色LEDポジションランプの作成(その1)

2003.04.27 LEDをSide Emittingに変更
2002.12.31


はじめに

クルマのライトを白色バルブに交換しました。青っぽく着色されたバルブで「なんちゃってHID」と言われているやつです(^^;

ポジションランプ(車幅灯)もこれに合わせて白色に交換したいと思っていたところ、知り合いからウェッジ球タイプのLED1灯バルブを貰うことができました。で、早速交換したのですが、なにしろ暗くて正面からでないと認知できない代物でしたので、安全面も考慮して広角のパワーLEDを使ったバルブを作成することにしました。

材料など

今回使用した白色パワーLEDはLuxeon 1W LowDome(LD)・・・型番:LXHL-BW01 という代物です。詳しくはLumiledsのホームページでデータシートを見て頂くとわかりますが、順電圧3.4Vで定格電流350mA(≒1W)というかなり強力なLEDです。単体(集光レンズを付けない状態)では下図のように広い範囲に拡散するので、日亜5φ等に比べてポジションランプに使うのに有利かと思います。

LEDの台座に1.5mm厚のアルミ板、ヒートシンクはCAN-IC用?の円柱型で14mmφ×6mmの物、抵抗は100Ω/2W 、コネクタ部分はガラスエポキシ基板の切れ端を加工しました。

100Ωの抵抗でLEDには100mA程度の電流が流れます。定格の350mAに対してかなり控えめですが、このくらいなら結構明るくLEDの発熱は微々たるものです。逆に抵抗の発熱が多いので注意が必要(抵抗で1W程度の損失になるので、2W以上の抵抗を使ったほうがいい)です。許容電力の小さい抵抗を使って火が出ても責任持てませんので・・・

 

制作

Luxeon Emitterを丸く切ったアルミ板に接着、さらにアルミ板をヒートシンクに接着しました。

LEDの発熱は少ないのですが、ヘッドライトや抵抗など熱源はたくさんあるので念のため・・・

コネクタは基板の切れ端を切って作り、電極部分は銅板を折り曲げて使いました。
各ポジションバルブの比較です。夕方のまだ明るい時間に撮影したのでちょっと比べにくいかもしれませんね。。

← ノーマル(5W球)

明るさは充分ですが色は電球色。

← 市販の1LEDバルブ

正面では良いのですが、周囲に拡散しないのでは使い物になりません。

← 自作Luxeonバルブ

LEDの放射パターンが120度(±60度)以上の広角のため、リフレクタによる反射も多く、目視した明るさの感じはノーマル球と同等です。色は綺麗な白色でいい感じにできました。

 

LED変更(2002.4.27)

使用するLEDを白色1WのSideEmitting(SE)タイプ(LXHL-DW01)に変更しました。
より広角に拡散する(±100度以上)ので、リフレクタによる反射効果が高くなるのでは?と考えたのですが・・・

ヒートシンクはCAN用角形を使ってみました。
抵抗も余裕を持たせました。大きくなってしまったので縦に配置しています。

↓それでは同条件でLD(LXHL-BW01)とSE(LXHL-DW01)を比較しるのだ。

こちらはLD。リフレクタ反射もあり、直接光もそれなりに多いですね。
こちらはSE。直接光が減っている反面、リフによる反射がかなり多くなっています。予想通り(?)キラキラしてとてもうつくスぃ。
むふ(^^)、 上出来上出来。

両者を比べてみて気がついたのですが、光の色が、LDのほうは正面では白色ですが横から見ると黄緑色がかっていて、SEはどの角度から見ても万遍なく白色でした。LEDのレンズの構造上そうなるのでしょうか。。


白色LEDポジションランプの作成(その2)へ続く

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