準備編


ずは必要な機材を揃える。相手がデジタルで来るなら、こちらもそれを迎え撃たなくてはならない。そのためにはDSUなるものが必要になる。これでおしまい。ああ、簡単・・・、とはいかない。それでは電話はどうする?

電話はアナログだものDSUにつないでもだめだろうな。その通り、そこでTAなるものが必要になる。TAは別名ターミナルアダプタと呼ばれ(そのまんまや)、デジタル信号とアナログ信号の仲立ちをしてくれるという、実にお節介な、もとい、実にできた装置なのである。

DSUとTAを買うわけだが、このふたつが合体している「DSU付きTA」というものが出ているのでそちらを買うこと。別々に買う方が拡張性が云々、などと偉そうにいう人もいるが、そんなことに耳を貸す必要はない。三、四万円の装置に拡張性なぞ期待しないことだ。大体、別々に買うとほぼ倍近い出費になる。

ところで、なぜ「「DSU付きTA」というのだろう?ディジタル回線を使うのだからして、あくまでもDSUが主役なのではないだろうか?ならば「TA付きDSU」というべきだろう。「電子ジャー付きタイマー」とか「マンション付き家具」などとはいわんぞ。どうにも解せんな。

まあ、それはいいとして、次に忘れてはいけないのがモジュラーケーブル。TAはコンピュータの近くに設置せざるを得ない。数メートルのシリアルケーブルなぞ存在しないのだから。つまり、電話線の引き込み口からTA、そしてTAから電話機までの間の長いモジュラーケーブルが必要になる。ワンルームマンションなら関係ないが、この辺りは慎重に計画したほうがよい。

ちなみに、我が家は2SLDKのマンションだが、十メートルのモジュラーケーブルを二本用意した。

もうひとつ、INS64の基本サービスの中に「発信者番号通知」というのがあって、着信したとき相手の電話番号がこちらの端末に表示されるのだが、表示というくらいだからディスプレイが必要になる。なので「ディスプレイ付きDSU付きTA」(ややこしいなあ)を買ったほうがよい。小生のには付いてないので少しだけ悔やんでいる。相手によって電話に出たり出なかったりできるなんて便利ではないか。

さあ、次はいよいよ加入申し込みだ!

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