我が家の新築

 

 土地購入のきっかけ

 小さい頃から庭付き一戸建てに憧れていたが、便利な場所は高いし、安い土地は不便な場所だし、家のために生活を切り詰めて好きな物も食べず、旅行もせず、我慢の暮らしをする事も出来ないし、老後の事を考えると老人ホームへ入所する資金を貯めとかなきゃいけないのではとも思うし。

 思考が堂々巡りして、なかなか家購入にふんぎれなかった。

2004.8.2

 ふとした事から、近所の家が売りに出されているのをインターネットで知り、突然、家購入の願望が強くなった。

 4軒程となりの家なので、環境が変わらないし、土地柄も判っている。これは家を買えという天命ではと思い、不動産屋さんへ行ったり、ハウスメーカーで見積もりを作ってもらったり 、建築家UやRへ相談したりしたが、結局、土地が狭く3階建てになるため、断念。

2004.9.11

 土地の情報を集めようと、近所の「フロンティア」という不動産屋さんへ土地の情報を頼みに行ったところ、紹介された土地が発で気に入り購入。

 高い買物だから、勢いで行かないと買えないと思うが、情報集めをする間もなく購入してしまい、悪徳不動産じゃなくて良かったし、それほど気に入った土地だった。

2004.10.28 土地購入

 駐車場として使われていて、北側に9メートルの一方通行の道路がある。

南から見た風景

北から見た土地。西側半分(まゆから右側)を購入。

 土地を買ってから、家の勉強を始め、借りたり購入した本を読み漁っている。

 妻が、インテリアコーディネーターとキッチンスペシャリストの資格を持っているので、家のことはなかなか詳しい。実家は元建具屋さんなので、住宅関係が好きみたいだ。

 土地が決まったら、家を建てる業者さんを決める。初めに考えていた狭い土地の時は3階建てになるので、頑丈な軽量鉄骨のHハウスやTホームを考えていた。

 購入した土地は、約40坪あり、二階建ての家が建てられる。

 妻は、家に対してとってもこだわりがあり、自然素材の木造軸組み工法の家を建てることにした。 木は調湿機能があり、梅雨は湿気を吸ってくれ、冬は湿気を出してくれるらしい。

 戦後の木材不足で、外国から木を輸入し、環境破壊のつけを外国に回していたが、国内に植樹した木が育ち、家に使えるようになったそうだ。

 伐採し、お手入れしても、切り出した木は高くて売れない。売れないから伐採しないという悪循環があるらしい。

 住宅展示場巡りをし、気に入ったのが、W工務店。天然木の家が良い感じ。ここの営業のGさんはとっても良い人で、たびたび相談に乗ってもらった。Wフレンズも良い感じだったが、展示場に入るのに名前を書くのが嫌で見られなかった。あの時、見ていたら違う展開があったかも。それと、フロンティアに紹介されたN建築はイノスの家。これも良い感じ。

 二つの業者さんに間取り図を作ってもらい、あれやこれやと間取りに悩んだ。

工務店決定

 最初のとっかかりになった近所の土地のすぐ隣に建っている家がとっても感じの良い家で、そこの土地を仲介したのが、私達が土地を買った不動産屋さんフロンティアだった。

 早速、フロンティアに家を建てた業者さんを聞くと、潟Aサヒハウジングという会社で、あっちこっちに家を建てている業者さんだった。

 3社目の会社、潟Aサヒハウジングが作ってくれた間取りがとっても気に入り、この会社が建てた家を見せてもらい、そこの住人の話も聞き、他に建築中の家を4軒見せてもらい、ここに決定。

 A4の紙で6ページに2人の希望を書き込んで、渡してあった。
北側は広い道路と駐車場で開けているから、視界が広がるようにしたい。南北に風が通る部屋にしたい。東側にはいっぱいに家が建つから、採光はあてにできない。無垢のフローリング、珪藻土、床暖房、広いLDK、母の部屋は、1階で、南向きで、ミニキッチン付きで、近くにトイレ・・・etc

 いろいろ悩んでいた間取りが、社長の作ってくれた案で全て解消できた。

 中庭と大きなバルコニーがあるプランで、採光と風通しが良く、プライバシーの確保も出来て、地下には炭素を埋める。

 中庭は、S林業のモデルハウスにあり憧れていたが、大きな家にしか作れないと思っていた。

 「世界でいちばん住みたい家」という本を読んで研究している社長さんで、1階と2階に1台ずつエアコンがあれば、それで家中の温度差が無い家が作りたいと言っている。

 私もその本を借りてきて読んでみたら、つまらないところもあるけど、住んでいる人にやさしい、地球にやさしい家を作ろうという本だった。

 地下には炭素を埋設し、ぜんそくやアトピーが軽くなった人がいるらしい。(科学的根拠は無さそうだけど。)

 電磁場の調整をして、マイナスイオンを集め、物質の酸化をふせぐ。自然界の物質と同じく人間も酸化していく、つまり電子が離脱していくので、電子を付加して還元する働きがあるそうだ。

 そもそも炭素は、湿気や臭いを吸収してくれるので、昔から床下の土地に混ぜたりしていたらしい。

 業者さんが決まってからも、間取りはいろいろ悩んで変更し、キッチンや風呂、洗面、トイレを決めるのに、INAX、TOTO、トステム、ベルテクノ、サンウェーブ、クリナップ、タカラスタンダード、ナスステンレス、ノーリツ、ヤマハ、キッチンハウス、松下電工、トーヨーキッチンと13社もショールームを巡り、何度も足を運んでいる。

 他にも、家具や照明でカンディハウス、大塚家具IDC、ファニュチャードーム、家具青山、イゲッタ、リビナ ヤマギワ等へも何度も行っている。

 潟Aサヒハウジングとの打ち合わせも17回80時間以上になり、これからもっとエネルギーが必要になるだろうから、歳を取ってからでは、とても建てられないと実感している。