花 苺
by 遙か
**********
『…お邪魔します。』
『どうぞv 遠慮なく。』
ポッカリ開いた 落とし穴
境界線のラインを見落としちゃったのは
だあれ?
**********
「あの…お風呂を先に、ありがとうございました。」
ペコンと、頭を下げた八戒ちゃんは。
俺が貸したパジャマをブカブカに着てて。
足元も、袖も、余ってるから三つ折りにして。
仕事中だけしているコンタクトを外して、メガネを掛けていた。
火照って、赤くなってるほっぺたが。
ま〜た、可愛いなv
三蔵オニ婦長に怒られて、慰めているうちに涙が止まらなくなった八戒ちゃんを。
明日は、俺も非番だからと、俺のマンションへとお泊まりを提案して連れて来た。
呑みに行っても、良かったんだけどさ。
泣き過ぎて、目が真っ赤っかのウサギちゃんになっちゃったんで。
俺のトコで呑もうと、色々と買い物もしてきた。
少し落ち着かせようと、風呂を先に入らせたんだけど…大正解。
こーんな、湯上がりホカホカの可愛い八戒ちゃんを。
見られたんだもんねvv
「じゃあ、俺も入ってくるね〜。」
「僕、何か作っておきますね。
キッチン、お借りします。」
「サンキュ〜、頼むな〜。」
八戒ちゃんの有り難い申し出に、お礼を言って。
俺は交代で、風呂に入りに行った。
**********
「わっ。凄いっ。
これ全部、八戒ちゃんが作ったんだ。」
「はい。簡単な物ばかりですけど。」
風呂から上がって、リビングに戻ると。
ローテーブルの上に、八戒の手作り料理が乗っかっていた。
見た目、色とりどりで、とっても美味しそうだった。
「お口に合えば、良いのですけど。」
「何、言ってんの。こんなに美味しそうじゃん。
では、先ずは乾杯〜♪」
グラスを待たせて、取って置きの秘蔵品を注いであげる。
これ、呑みやすい分、後でクルんだよな〜。
辛いコトは溜め込まないで、話しちゃった方が。
ストレスも溜まらないし、酒の勢いを借りちゃえば。
楽になると思ったヨミは、大当たり。
ポロポロと泣いて、喋るだけ喋ったら。
八戒ちゃんは、落ち着いたみたいだった。
「すっきりした?」
「はい。…話を聞いてくれて、ありがとうごさましゅ。」
あらら。呂律が少〜し、ヘンになってきてる。
もう、一押しかな。
「もう、少し呑む?」
「はい。このお酒、とっても美味しいでしゅね。」
ニコニコと、差し出してきたグラスを取り上げて、テーブルへと置き。
俺も自分のグラスの残りを口に含んで、テーブルの上へと置いた。
「あの?」
不思議そうに、小首を傾げたトコの顎を取り。
そのまんま、直ぐにディープキスをして。
口に含んでいた酒を一気に、八戒ちゃんに全部呑ませた。
コクンと、八戒ちゃんの喉がなったトコをぎゅーっと抱き締めて。
座り込んだまま、動けない八戒ちゃんを。
その場に、キスしながら押し倒していった。
小柄な八戒ちゃんを。
俺の身体の下敷きにして、抵抗される前に抑え込んだ。
ハッと気が付いたように、肩を押し返そうとしてくる手を掴んで。
更に、抑え込む。
逃げるコトを知らない舌を絡め取り。
八戒ちゃんの無駄な抵抗している呻き声が、鼻に掛かって甘くなるまで。
俺はキスを続けた。
くたりと、力が抜けたのを見計らってから。
キスから、解放してあげた。
金魚みたいに、口をパクパクと息をしている可愛い八戒ちゃんに。
今度は、囁いた。
「八戒ちゃん、大好きだよv」
耳も弱いんだ〜。
ギュッと首を竦めて、身体の震えを止めようとしてる。
なので、耳朶をキャンディのように舐めてあげよっと。
「あっ…ん/////」
「八戒ちゃんは、俺のコト、キライ?」
「い、いえ…嫌い、なんて…/////」
律儀に返事してくれる。
では〜、もう一息。
「じゃ、スキなんだvv」
「は、はい…好き、です…/////」
「じゃ、恋人成立だね〜♪」
「…恋人、ですか?」
「そうv 俺と八戒は、両想いで恋人同士に今、なったってコトvv
大好きだよ、八戒ちゃんvvv」
混乱して、ボーっとしてるトコに。
きっちりと、俺を刷り込みさせて。
恋人だって、しっかりと認識させる。
駄目押しに、もう一回、ディープキスをして。
俺は、八戒ちゃんを完全に落としにかかった。
パジャマの裾から、手を入れて。
八戒ちゃんの素肌を直接、撫で回す。
うわ〜、スベスベしてて子供みたいにツルツルしてる。
「あっ、やっ///// 駄目、駄目…ですぅ。」
「ダメじゃないよ。恋人なんだから〜。」
俺の掌サイズの可愛いお胸を。
痛くないようにと、気持ち良く揉んであげる。
感度良いね、八戒ちゃん。
「でも…でも/////」
「いいから、大人しく俺に任せてな。」
「は、はい…/////」
素直な良い子の返事のご褒美に、一杯可愛がってあげるね。
顔を真っ赤にして、潤んだ瞳で俺を見上げてくる八戒ちゃんに。
俺は笑い返して。
可愛さ余って、ぎゅうっと力一杯抱き締めた。
2003.12.04 UP
☆ コメント ★
一寸灰さまに、捧げますvv
但し、アダルトではないです(笑)
やっぱり、表に出すにはこの位が限界です〜
根性ナシだからv えへvv
頭の中には、妄想グルグルしてるので
今度、秘密チャットでもして
その時に披露しますわ(笑)
私の58で腐れてる頭の中を
見る勇気が御座いましたらば(爆笑)
ではでは、慎んで贈らせて頂きます〜♪
モドル