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元の機体と共存させる −リペイントした機体のコンフィグデータを変更!
 keyword:FS2004,FlightSimulatior,解説,アドオン機体,リペイント,共存,aircraft.cgf

元の機体と共存させる−Aircraft.cfg
リペイントを施して自分だけの機体が出来あがりました。でもせっかく手に入れたオリジナルの機体もコレクションに残しておきたいですよね。特に「Kazunori Ito」さんの作品は秀逸ですし。このままでは同じフォルダ名、ファイル名ですので共存できません。と言って、単にフォルダ名を変えるだけではFSがうまく認識してくれません。一方の設定を変えて両方共存させるには以下のようにデータの中身を書き換えます。そんなに難しくはないですよ。

ではリペイントした方の設定を変更しましょう(というか、前述通りの作業をしているならこの段階ではリペイント機しか居ないと思いますが)。まず機体データ全体のフォルダである「Tsr2」をRENAMEします。「Tsr2_MS」とでもしておきましょう。この名前はFS上では何にも使われないので他の機体とダブりさえしなければ何でも良いです。次にそのフォルダの中にある「Aircraft.cfg」というファイルをメモ帳で開いてください。拡張子は「.cfg」という見慣れない形式ですが、中身はただのテキストデータなのでメモ帳でOKです。中身はオリジナルのままなので以下の様になっているはずです。

   
   「Aircraft.cfg」をメモ帳で開きます
[fltsim.0]
title=BAC TSR2
sim=TSR2
model=
panel=
sound=
texture=
kb_checklists=
//ui_manufacturer=軍用ジェット機
//ui_type=BAC TSR.2
ui_manufacturer=BAC
ui_type=TSR.2
ui_variation= RAF-XR219 (proto type the first machine)
description=This aircraft was developed as an attack machine that can approach the target at transsonic and super-high speed, and drop a nuclear bomb as for a super-low sky as not detected to enemy's precaution radar. \nBimotored engine of big output, a long body and an unbalanced small main wing are features. \nMoreover, novel equipment such as various new materials and advanced geographical features follow radar was introduced. \nHowever, the development of this airframe was discontinued because of a high cost. \n\nby Kazunori Ito\n  Kazu16643VT@aol.com\n

[General]
performance=Width : 11.32m\nLength: 26.21m\nHeight: 17.13m\n\nWeight: 20,300kg\nMax Weight : 43,539kg\n\nPower : Bristol Siddeley Olympus Mk320 Turbo Jet(Thrust 13,897kg) X 2\n\nMax Speed: 2,231km/h (mach 2.1)\n\nPractical rising limit : 16,470m\nRange : 2,774km\n\nArmer : Max 5,400kg Bomb\n\nCrew : 2\n

2行目の「title=BAC TSR2」を変更します。この項目はFS2004では表に出てきませんが、設定上必要です。旧バージョンではこれが機種選択リストに出てきます。「title=BAC/MH TSR2MS」にしてみました。

次に3行目の「sim=TSR2」も変更します。この項目はどの「.air」ファイルを参照するかを示しているものです。オリジナルの状態では「TSR2.air」を参照ということですね。実際フォルダ内にはこのファイルが居ます。これはつまり「Aircraft.cfg」上で目に見えるテキスト記述で参照先を指示しておいて、実際の設定内容は「.air」ファイルに書いてある(こちらはメモ帳では見られません)という仕組みになっているようです。「sim=TSR2MS」としておきます。これが機体を別のものとして認識するポイントになります。もちろん「.air」ファイルをこれと同じ名前である「TSR2MS.air」とRENAMEする必要があります。

これでリペイントした方の機体を別名で退避させた形になりましたので、オリジナルを再度導入(「Tsr2」フォルダを「Aircraft」フォルダ下にコピー)しても一応はダブらずに両方入ります。が、あくまでデータ的にダブらないだけで、機種選択リスト上同じバリエーション名で2つ出てくるという状態ですので、もう一工夫しておきましょう。メーカー名や機種名も変更してリスト上でも分かるようにしておきます。

ui_manufacturer=BAC」がメーカー一覧に出てくる名前を示しています。「ui_manufacturer=BAC/Mitterhueber」に変更(MiG-31MSはMh製だけどTSR2-MSもそうなのかは知りませんが(^^;)。機種名を示す「ui_type=TSR.2」は「ui_type=TSR.2-MS」に、バリエーション名を示す「ui_variation= RAF-XR219 (proto type the first machine)」は「ui_variation=MS-1014 (Meteo Sweeper SJ)」に変えました。ちなみに「description=」に続く記述が「説明」欄に、「performance=」に続く記述が「諸元表」欄にそのまま現れます。「\n」が改行コードです。

ファイルを上書き保存、「.air」ファイルのRENAMEも忘れずに。どうですか?思ったとおりに機種選択が表示されるようになったでしょうか。

★右クリックの「送る」メニューにメモ帳を割り当てておくと便利★
「Documents and Setting」フォルダ内のユーザーフォルダにある「SendTo」フォルダにメモ帳のショートカットアイコンをコピーしておくと、任意のファイルを強制的にメモ帳で開くことができるようになります。お試しあれ。

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ゲージを変更する −自分の使いやすいコックピットに改良!へ続く...
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