそうビール。テキパキ注いで頂戴。
代金丁度ね。
カン。
いや缶じゃないって。ん?
カンってタイムリーかよ、おい。見てないよ、俺。

ひさしぶりの野球観戦。女の子がビール注ぐのを見に行ったようなもの。
ま、ただだからいいけどね。内野席だし。
巨人ファンでも中日ファンでもないしね。

というわけで、売店で「猛虎」のハチマキを買って帰途につくのであった。
どうでもいいけど、広沢。素振り思い切りしすぎだっつーの。
思い切り振るのはバッターボックスでやれ、バッターボックスで。

というわけで明けて本日。猛虎ハチマキ頭に巻いて朝から日記書き。
かなり変な状態の残暑の朝です。

なんか文章も変だな。



8月25日(月)

北関東を車でまわる。

谷川岳の眺望を楽しみ、水上で温泉に入る。

中禅寺湖畔の旅館で鱒を食い、露天に浸かる。

華厳の滝で涼を取り、東照宮で「俗」に思いを馳せる。

いろは坂で前の車をあおり、宇都宮のみんみんで餃子を食う。

大洗でサメとにらめっこをして、北浦でボートから落ちる。

帰ってきて歌舞伎町で友と酒を酌み交わし、どしゃぶりの中をサンダルで闊歩する。

地元の祭りでサンバの踊り子に「夏」の終わりを感じる。

そんな夏休みだった。夏も終わる。


9月8日(月)

ひとつ本棚らしい本棚を買ってやろうと思い、家具屋へ行った。
今ある本棚は実に合理的な作りで、スペースを最大限に活用できるものである。
業務用の本棚で(本屋さんや図書館が使う奴ね)、棚段の細かな調整も効くし気に入っているのだが、その分家具という感じではない。
スチール製で色は濃いグレー、「実用一本」の作りだ。
それが気に入らないらしく、どうしてもその本棚はやめてくれというので、仕方なしに家具屋へ向かったわけだ。

ところが同じぐらいのスペースに置くことが出来て、かつ今の本棚よりも多く本が入る本棚がない。
本が今以上に減ることはないので、どうしても収納冊数は妥協できない。
今の本棚で妥協、ということになった。
しかしすぐにこの本棚も一杯になってしまうだろう。
「この本棚をもう一つ買うっていうのはどう?」 ぽんと手を打ち勢い込んで提案したのだが、名案だと思ったのは自分だけであった。
その後は本を捨てる捨てないで口論。本に対する価値観は人によって全く違う。

「そんなに本が好きなら本に埋もれて死んじゃえばいいのよ。」
「ああ、それこそ本望ってものだ。」

その後は駄洒落に関する価値観の違いで口論が始まるのであった。

秋の夜は更けて行く・・・


独楽様
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