GPX-V55の不満点

GPSの位置精度

やはりGPSだけでは位置精度が低いです。一般的にはGPSで100m誤差、FM放送による補正を行うDGPSが10m誤差と言われていますが、DGPSでも50m位はずれる感じがしますし、FM放送が受信できないこともしばしば。まぁしかし、この程度の誤差は車から車速信号を取らないポータブル型の宿命でしょう。ということで、前ページで書いたようにオプションの自律ユニットを取り付けました。

自律ユニット付きの精度

 自律ユニットを付けて「精度が上がっためでたしめでたし」となるかと言えばさにあらず。やはり精度に問題があります。自車位置が後方にずれる傾向があるような気がします。「50m先右折」の表示になっていても実際にはすでにその交差点にいるということがしばしば。町中の交差点の間隔が狭いところではこれはかなり問題です。まぁ、GPSだけの時のように不規則にずれる訳ではないので慣れてくれば癖を読み取って判断できますが、最初の頃は行き過ぎて戻ることがよくありました。ちなみに、この自車位置が後方にずれるというのはソニー他のカーナビにもある問題みたいです。

ルート探索のミス

 これはソニーの採用しているゼンリンの地図の問題ですが、交通規制情報が甘いところがあり指定されたルート通りには走れないことがかなりあります。特に困るのは中原街道で東京から多摩川に渡った所の交差点。ここは直進(正確にはちょっと右折)は禁止ですが、地図にはこの情報がないらしく直進を指示してくれます。品川区にある我が家から神奈川県の中部へ行く場合はここを通ることが多いのに、間違った案内をしてくれるのでルート探索は使い物になりません。他にも時間によって右折禁止の場所で右折を指示したりと、ルート探索は参考程度にしか使えません。ちなみに、同じゼンリンのパソコン用地図ソフト"Z"の方がなぜか遥かによいルートを出してきます。

有料道路優先

 これもルート探索ですが、有料道路優先にすると無理にでも有料道路を使うルートを示すし、有料道路優先にしないと全く有料道路を使わないという極端な選択しかしてくれません。

音が悪い

 ルートガイドの音声が目茶苦茶に悪くて交差点名などは聞き取れないことが少なくありません。ただ、これはモニタにも表示されるので致命的ではありません。でももう少しまともな音がだせなかったのかなぁ、ソニーなんだからさぁ。

速いけどへまをするリルート

ルートを外れた場合のリルートが速いのは良いのですが、時々とんでもなく変なルートを指示することがあります。道のり2Km位のループを作ってくれたことが数回。リルートしたら地図の縮尺を粗くしてルートを確認しなければなりません。


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