自律ユニットの取り付け

信号の取り出し

 自律ユニット本体は右の写真のようなものですが、これを使うには2つの信号を車から取り出さなければなりません。一つは車速パルス、そしてもう一つはギアをバックに入れたことを示す信号です。どちらも取り出し方はソニーのサイトから入手できますが、これによるとバック信号はリアゲートの所から取ることになっていますが、それではナビまでの配線が大変なので別の場所から取ることにしました。


バック信号の取り出し

 バック信号はバックライトの配線から取り出しますが、この配線がどこを通っているか調べたところ、こちらのサイトに一世代前のNewレガシィでは運転席右側の床を通っているという話があったので、新世紀レガシィでも同様であることを期待してここから取ることにしました。しかし、これに関しては詳しい情報はないので何らかの方法で確認する必要があります。一番簡単なのは配線に針でも刺してテスタでチェックすることですが、これだと被覆に傷をつけるので好ましくありません。
 そこで写真のような治具を作りました。ノイズフィルタ用のフェライトコアに細いエナメル線を巻いてクリスタルイヤホン用のコネクタを付けたものです。これを配線にかませれば電流の変化を音として聞くことができます。この区たが二つあるのは線の巻数が多い物と少ないもので前者が小信号用、後者はライトのような大電流用です。

 これを実際に使っている様子が右の写真です。まずリアゲートのバックライトの交換用の蓋を開けてこの配線の色を確認します(この写真は取り忘れました)。ついでにこの時もこの治具で配線の音を確認しておきましたが、ライトのついた時と消えた時しか音がしないかと思いきや点灯中も結構ノイズが乗っておりました。ちなみに、バックライトをつけるためにはオートマのセレクタをバックにするすなわち運転席にいる必要がありますが治具はリヤゲート。こういう場合を考慮してイヤホンの線は長い物を使っています。
 次に運転席右下の内装を外し同じ色の線を見つけて治具をかましたのが右の写真です。これで音を聞いてバックライトの線に間違いがないことを確認した上でナビの線を繋ぎました。アクセルペダルの上に見える緑の線がナビの線です。


車速パルスの取り出し

 こちらの方は前記のソニーの資料の通りに行いました。従って写真はありません。本当は単に撮り忘れただけなんですけどね。実はこちらも治具で確認しようとしたのですが、フェライトコアを入れる隙間がない位に配線が混んでいて断念しました。

ユニット本体の取り付け

 まず置き場所ですが、常道通り助手席の下にしました。次に固定方法ですが、自律ユニットの説明書にはカーペットに穴を開けてネジで取り付けるように書いてあります。しかし、車の原状は維持したかったので穴をあけるのはやめました。ではどうしたかというと、レガシィにはオプションでナビゲーショントレーという台が販売されているのでこれを使うことにしました。たかがジャイロにはもったいないような気もしますが、どうせ近い将来本格的なナビを買う予定ですから。ということで発注したのはいいけど、すぐには入荷しないしこれを付けるには助手席を外す必要があります。という訳でとりあえずボール紙とガムテープで助手席のスライドレールに固定したのが写真です。これで使ってみたら特に問題がないので今もそのままになっています。ナビゲーショントレーはそのうち気が向いた時に付けることにしました。


再び信号の取り出し

 後で知ったのですが、実はナビ用の信号は運転席のダッシュボードの下に専用のサービスカプラ(コネクタ)があってそこから取れるようになっているそうです。前からそれらしきコネクタは見つけてはいたのですが、自信がないので使わなかったのでした。ディーラーによってはこれにあう受け側のコネクタを取り寄せてくれるとのことで、これから自分でナビを付けようとする人にはこちらをお勧めします。


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