大判用レンズたち

Rodar anast8×10 F6.3
ニューヨークと書いてあるアメリカ製のレンズ。8×10なので約360mm位かな。(いいかげん)8×10につけてよく使っています。8×10ではRodenstckの300mmを主に使うのですが、まるで遜色がありません。かえって、コントラスト的に優れていたりもします。暗部のつぶれ具合とかはとてもいい感じです。
ただUnversalのシャッターが命かな・・?壊れたら取り返しがつかないどこかで見つけると必ずストックに買い付けてしまう、こんなレンズを愛用している人の性でしょう。

物体として ★
道具として ★★★★

Rodenstock Imagon 300mm H6.8
比較的最近のモデル。これの前の型がとても評判が良い。でもとりたてて問題もなく、10年来のお付き合いです。
もともと、写真館などでポートレートを撮るために生まれたレンズのようですが、あまりそういった使い方はしたことがなく。もっぱら風景写真に使っています。何とも柔らかいいい感じです。又、結構絞ると普通のレンズに近くなりますので、機材のシェープアップにも貢献しています。グラデーションのすばらしさは一見の価値ありです。


物体として ★★
道具として ★★★★

Voigtlander Heliar 18cm F4.5
フォクトレンダーのレンズは結構持っている方ですが、これが一番普通です。たぶんスプリングについてきた物だと思われますが、4×5は余裕でカバーします。同じ長さのテッサーよりは、軟調にあがりますが変えつて使いやすい程度です。
やはり問題はシャッターです。古い物なんでそこを解決しなければと思いつつ、適当に遊んでしまっています。とりあえず今のところシャッターは生きております。


物体として ★★★
道具として ★★

Kodak Commercial Ektar 10in F6.3
あまりにも有名なコマエクことコマーシャルエクター。有名税でしょうか結構高騰してしまい、買いづらくもなっていますが、現代のレンズには到底できない、芯のある柔らかさを見せてくれます。設計的にはテッサーですが、コマエクはコマエクの写りを主張してきます。


物体として ★★★
道具として ★★★

Carlzeiss Jena Tessar 18cm F4.5
かなり古い方のテッサー。詳細は不明ですが、モノクロの商品撮影なんかには、とても重宝します。エッジの利いたそれでいて舐めるようなグラデーションは一級品です。ほぼ真円に近い絞りも昔ならではですし、絞って使うことを前提にして設計されているのか、回屈収差なんかはあまり気にしたことがありません、ただロケでは使いづらいのはしょうがないでしょう。


物体として ★★★★
道具として ★★

Carlzeiss Jena Tessar 16.5cm F4.5
1900年ちょうどに作られたイコン社のオリックス802という手札カメラについていたものを外して4×5で使っています。100年前のレンズがこれほどよく写るのならこの100年の人類は何をしてきたのか疑問になるときがあります。きっと手を抜く方法と、コストと戦ってきたのでしょう。家一件の値段で買った物を、ランチ代で買えるくらいまでにした努力はすばらしい?のかも。


物体として ★★★
道具として ★★★


voigtlander.collinear SeriesNo3 F5.4
これもよく見かける割には詳細不明です。ちゃんと調べればいいのですが、そのうち調べます。
手書きでフォクトレンダーコリニアと書いてあります。このタイプは後玉を外すと望遠として使えます。がとても軟調で使いこなすのは至難の業です。正直言ってこれでちゃんとした作品はまだ作れていません。シャッターは結構元気です。

物体として ★★★★
道具として ★
Schneider Kreuznach Super Angulon 75mm F8
スーパーアンギュロンは好きな人がたくさんいますが、4×5ようのアンギュロンは安くて助かります。広角の割に小さく設計されていて、海外などに行くときは機材が小さくまとまり、大変助かります。が、結構癖玉で気を抜くと周辺が落ちすぎたりコントラストが異常に高くなってしまったりと、緊張感を持たせてくれます。基本的に広角系の高コントラストは大好きなので気に入っています。

物体として ★★
道具として ★★★★

Schneider Kreuznach Xenar 240mmF4.5
前に使っていた人はリンホォフに付けていたんでしょう、ご丁寧にチューブ付です。エアコンパーがとっても気に入っていたのですが、壊れてしまいました。修理します。写りは普通です、どこまでも・・。シュナイダー好きなんで気に入っています。

物体として ★
道具として ★★★