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 星野温泉 とんぼの湯
星野温泉 とんぼの湯
  

長野県北佐久郡軽井沢町 ¥1200より 10〜22時 
22時までの入館で23時までいられます


洗練された造り 基本に忠実な造りで温泉を味わう
 
中軽井沢で歴史のある星野温泉に新しくできた日帰り温泉施設。
軽井沢という場所にふさわしく建物の外観やエクステリアからは既存の温泉施設とは異なる印象を受ける。

それは、駐車場から最初に目に入る食事処とカフェの入ったモダンな建物。
カフェを過ぎるて、芝生と木製の歩道による開放的なエントランス。入り口で入湯料を払ってから建物の中に入るまでの造りだ。
【温泉のある建物の手前に建つ食事処】
 
【入り口外観手前の小さな建物で入湯料を払う】
  
料金を払って中に入ると男湯と女湯の建物が左右対称に建つ。それぞれの入り口までを結ぶ木道との間には小さな人工の川が流れている。(左写真)
ここまで歩いてくるまでの構造的演出がこの温泉への期待を高めてくれる。

外観の洗練さとは別に、建物の中の造りはいたって基本に忠実で、機能的に造られている。
が、外観の洗練された造りによってもたらされた期待は決して裏切られない。
【建物は女湯側 手前に水が流れる】
 
【内風呂の外は真水の小さな池が広がる】
 
脱衣場は一見普通の造り。だが、ロッカーは鍵付きでプラスチックのバンド(前の人の使用直後でもバンドの濡れが気になりにくい)を腕にはめて入浴する。コインは必要ない。

大き目な内風呂は1つ。湯船の4辺の内、3辺には湯船の中に“段”が付いていてお湯に浸かりながら腰を掛けられる。半身浴状態でゆっくり浸かれるのだ。その内の1辺にはもう一段深い“段”が付いていて、肩まで浸かりながら腰を掛けられるようになっている。

露天は大き目のが1つと小さ目な水風呂が1つ。
露天の2辺にも“段”が付いていて腰を掛けられるようになっている。
【手前が露天風呂 奥は真水(入浴不可)】
 
【露天からの風景(晩秋)】
 
前にも、どこかで書いたような気がするが、腰掛けて半身浴を可能にし、長風呂を快適に出来るかは、湯船の中に腰を掛けられるような岩なり、とんぼの湯のような段差が必要になる。これが用意されていない温泉は、客が長湯することを望んでいないのではないかと勘ぐってしまう。

それに対して、とんぼの湯の造りは誠実。湯温は少し高めで肩まで浸かるとすぐにのぼせそうになるが、半身浴が可能なんで、1時間ぐらいすぐに過ぎてしまう。ここは、温泉に入れるという喜びと共に建物の構造的満足度も高いのだ。

最近、利用することの多いとんぼの湯です。僕的に最大のメリットは22時までに入館すれば23時までいられるという、営業時間の長さでしょう。だから、いつも遅い時間にノロノロと浸かりに行っているのですが、今回、初めてオープン直後に出掛けました。

良いもんですね。内風呂は一番風呂でしたが、お湯に浸かると、大きな湯船でも多少ながら、お湯が湯船の縁から溢れ流れる様子が。
そうそう、ここは、掛け流しらしいです。ただ、加熱はしているようです。お湯は、無色だけど、よく見ると白くて細かい湯の花がいっぱい舞っていました。味はナトリウム泉ぽい感じ(言葉にするのが難しい微妙な味なのです)ですが目立った特徴はありません。

露天は小さな山の斜面に対して開かれて造られていて斜面の風景から季節の変化を楽しむことが出来ます。

とんぼの湯の魅力は構造的満足度だけにあらず。僕的最大の魅力は入浴後に隣接する『カフェ・ハングリースポット』でアイスカフェオレを飲みながら火照った体をさます瞬間ですな。寒くなければ外に用意された席で、カフェオレをすすりながら、放心状態に陥る。
その瞬間の為に、実はここに来ているといっても過言ではないのです。
(ここに“お気に入り”マークを付けなかったのは人が多くて・・・ それだけのマイナス点が理由です)
【奥はサウナ】
【この上に飲湯用のコップが大量に用意されている】
2003年11月


料金体系が軽井沢価格です
ただし地元軽井沢と周辺住民には優待価格の優待カード制度があります
このカードでカフェ・食堂料金が5%引きになります
平日 土日祝(16時迄) 土日祝(16時から) GWと8月(16時迄) GWと8月(16時から)
通常 大人 1200 1500
子供 700 1000
優待料金 大人 500 700 900 1000 1200
子供 350 450 600 700 800

冬季休業期間あり 2004年度は1月13日〜2月5日迄

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