論文の概略 1997/12/10 98---- @@@@@
1 論文題目 「高校物理教科書の語法・語彙の分析」
2 目標と目的 高校物理教科書の使用語彙と語法の分析。
この論文は理数分野における使用語彙の傾向を分析し,その特徴を調査することを目的とする。また,国内における理工系留学生への日本語教育の一助とするべく,その基礎研究としての役割を果たすよう努力する。
高校教科書の語彙とその形態素,出現頻度などにかんする研究としては国立国語研究所による「高校教科書の語彙調査」が既に完成されている。また,いわゆる「専門術語」に関しては文部省によって各分野の「学術用語集」が学術用語の整理・統一を図るべく刊行されており,辞書も各種編纂されている。
しかし,一般的であっても特殊な用法で用いられる単語の可能性があり,かつ,どういった用語がどのような接続で用いられるのか,どのような用法が考えられるのか,それはどこが特殊なのか,等の分析と調査はすすんでおらず,その意味において,本論文は意義のあるものと考える。
資料; 分析には啓林館出版「高等学校物理IB」の本文を資料として用いる。
3 方法(手段)
- 1. 物理教科書の本文を電子文書化。
- 2. 誤字・脱字の校閲。
- 3. 「「文書チェック」による分析」
- 誤字の訂正と前段階研究を兼ね,「文書チェック」にかける。
>MS Word.の「文書チェック」機能を用いる。