地獄谷温泉 後楽館
  
長野県下高井郡山ノ内町 ¥400 11〜15時 
眺望or風景が楽しめます入浴料400円







露天風呂写真 内風呂写真
混浴の露天風呂 男湯内風呂ヒノキ造りで落ち付くカンジ
露天風呂遠望
ここに来るには2つのルートがある。1つは渋温泉ルート。もう1つが上林温泉ルートである。どちらにしても、車を置いてから、歩くことになる。
今回は渋温泉側からアプローチをかけた。有料の駐車場がありそこに車を停める。そこから歩くこと10〜15分で、猿の入ることで有名な後楽館に着く。
露天風呂に浸かっていると、風呂の脇をお猿が歩いたり、見渡すと周辺の木の上で安らいだり、河原でふざけあう小猿の姿が見られた。

その後、行って見て知ったのだが猿が多いのは地獄谷猿園が対岸の真上にあるためだった。ここの猿は餌をやることを禁じているため、猿達は人間を餌をくれる対象として見ていない。猿園って普通柵の中の猿山を眺めるもんだと思っていたが、ここのは違う。その柵がないのである。ヒトの歩くその道で猿が無防備に寝っ転がっていたり、小猿同士がヒトの足元で喧嘩し始めたりするのだ。そんな、間近に猿がいることに慣れないためにどうしたらいいんだか困っちゃうし。身近な距離感がなんだかうれしかったりもするのである。
ヒトと猿が共存していっていうのはおおげさで違うのだろうが、同じ空間にいてなんだか溶け込んでいるのは不思議な感じだ。

で、後楽館の話しだが、写真のように猿園の一部から丸見えだ。それなりに距離はあるけれども、人目が気になるヒトや女性には抵抗がありそうだ。(女性専用露天風呂は泊り客オンリーらしい)
ここは、雑誌などでは秘湯として紹介されているようだが、露天風呂の脇を流れる横湯川の対岸には間欠泉があって、それを見るために観光客がウロウロするし、“秘湯”って感じではなかった。

冬になって、雪が積もれば観光客も減ることだろう。その時こそ、秘湯ムードが楽しめるのかもしれない。そうしたら、また来たいと思った。というか、雪の露天風呂に入るお猿が見たい。
地獄谷猿園から見下ろせる露天風呂はあまりに丸見え…
猿園で入浴シーン
地獄谷猿園のお猿専用露天風呂に浸かる小猿 後楽館で猿とお風呂を伴にするなら冬場の朝方がイイらしい
2001年10月



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