LEDライト作成(再利用部品で自作オリジナルライト)


はじめに

マグライトのLED化(Luxeon)で改造に使うため分解したリアクターの電池ケース部分を何とか再利用できないかと思い、LEDライトに仕上げてみました。

ボディとテールキャップはリアクターの物がそのまま使えるのでOK。ヘッド部分をどう処理するかしばし悩んだ結果、リードスイッチ(磁力によってON・OFFするスイッチ)をボディ内部に配置するとともに、ヘッドに透明の保護板を接着固定することで防水仕様にすることが出来ました。湯船に沈めても大丈夫です。

 

回路

マグライト(ミニマグAA)のLED化の回路とほぼ同じです。ボディの大きさの関係で、電池は単三×一本としました。LEDは日亜の白色5φ(NSPW500BS)を5本直列で使用します。
電源が単三×一本だと3灯くらいがいいのですが・・・INOVA X5をちょっと意識してしまいました。
少々無理して5灯を点灯させているので、7灯マグバージョンで入れた電流制限回路は省いています。これでだいたい定格の20mAくらいで点灯しています。

X5並み(それ以上?)に明るくする方法として、リチウム電池(CR-V3)を分解して単三型3V電池を取り出して使う方法もありますが、注意して分解しないと危険を伴う(マイナス側のタブを取り外そうと引っ張るとケースに穴があいて液漏れする事がある)という点から、おすすめしません。また3Vから昇圧するとかなりのオーバードライブ(60〜80mA以上)になります。7灯マグの回路のように電流値を適当な値に制限する回路を入れるといいでしょう。

リードスイッチは諸元不明・・・幸いボディがアルミなので、外側に小さな磁石を近づけるだけでONになります。

コイルは10mmφ×5mmのドラム(工型)コアに0.3mmφ線を1次2次とも二十数ターン巻きました。

 

画像

リアクターのボディ部分(筒)は先端を2cmほどカット。

LEDと基板が入ってちょうど単三が一本入るようになります。

基板の後端には電池のプラス電極のバネ、側面にはマイナス接点を取り付けます。

基板のマイナス接点がちゃんと接触するように、先端から2cmくらいまでボディの内側を研磨してアルマイト皮膜を剥がしておきました。

完成!
ヘッド部分の構造です。

透明の保護板は先端に接着しました。

リードスイッチってどんな物?という質問を受けたので・・・

← こんなモノです。

足を無理に曲げるとガラス管が割れるので注意。

保護板に丸いシールを5枚マスキングとして貼り付けて黒スプレーで塗装すると、こんな感じに仕上がります。
スイッチには適当な磁石を使います。C型に丸めた塩ビに磁石を貼り付けてヘッド部分に装着して、これを回転させてON/OFFするようにしました。
長さは10cmほど。
単三電池一本ではオーバードライブにならないので他の5〜6灯LEDライトには負けますが、5灯ですのでそれなりに明るいです。

単三型リチウム(3V)を使ったら、スタミナ6LEDよりも明るくなりました(発熱も結構ある・・)

おフロの水中(湯中)で点灯。いや〜、細かい泡が照らされてこんなに綺麗だとは。
光線の広がり具合もよくわかります。

テールキャップはリアクターのそのままですので、防水効果を保つためにはOリングにシリコンオイル等を塗っておきます。

 

 


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