カーナビの取り付け

何処につけるか

 まずは何処に取り付けるかですが、前のページで書いたようにダッシュボードの上は駄目。そこで固定用のスタンドは自作することを前提に運転中に見やすく取り付けもなんとかなる場所を探した結果がメーターパネルの隣という前のページの写真の位置でした。

どうつけるか

 さて付ける場所が決まったら、次はどう付けるかです。この位置だと真下からスタンドで支えるのは難しいし、センターコンソールからステーを出しても本体の重さに耐えられるか心配です。そこで写真のようにダッシュボード上面からステーを出してそれに吊り下げる構造にしました。


どう作るか

 ステーそのものはアルミ線材を曲げる等の加工すれば簡単に作れます。問題はそれをダッシュボード上部にどう取り付けるかです。何しろダッシュボード上部は曲面になっているので金属をこれに合わせて曲げるのは素人には困難です。そこで採用したのはFRP。FRPを作るための布や樹脂は東急ハンズのようなDIY店で購入できます。布は安いグラスウールで十分ですが、そんなに沢山使う訳ではないので意味も無く一番強力なケブラーを買ってしまいました。ちなみに、ケブラーはそんなに高くはなかったけどこれを切るためのセラミック製の鋏は結構な出費になってしまいました。
 さて、次はどうやって整形するかです。最初は型取り用の樹脂でダッシュボードの型取りをすることも考えましたが、面倒なので廃案。結局、ダッシュボードの上にポリ袋を敷きその上にケブラー布と曲げたアルミ材を置いて樹脂を塗るという安易な手法にしました。写真はその時の様子です。樹脂が垂れたり飛んだりした時に備えて周りは新聞紙やポリ袋でガードしています。大変だったのは冬場で気温が低く、樹脂がなかなか硬化しなかったこと。放っておいたら硬化しないのでヘアドライヤーで暖めてやる必要がありました。
 樹脂が硬化したら後はバリを削って塗料を塗れば完成です。と書くと簡単ですが、何だかんだで1ヶ月近くの作業でした。ちなみに、塗装をしないとケブラーは黄色い色をしています。このままだと夜はフロントグラスに映り込みが出てしまうので黒の艶消し塗料を塗っています。


取り付け

 こうして出来た台は両面テープでダッシュボードに取り付けたのが右の写真です。両面テープだけだとテープが剥がれた時にナビが落ちる危険があるので、デフロスターの吹き出し口から紐で支えてあります。これでやっと取り付けが完了したのでありました。



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