『洞窟露天風呂』 ものの本には、そんな文字がこの旅館の紹介として載せられていた。もとは、冬の雪除けに作られたもので奥行きは10メートルあるらしい。 で、行ってみたら残念なことに1つしかない洞窟露天風呂は交代制で、男性は夜19時からとなっており、朝から19時までは女性用となっていた。昼間訪れた僕は涙を飲むしかなかった。 露天の湯船は、長方形のコンクリでまわりの風景がよく見える以外は長く居られるような作りになっていないのだが、内風呂のお湯がよかった。石膏分を含むお湯は、下に石膏らしき白い粉が薄く沈殿して、漬かると身体中に白い粉が付く。お湯が新鮮なのか、少し入っていると、身体中に気泡がまとわり付いてきた。大きくはない湯船だが十分楽しめた。 |
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身体中に泡がまとわり付いてくる、新鮮なお湯の内湯 | |
長野県上高井郡高山村 1999年7月 |