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お言葉ですね・覚書


坂道を転げ落ちるように減速・失速する

採集時期: 00年10月20日
採集場所: ZAKZAK(http://www.zakzak.co.jp/)
使用状況: (ITを隠れ蓑にしたバラマキ政策を批判する記事で)
民間エコノミストの間からは、景気は回復に向かうどころか、「現状がピークで、後は坂道を転げ落ちるように減速・失速する」との予測も出始めているのだ。
差し出口: 坂道を転げ落ちたら加速するような気が。
上り坂にむかって転げ落ちるのかもしれない(違う)。
朝日新聞にも別の件で「坂道を転げ落ちるように失速」という表現があったそうです。
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難しいですよ、二人が一緒の鞘に収まるのは

採集時期: 00年9月2日
採集場所: CBC ラジオの芸能レポート
使用状況: (芸能人の浮気報道で夫婦が不仲になりそうな状況について)
こうなると難しいですよ、二人が一緒の鞘に収まるのは
差し出口: 夫婦を日本刀と小柄にたとえるわけもなかろうし、言葉どおりなら刀二本をひとつの鞘に収めようとしてるわけで、難しいのもむべなるかな。
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83年ぶりの前代未聞

採集時期: 00年5月14日
採集場所: ZAKZAK(http://www.zakzak.co.jp/)
使用状況: (前まわしが外れて反則負けになった取り組みの記事で)
 大相撲夏場所7日目(13日、東京・両国国技館)で、東三段目56枚目朝ノ霧(23)=若松部屋=が、取組中に前マワシが外れるアクシデントで反則負け。大正6年5月場所3日目の男島(十両)以来、83年ぶりのチン事となった。

 前代未聞のチン事が、約1000人の観衆の大爆笑を誘った。(略)
差し出口: 前例がないなら前代未聞でしょうけど、直前にきっぱり「大正6年5月場所(略)以来、83年ぶり」と書いてあるんですが……。
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手練てだれの早業

採集時期: 00年4月25日
採集場所: 『ビッグコミックスピリッツ』掲載の「美味しんぼ」(雁屋哲原作、花咲アキラ作画)
使用状況: (たこ焼きをひっくり返していく手並みに感嘆して)
「みごとな手さばきだな」
手練てだれの早業とはこのことね」
差し出口: 「てだれの早業」のほうが絵にふさわしいと思ったのかもしれませんが、うしろに「早業」とつくときにはふつう「てだれ」とは読まないでしょう。ルビさえなければとくに問題もなかったのに。こういうのを目にすると高島先生のおっしゃるルビの弊害を認めないわけにいかなくなりますね。
関係ないけど、友人が「手練手管」を「しゅれんてくだ」といってましたっけ。
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まだ初戦、仕切り直しだ

採集時期: 99年10月24日
採集場所: 朝日新聞朝刊
使用状況: (福岡ダイエーホークスと中日ドラゴンズの日本シリーズ第一戦での中日敗戦を報じる記事の見出し)
まだ初戦、仕切り直しだ
竜ファン熱い声援
差し出口: 「仕切り直し」は、もともと相撲で立ち合いの呼吸が合わずに仕切りをやり直すこと、つまり勝負開始のやり直し。勝負がついてからやるものではありません。
ネタの使い回しですみません)
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日記に記された肉声

採集時期: 99年10月10日
採集場所: 朝日新聞朝刊
使用状況:  出版される徳川義寛元侍従長の日記には、当時「現人神」であり「大元帥」であった昭和天皇の、人間的な暮らしぶりや表情、肉声も記されている
差し出口: 畏れ多くも畏くも昭和天皇にあらせられるのだから「肉声」ではなく「肉玉音」と……じゃなくて、「肉声」は機械などを通さずに人間の口から出る生の音声のことであり、日記に記せるわけありません。
作為や編集の入っていないいわゆる「生の声」のことでしょうか。
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5ゲーム差の首位攻防戦

採集時期: 99年8月29日
採集場所: NHK総合テレビ「サンデースポーツ」
使用状況: (5ゲーム差で首位と2位にいるプロ野球チームの3連戦を紹介して)
「明日からセ・リーグの首位攻防戦です」
差し出口: 2位にいるチームが3連勝しても首位を奪えないのでは攻防戦にならないような。

まあ首位チームを攻める事はできるし首位チームは勝率を落とさずに首位の座を守ると考えることもできますけどね。となると首位チームのゲームはすべて首位攻防戦ということに。

「攻防にも筆の誤り」(by ATOK12)って、なんかはまりすぎの変換。
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昨日は30度、今日は15度……半分ですよ

採集者 : 不知間
採集時期: 1999年6月19日
採集場所: ニュース23
使用状況: (気温に関する発言で)
「昨日は30度、今日は15度……半分ですよ、すごいですね」
(記憶によるため細部は不正確です)
差し出口: 半分、ってなによ(笑)
庵主所感: この計算だと、摂氏0度から摂氏1度と1度あがるだけでもっとすごいことになりますね(division by zoro とか)。さらに、前日か翌日が氷点下だったらどうなるんでしょう。
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時差が解消して

採集者 : YOKO様(ホームページもお楽しみください
採集時期: 99年6月5日
採集場所: 6月5日付朝日新聞大阪本社版
使用状況: メキシコ(?)からやってきた日本ハム・オバンドー選手についての記事。
「来日から二週間たち、時差が解消してぐっすり眠れるようになり、調子も上向き。」
差し出口: 時差が解消……って、大異変のような。
庵主所感: 日本とメキシコの時差が解消されたとなると、あの歌も歌詞変更ですね。
「地球の上に朝が来る〜 その裏側も朝だろう〜」
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