やまいもの雑記

新世紀エヴァンゲリオン劇場版完結編・邪推


さらにうがつなら、以前にもどこかで言ったが、私にはエヴァ劇場版に何となく「伝説巨人イデオン劇場版」が重なって見えてしまう。まあ形骸的なものだけど。

まずカヲルくんの首が落ちるところがキッチンの生首が飛ぶところとダブる。

地底湖の底で爆雷攻撃を受ける弐号機のアスカがつぶやく。「死ぬのはいや」。何かが答える。「守ってあげる」。そして弐号機復活。自分を守りたいという純粋防衛本能に応える赤い巨体って、何かを思い出してしまう。

無惨に死んでいくミサト、アスカ、リツコは、それぞれなんかもっともらしいことをいいながら爆風で死ぬシェリル、機関銃でヘルメットをしつこく撃ち抜かれ、倒れたあとヘルメットが横を向くとバイザーが崩れ落ちるカーシャもしくは無反動砲で頭を吹き飛ばされるアーシュラ、ハルルに撃ち殺されるロッタもしくはハルルにまさに額を打ち抜かれて倒れるカララにさも似たり。

ほかにもNERV本部(ソロ=シップ)内での戦闘、死に行く人のそばに現れては愛しい人に化ける綾波レイ(シェリルには破廉恥な男・ギジェ、ハルルにはダラム、など愛しい人の残留思念)、エヴァシリーズの白い機体はハルルの乗ったザンザ=ルブと思えなくもないし、巨大綾波による全人類のATフィールド消滅はガンド=ロワによる残りの人類一斉掃討か。

ATフィールドが消滅したあとの魂のせめぎ合いは世界が滅びたあとの残留思念たちの和解と旅立ちのシーンへの、現実世界の実写シーンはメシアが導いた新しい世界の海の実写シーンへのアンチテーゼ、ラストの「気持ち悪い」はイデオン世界の予定調和へのあかんべーだと考えてもちっとも不自然ではない。

結論:太古、エヴァンゲリオンはイデオンだった

とまあ、やる気になればここまでのこじつけはできるぞという見本でした。へい、ご退屈様。

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