モーターの性能測定
先日作成したモーターチェッカーを使って、手持ちのモーターをちょっと調べてみました。
調査の対象は、いずれも使用中(現役)のアトミックチューンモーターを8つ無作為に選びました。
調査方法、項目は、
としました。(が、計測しているうち電池が消耗してきちゃったのでピーク性能は計れていません)
※適正負荷に近くなるように、負荷モーター側のスパーギヤは18Tに変更しています。
測定結果:
モーターNo. | 無負荷時回転数(rpm) | 負荷時回転数(rpm) | 負荷/無負荷比率(%) |
---|---|---|---|
N | 19440 | 15600 | 80.2 |
M | 19320 | 16500 | 85.4 |
L | 18960 | 16320 | 86.1 |
E | 18480 | 15900 | 86.0 |
C | 18120 | 15480 | 85.4 |
K | 17640 | 15660 | 88.8 |
B | 17460 | 14700 | 84.2 |
O | 15060 | 13380 | 88.8 |
平均値 | 18060 | 15443 | 85.5 |
結構おもしろい結果となりました。
N番モーターは無負荷回転数が飛び抜けて良いのですが、負荷を与えた時、回転が異常に落ち込んでいます。レブチューンモーターに近い特性なのでしょうか。
M,L番は無負荷/負荷とも良い値を出しています。この中では優秀な方でしょう。
表には負荷を与えた時に回転数が落ち込む比率を示していますが、回転数が元々それほど高くないモーターが負荷時でもねばりを見せています。こちらはトルクチューンに近いようです。
・・・でも、N番モーターはちょっと使いにくいかもしれない。
モーターは適当にサンプリングしたので、散々使い込んだものから新しいものまで混じっていますが、新品でもこんなにばらつきがあるのかどうかちょっと興味があります。
これらのモーターをどう使うかは、コースやマシンによっていろいろ考えないといけないですね。例えば、回転差が少なくトルクがありそうなモーターは、スプリングカップの55秒ルール対策として一定速度で走らせる作戦とか・・(^^)
今回はとりあえず実験してデータを出しただけですが、何かのご参考になれば嬉しいです。