白色LEDポジションランプの作成(その2)
2004.5.11 Luxeon (白色LowDome)の色合い写真追加
2004.3.5 写真をちょこっと変更。
2004.2.12
はじめに
ポジションランプの作成(その1)で製作したポジション球をもう少しスマートにしようと思い、fixerさんにお願いしてアルミ削りだしの専用ヒートシンクを作って頂きました。実装方法はリンクページにご紹介したRunnersHeavenのNEVEさんが行われた抵抗外付けの方法です。
抵抗を外付けにしたのでLEDへの発熱の影響も少なくなりますし、抵抗値の変更(明るさの調節)も容易にできるでしょう。
製作・実装写真
パーツ一式。左から、
・Luxeon 1W WhiteSide-Emitting(LXHL-DW01)
・専用アルミヒートシンク・・・特注 (^^;
・コネクタ基板
・逆電圧防止用ダイオード
・電流制限抵抗
・ギボシ端子
です。このほかに配線用コードや絶縁チューブなど少々・・
コネクタ基板をヒートシンクの切り込みに差し込んで接着。
LEDの足をカットして、ヒートシンクに接着します。接着には導熱性エポキシを使用してみました。普通のエポキシ接着剤やスーパーXなどでも全然構わないと思います。 LEDのピンとコネクタを配線。
逆差しで逆方向の電圧がかかった場合の保護用にダイオードを噛ませておきます。無くても多分大丈夫と思いますが念のため。
回路図。
ポジションソケットへの配線を一カ所切り、コネクタで抵抗を挟みます。
ギボシ端子等のオスメスで加工しておけば、元に戻すときは抵抗をバイパスするだけでOK。抵抗無しでLEDを点灯すると破損するので注意。抵抗はこんな感じで。50Ωを使用してLEDに約200mA流れます。
抵抗の損失が2W程度になるので、ここでは5Wのセメント抵抗を使用しました。
★注意!
自作される場合、必ず5W以上の抵抗を使用してください。許容電力の小さいカーボン抵抗などを使用して火が出ても私は責任持てませんよ〜
Luxeon自体は放熱さえしっかりできれば700mAくらい流しても大丈夫なのですが、このヒートシンクでは全然放熱面積が足りないのと熱で寿命が縮むのを避けるため、定格以下の約200mAとしています。完成。
ヒートシンクの電極に近い部分がソケット側の接点と接触する恐れがあるので、熱収縮チューブでくるみました。スモールへの+配線途中をカットして抵抗を挿入。 スモール用ソケットに本ユニットを装着。 ヘッドライトASSYに取り付けた状態。
LowDome・・・実際の色合い
Luxeonの色合いについてご質問を頂き、私としても気になったので手持ちの白色LowDomeエミッタ(bin表記不明)を点灯確認してみました。
結果、よく言われていることですがLuxeonは色のバラツキが大きい・・・と。
もっとも、ロットが同じであればほぼ同特性と考えてよさそうです。
特性表記のうち、光量や順電圧はそれぞれ明るくて電圧の低い物が良いのでしょうが、色味についてはかなり好みで分かれるところだと思います。
LEDに関しては日本人的には青っぽい白が好まれるようで、黄、緑系はあまり好まれないようです。
私個人的には、クリームっぽい白(下の写真でいうと中央)くらいが色再現性も良く、どの用途にも無難に使えて好きですね(^^
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中央は白色、周囲が黄緑。 綺麗な白色ですが、色温度は低めで蛍光灯の昼光色に近い感じ。
室内灯などには合いそうです。
中央が青みがかった白色で、周囲は若干黄緑が入る。
全体的にみれば色温度が高い白色という感じ。
ポジションなどでHIDと合わせるにはこのくらいがいいかも。