伊豆の旅Page.4
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4.「伊豆アンモナイト博物館」

16:20頃、今夜の宿、ペンション「ノース・イン」に到着。女性客向けの「カワイイ」「ロマンチック」な
ペンションを除外して厳選した甲斐あって、なかなか落ち着いた外観です。
とりあえずチェックイン。部屋もシックでgoodです。

さて、あんまりゆっくりとしてもいられません。時刻はすでに16:30。
美術館等の開館時間はだいたいが17:00迄なのです。30分じゃあ1館しかいけません。
そこで宿から徒歩5分の「伊豆アンモナイト博物館」に向かいました。

「こんにちは〜」と入ると、店番のにーちゃんが怪訝そうにこっちを見て、
「いいんですか?」と聞いてきます。「は?ええ、見せて下さい」と私。なんか変!

ティラノサウルスのレプリカ(横顔)
ティラノサウルス・レックスの頭骨のレプリカ
ティラノサウルスのレプリカ(正面)
こ、怖い・・・。フィルムケースと比べると大きさが分かります。


展示品はもちろんアンモナイトの化石がメインなんですけど、他にもティラノサウルスの頭部骨格の
原寸大レプリカがあったり、直径50pもある巨大アンモナイトの化石や、三葉虫、そして色とりどり
大小さまざまなアンモナイトが展示してあって、なかなか見応えがありました。

魚の化石 巻き貝の化石

展示も終わりに近づいて、北海道で発掘されたアンモナイトのコーナーがあって、そこに一つ奇妙な形のが
ありました。よく見ると4体くらいのアンモナイトがくっついて一つの化石になっているんです。
こりゃあ珍しいってんで写真を撮っていると、店番のにーちゃんがやってきて、
「それ珍しいでしょう。とっても貴重なものなんですよ」と話しかけてきました。

真珠光沢のアンモナイト化石
真珠のような光沢を持ったアンモナイトの化石
4重アンモナイト化石
館長お気に入りの4重アンモナイト化石

話をしてびっくり。店番かと思ったにーちゃんはここの館長さんでした。
しかもここにある北海道で発掘されたアンモナイトのほとんどは自分で掘ってきたものだとのこと。
学生時代からアンモナイトの魅力に取り憑かれていて、趣味が昂じてこの博物館を作っちゃったこと。
北海道産のアンモナイトは学術的価値が高くて、とても貴重なものであること。などなどなど。
発掘現場の写真まで交えて、熱心に説明してくれました。専門的な話はよく分かりませんでしたが、
館長さんのアンモナイトにかける情熱はひしひしと伝わってきました。

なお発掘旅行のため臨時休館することもあるそうなので、来館の際は念のため電話で確認した方が
いいかもしれません。

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