5.「伊豆シャボテン公園」
ちょっと長居をしたので5時をだいぶ回ってしまいました。今晩のこれからの予定は
「伊豆シャボテン公園」と本命「岩崎一彰宇宙美術館」です。
この二つは夜間も営業しているので、最後にとっておいたのです。
さて出掛ける前に腹ごしらえです。夕食は宿に隣接したレストラン「ノース・サーバー」で
いただきます。伊豆の宿の料理といいますと、地元の魚介類をふんだんに使ったものが
出てくるパターンが多いと思いますが、ここは私が厳選しただけあって、ちょっと違います。
わざわざ北海道から取り寄せた食材を出すんです。
実はオーナーが北海道出身の人で、料理も「北海道」にこだわってるというわけです。
「ノース・イン」の名の由来もここにあるわけですね。
私は「サーモンステーキセット」をいただきました。うーん美味でしたよーん。
さて腹も膨らんだところで、「伊豆シャボテン公園」へ出発です。
シャボテン公園へはバスが出ています。また、宿のすぐ前にバス停がありますので便利です。
ほどなくバスがきました。念のため運転手さんに確認。「シャボテン公園に行きますよね?」
「行かんよ。もう今日は便はないよ」がびーん(゜o゜)がびーん
「どうしよう」失意の私の前に、取って付けたようにこんな看板が目に付きました。
「シャボテン公園あと2q」「2qか。てことは歩いても30分もあれば着くよな。」
お馬鹿な私はまたもてくてく歩き出したのでした。
歩き出して10分。既に後悔してました。ずっと登りなんです。しかも周囲は真っ暗。
すれちがう車さえほとんどありません。「こんなことならタクシー呼べば良かった」
しかしもはや電話BOXさえありません。てくてくとぼとぼ。
それでも予定通り30分でシャボテン公園に着きました。
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追い打ちをかける看板 |
やれやれと思いきや、疲れた体に追い打ちをかけるようにこんな看板が・・・
「入園受付まで300m」なんじゃこりゃ! この最後の300mの長かったこと。
やっとの思いで、どうにか受付まで辿り着きました。
でも帰りも歩きじゃとても持たないな、と思った私。
私「あの、帰りタクシー呼べますかね?」 職員1「え?どうやって来られたんですか?」
私「実は麓から歩いて・・・」 職員1「ひえええええー」
職員2「そりゃあ大変だ。よし後で私が宿まで送ってあげましょう。」
んなわけで、職員の方が送ってくれることになったのでした。ラッキー!
さて帰りの心配が無くなった私は、意気揚々と園内を見ていったのですが、「暗い・・・」
いや展示内容がじゃなくて、道が暗いんです。足下が見えない。うっかりすると迷子になりそうです。
もちろん要所要所でシャボテンに照明を当てて、照明効果を出しているわけですけど、
この企画はちょっと外してるもしれないぞ<シャボテン公園
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シャボテンの森といった雰囲気です |
結局だだっ広い公園に客は私一人だったみたい。おいおい。後で聞いたんですけど、
実は現在工事中で照明がまだ不十分なのだそうです。完成したら一見の価値ありです。
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照明効果で妖しげな雰囲気を醸し出しています |
最後に自分用に小さいシャボテンを一鉢買いました。
帰りは約束通り車で送ってくれました。雨まで降ってきてたので、本当に助かりました。人情に触れる思いでした。
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お土産のシャボテン パキポディウムという種類らしい |