白龍亭・八犬傳 全登場人物名リスト(五十音順)

目次 >> 系図 >> 全登場人物名リスト(1996年 6月~/2021年 9月再開)

掲載省略の基準は凡例參照。

讀み 登場人物名 人物概略 備考
あ行
あかいはいっかくたけとほ 赤岩一角武遠 犬村大角禮儀の父
あかいはいっかくたけとほ(にせ) 赤岩一角武遠(僞) 庚申山の化猫
あかいはせうがくのりたけ 赤嵒正學儀武 犬村大角の次男
あかいはひゃくちゅう 赤嵒百中 犬村大角の僞名
あかおにしらう 赤鬼四郎 武藏麻生の百姓
あかしまのかぢくらう 暴風の舵九郎 市川の惡黨
あかなはしんでんのひゃうろく 赤縄新田の氷六 角太郎と雛衣の仲人
あかまつまんゆう 赤松滿祐 播磨國守
あかみみくじらう 赤耳九二郎 扇谷定正の臣
あきしののせうそうひろまさ 秋篠將曹廣當 北面の武士・五虎の一
あさかほ 朝貎 上總國舘山城主の妾
あさきわんくらうよしとも 浅木碗九郎嘉倶 蟇田素藤の臣
あさけの 旦開野 犬阪毛野胤智の僞名
あさときわざたらう 朝時技太郎 大石家の間諜
あさなへ 麻苗 四六城の先妻
あさはかぐすけ 麻墓愚助 蟇田素藤の臣
あさはのあさじもとひろ 淺羽麻二原弘 千葉介自胤の臣
あさひなさんや 朝夷三弥 里見義通近習
あさふのいちらう 麻生一郎 上杉朝良の近臣
あしかがうひゃうゑのかみまさとも 足利右兵衞督政知 堀越公方
あしかがさちうせうよしひさ 足利左中將義尚 現將軍・室町殿
あしかがたかうぢ 足利尊氏 將軍家の祖・等持院殿
あしかがみつかね 足利滿兼 關東公方・持氏の父
あしかがもちうぢ 足利持氏 關東公方
あしかがよしき 足利義材 義視の子・後に將軍
あしかがよしなり 足利義成 足利持氏の嫡男
あしかがよしのり 足利義教 將軍・普廣院殿
あしかがよしまさ 足利義政 將軍・東山殿
あしかがよしみつ 足利義滿 將軍・鹿苑院殿
あしをのもずへい 足緒の鵙平 下野國の茶店の主
あづまのまへ 吾妻前 里見義成の正妻(九輯) 七輯→〔つくものまへ〕
あてばあたらう 當場阿太郎 扇谷定正の臣
あなくりせんさく 穴栗専作 扇谷定正の臣
あなはち 穴八 酒顛二の子分
あはゆきなしらうあきざね 泡雪奈四郎秋實 武田信昌の家臣
あひかたのかたらう 相肩の加太郎 駕籠かき
あひきへいたいふのぶを 網曳平大夫周魚 北畠中將の臣
あひはらおほとたねのり 粟飯原首胤度 犬阪毛野胤智の父
あひはらおほとたねよし 粟飯原首胤榮 犬阪毛野の次男
あひはらゆめのすけ 粟飯原夢之助 犬阪毛野胤智の兄
あひはらゑもんのぜう 粟飯原右衞門尉 千葉介入道常瑞の臣
あふぎがやつしゅりのたいふさだまさ 扇谷修理大夫定正 關東管領
あふぎがやつしゅりのたいふもちとも 扇谷修理大夫持朝 足利成氏の摂管領
あぼしさもじらう 網乾左母二郎 浪人
あまいはもちくらう 天嵒餅九郎 大石家の間諜
あまかすぬかすけ 甘糟糠介 犬飼現八の三男
あまさきじういちらうてるふみ 蜑崎十一郎照文 里見家臣・招賢の使
あまさきじうにらうてるあきら 蜑崎十二郎照章 直塚紀二六・蜑崎養嗣
あまさきじうらうてるたけ 蜑崎十郎輝武 里見家臣
あまつくさしらうかずあき 天津九三四郎員明 天津兵内の弟
あまつのひゃうないあきとき 天津兵内明時 神餘光弘の近習
あまりひゃうゑたかもと 甘利兵衞尭元 甲斐國八代郡眼代
あみたらう 阿弥太郎 菫野の阿弥七の長男
あやめ 黒白 犬山道策妾・濱路母
あゆき 足往 甕襲の飼犬
あらかはたらういちらうきよひで 荒川太郎一郎清英 里見家兵頭・清澄の子
あらかはひゃうごのすけきよすみ 荒川兵庫助清澄 里見家家老
あらやむらのもりゑもん 荒屋村の漏右衞門 越後國の牛力士
ありそのなみろく 荒磯南弥六 洲崎無垢三の孫
ありやなしはち 蟻屋梨八 墨田河の渡守
あんざいさぶらうかげもり 安西三郎景盛 頼朝家臣・安西家の祖
あんざいさぶらうたいふかげつら 安西三郎大夫景連 安房國舘山城主
あんざいできすけかげつぐ 安西出来介景次 安西家殘黨・義人
あんざいなりすけかげしげ 安西就介景重 里見の臣
いきまのめぬくらう 活間野目奴九郎 馬盗児
いさかはいほはち 卒川菴八 簸上宮六の下役
いさみむづくらう 勇無頭九郎 田税逸時の僞名
いさめおかしらう 卒目岡四郎 政木時綱家臣
いさらこ 五十子 里見義實の正妻
いさらゐしりくらう 卒良井尻九郎 蟇田方の野武士
いしかめやじだんだ 石龜屋次團太 越後國小千谷の旅籠主
いせさだちか 伊勢貞親 權家
いそざきましまつありちか 磯崎増松有親 荒磯南弥六の養嗣
いたごきのきんた 板扱均太 行徳の惡黨
いたのゐたらう 板の井太郎 駕籠かき
いちでふたんしらうのぶあり 一條端四郎信有 武田信隆の甥
いっきうさうじゅん 一休宗純 大徳寺和尚・尸解仙
いっさく 一作 關村百姓・濃萩の父
いっしきときまゆきみち 一色駛馬幸通 足利義政近習
いなき 稻城 粟飯原胤度の正妻
いなのとつもりよりみつ 稻戸津衞由光 箙大刀自の執事
いぬえしんぺいゆきむね 犬江眞平如心 二世八犬士
いぬえしんべゑまさし 犬江親兵衞仁 八犬士・仁の玉
いぬえやしんべゑ 犬江屋眞兵衞 杣木朴平の子
いぬえやだいはち 犬江屋大八 依介養嗣・親兵衞實子
いぬえやよりすけ 犬江屋依介 犬江屋の養嗣
いぬかはがくざうのりたう 犬川額藏則任 二世八犬士
いぬかはさうすけよしたう 犬川莊助義任 八犬士・義の玉
いぬかはゑじのりたう 犬川衞二則任 犬川荘助義任の父
いぬかひげんきちのりと 犬飼玄吉則人 二世八犬士
いぬかひげんぱちのぶみち 犬飼現八信道 八犬士・信の玉
いぬかひけんべゑたかみち 犬飼見兵衞隆道 犬飼現八信道の養父
いぬかひけんべゑみちのぶ 犬飼見兵衞道宜 犬飼現八の次男
いぬざかけのたねかど 犬阪毛野胤才 二世八犬士
いぬざかけのたねとも 犬阪毛野胤智 八犬士・智の玉
いぬたこぶんごまさより 犬田小文吾理順 二世八犬士
いぬたこぶんごやすより 犬田小文吾悌順 八犬士・悌の玉
いぬづかしのもりたか 犬塚信乃戍孝 八犬士・孝の玉
いぬづかしのもりたね 犬塚信乃戍子 二世八犬士
いぬづかばんさくかずもり 犬塚番作一戍 犬塚信乃戍孝の父
いぬむらかくたらうのりまさ 犬村角太郎儀正 二世八犬士
いぬむらかもりのりきよ 犬村蟹守儀清 雛衣の父
いぬむらだいかくまさのり 犬村大角禮儀 八犬士・禮の玉
いぬやまけんもつさだともにうどうどうさく 犬山監物貞與入道道策 犬山道節忠與の父
いぬやまどうせつただとも 犬山道節忠與 八犬士・忠の玉
いぬやまみちいちらうなかむね 犬山道一郎中心 二世八犬士
いはきごらう 巖木五郎 足利持氏の反忠の武將
いはくまどんぺい 岩熊鈍平 山下定包の老黨
いはゐゑもんじ 磐井右衞門二 武藏葵岡村村長
いひをひころくざゑもんつねふさ 飯尾彦六左衞門常房 應仁後の荒廃を詠む
いまさかじゃうあん 今坂錠庵 医者・黒白と密通
いますみともさかんた 今純友査勘太 海賊の頭領
いまでがはあしょうにうどうよしみ 今出川亞相入道義視 足利義政の弟
いもからしんでんのえごゑもん 芋莖新田の江五右衞門 丹波國の民
いるまくらうすけあき 入間九郎佑啓 上杉朝良の臣
いるまさんざう 入間三三 入間佑啓の子弟
いるまぜうぞう 入間尉藏 上杉朝良の近臣
いろとひめ 弟姫 里見八之姫・犬田の妻
いんとうころくらうあけすけ 印東小六郎明相 里見家兵頭・東辰相子
うかしらう 宇嘉四郎 丹波國の民
うがちのみろく 宇賀地野見六 美濃の石匠
うさみのさぶらうもとまさ 宇佐見三郎職政 長尾景春の臣
うしがねのまうろく 牛根孟六 行徳の惡黨
うしたむらのもうゑもん 牛田村の孟右衞門 越後國の牛主
うすゐのさだくらう 臼井貞九郎 馬加常武の若黨
うちまたこうやたとほちか 兎巷幸弥太遠親 小鞠谷如滿の逆臣
うへすぎあはのかみのりあき 上杉安房守憲顯 上杉家の祖
うへすぎあはのかみのりざね 上杉安房守憲實 足利持氏の執權
うへすぎうきゃうのすけのりただ 上杉右京亮憲忠 山内房顯の兄
うへすぎぎゃうぶせうゆう 植杉刑部少輔 豐嶋練馬を滅ぼした
うへすぎごらうまるともよし 上杉五郎丸朝良 扇谷定正の嫡子
うへすぎしきぶせうゆうともやす 上杉式部少輔朝寧 扇谷定正の庶長子
うへすぎゑもんのすけきよかた 上杉右衞門佐清方 元關東管領
うへみづわしらうつかみつ 上水和四郎束三 千葉介自胤方の野武士
うみぼうずせいがくばう 海癩黿正學坊 海龍王脩羅五郎の手下
うらべなにがし 卜部某乙 蟇田素藤の僞名
うらべのすゑろく 卜部季六 馬加常武の若黨
うらべのよしやす 卜部美保 東山殿付の博士
うらやすうしすけともかつ 浦安牛助友勝 里見家臣・乘勝の弟
うらやすひゃうまのりかつ 浦安兵馬乘勝 里見義通小傳
うるわしてこないよしかた 潤鷲手子内美容 里見家家臣
えいさい 影西 淨西の子・權僧正
えたのくいちらうむねみつ 江田九一郎宗盈 里見家臣
えてきち 得手吉 氷垣の老黨
えどっこすてきち 枝獨鈷素手吉 兩國の侠豪
えんのぎゃうじゃ 役行者 洲崎石窟の神
おいまつこだいふこれかず 老松湖大夫惟一 近江辛崎の關令
おきのじらうざゑもんのぜうひろあり 隱岐二郎左衞門尉廣有 秋篠廣當の祖
おくりおほかみのすけいでたか 奧利狼之介出高 蟇田素藤の臣
おくりほんぜんもりひら 奧利本膳盛衡 蟇田素藤の臣
おぜひ 阿是非 犬山道節忠與の母
おちあゆがんすいかずたね 落鮎岩水員種 豐嶋信盛家臣
おちあゆよのしちありたね 落鮎餘之七有種 穗北の郷士
おちあゆよのはちありとも 落鮎餘之八有與 餘之七養嗣・道節次男
おちま 落間 阿弥七の妻
おとこ 於兎子 竹林巽の妻
おとね 音音 犬山道節の乳母
おばない 媼内 泡雪の僕・後に強盗
おばゆきよしらうともやす 姥雪(姨雪)代四郎與保 道節の臣・後に里見臣 ←〔をばゆき〕の讀みもあり
おひかぜみみくらう 順風耳九郎 澄月直道の弟子
おほいしいはみのかみのりしげ 大石石見守憲重 管領家四老の一人
おほいしげんざゑもんのぜうのりかた 大石源左衞門尉憲儀 大石憲重の子
おほいでたらう 大出太郎 犬山道節の僞名
おほきしほうろくらうすみたえ 大岸法六郎澄妙 里見家右筆
おほくすすぐりとしふる 大樟村主俊故 夷灊の郷士
おほたざゑもんたいふもちすけにうどうどうくわん 巨田左衞門太夫持資入道道寛(道灌) 定正の内管領
おほたしんろくらうすけとも 巨田薪六郎助友 扇谷定正の忠臣
おほつかせうさくみつもり 大塚匠作三戍 犬塚番作の父
おほつかどの 大塚殿 大石憲儀の正室
おほつかばんせうもりさと 大塚番匠戍郷 犬塚信乃の次男
おほつゑいきのにうどうねんぶつ 大杖意鬼入道稔物 近江大津の關令
おほもりこひこよしなか 大茂林小彦和中 扇谷定正の臣
おほゐすけみつ 大井扶光 許我成氏の近臣
おもと 重戸 氷垣夏行の娘
か行
かいりゃうわうしゅらごらう 海龍王脩羅五郎 海賊の頭領
がうけいほういん 豪荊法印 誼夾院住持
かえた 柏田 五十子の女房
かがにし~ 香西~
→〔かふさい〕
かきざきこじらう 牡蠣崎小二郎 春王安王の斬首使
がくざう 額藏 犬川莊介・奴僕名
かくたらう 角太郎 犬村大角の幼名
かけたわなざう 掛田和奈三 河鯉守如の若黨
がじらう 牙二郎 偽赤嵒一角の子
がぜんばう 鵞鱓坊 葵岡村人を騙した惡黨
かたくなしふじつねかど 堅名衆司經稜 結城成朝の臣
かたみ 加多三 金碗大輔の幼名
かたゐかたいち 乞丐堅市 里見家の梟首守護
かぢのはもん 梶野葉門 上總殿臺諏訪神社神主
かぢはらごへいじかげすみ 梶原後平二景澄 長尾景春の臣
かづさのすけたひらのひろつね 上總介平廣常 源頼朝の功臣
かつらひめ 葛羅媛 政木大全の妻
かなまりだいすけたかのり 金碗大輔孝徳 金碗八郎の子
かなまりはちらうたかよし 金碗八郎孝吉 神餘光弘の近習
かなめのまへ 蟹目前 扇谷定正の正妻
かなやままぶた 金山魔夫太 武藏の惡黨
かはごひごんのすけもりゆき 河鯉權佐守如 扇谷定正の忠臣
かはごひすけたらうたかつぐ 河鯉佐太郎孝嗣 河鯉守如子・政木大全
かはほりどの 河堀殿 扇谷定正の義母
かふさいさいろくまさかげ 香西再六政景 香西時長の子 ←〔かがにし〕の讀みもあり
かふさいまたろくときなが 香西復六時長 細河家の執事・徳用父 ←〔かがにし〕の讀みもあり
かぶととっぺい 蕪戸訥平 安西影連の老黨
かぶろきいちらう 禿木市郎 豐嶋家足輕
かべざう 壁藏 氷垣の老黨
かまくらゐざり 鎌倉蹇児 相模小猴子の仲間
かまどさぼへいかずゆき 竈門三寶平五行 扇谷定正の臣
かまどなべすけやすなり 竈門鍋介既濟 竈門五行の弟
かまへい 鎌平 大塚の里人
かむりまつおにしらう 冠松鬼四郎 赤鬼四郎・挿絵中の名
かめささ 龜篠 犬塚番作の義姉
かもめしりのなみしらう 鴎尻の並四郎 舩虫の最初の夫
かやない 㡡内 泡雪の僕
かんあまりすみのすけひろよ 上甘理墨之介弘世 神餘光弘の子
きさわむらのそりくらう 木澤村の雪車九郎 越後國の牛力士
きさわむらのみきのすけ 木澤村の幹之助 越後國の牛主
きしものざふしらう 岸藻雜四郎 大石憲重の臣
きじらう 紀二郎 龜篠の飼猫
きそのさんすけすゑもと 木曽三介季元 杉倉武者助の弟
きたばたけちゅうぜう 北畠中將 伊勢國司、多氣城主
きったりはったらう 仡足溌太郎 僞一角の弟子・貂
きのうちきへいごかげとし 紀内鬼平五景紀 細河政元の近習
きのとひめ 城之戸姫 里見二之姫・犬川の妻
ぎょくめんぢゃう 玉面孃 妙椿の別名
きりふのごくらう 錐布五九郎 山内顯定の臣
きんただ 公忠 巨勢金岡の子
きんもち 公望 巨勢金岡の子
くさうらはちらう 草占八郎 苫屋景能の僞名
ぐすけ 顒介 荒芽山麓村の樵夫
くまがやさじらうなほつぐ 熊谷猨二郎直次 足利義政近習
くまがやじらうざゑもんのぜうなほちか 熊谷二郎左衞門尉直親 將軍家臣
くらかのぶんぱちなつもり 闇蚊野汶八夏盛 山内顯定家臣
くらまかいでんさねかた 鞍馬海傳眞賢 細河家師範・五虎の一
くらんどうしょうべんふぢはらのあそんあきとよ 藏人右少辨藤原朝臣秋豐 公家
くわんぱくひさつね 關白尚經 細河澄之の實父
くわんぱくふぢはらのもちみち 關白藤原持通 御者伴と二六郎が爭ふ
けたわたりつむじらう 桁渡旋風二郎 但鳥跖六の手下
げどうじ 外道二 越杉一岑の鞋奴
げんきち 玄吉 犬飼現八信道の幼名
けんのみねこぶしらう 劍峯瘤四郎 横堀配下の野武士頭領
こいそまさごらう 小磯眞砂五郎 三浦義同の兵頭
ごうくらう 剛九郎 結城領地の村長
こうらのかめくらう 甲良龜九郎 三浦義同の兵頭
こがさひゃうゑのかみなりうぢ 許我左兵衞督成氏 足利持氏の末子
こぐちきかんた 漕地喜勘太 里見家雜兵・犬江付
こごしこごんたおもねり 小越小權太表練 扇谷定正の兵頭
ここもとぶつくらうもちうみ 九本佛九郎望洋 上杉朝寧の兵頭
こさいじ 小才二 氷垣の老黨
こすぎだいちらうとほやす 越杉駄一郎遠安 扇谷定正の影武者
こすぎらくざうかずを 越杉駱三一岑 越杉遠安の弟
こせのかなおか 巨勢金岡 靈虎の畫師
こつきのすくねまさひさ 小槻宿祢雅久 東山殿付の博士
ごつちみかどてんわう 後土御門天皇 當今〔八犬士上洛時〕
こなやぶんごべゑ 古那屋文吾兵衞 犬田小文吾の父
このしろぎょでんた 木代漁傳太 小幡東良の臣
こはぎ 濃萩 金碗大輔の母
こばんさめきうしらう 小判鮫吸四郎 今純友査勘太の手下
こまりやしゅめのすけゆきみつ 小鞠谷主馬助如滿 上總國舘山城主
こみなとさくわんかたむね 小水門目堅宗 里見義實近習
こみやまいっとうたよりつら 籠山逸東太縁連 千葉家家老・後に逐電
こもりただいちらうたかむね 小森但一郎高宗 里見家臣・篤宗の子
こもりゑもんあつむね 小森衞門篤宗 里見家家臣
こやま 戸山 犬江屋眞平の妻
さ行
さいとうさひゃうゑのすけたかざね 齋藤左兵衞佐高實 山内上杉家の執事
さいとうひゃうゑたらうもりざね 齋藤兵衞太郎盛實 齋藤高實の子
さいみゃう 西妙 箭斫河魔利支天堂別當
さうのすけ 莊之助 犬川莊助義任の幼名
さかたのきんへいた 坂田金平太 馬加常武の若黨
さがへい 善惡平 五十子城の放免
さかまたしゃちひち 坂間太沙智七 今純友査勘太の手下
さがみこぞう 相模小猴子 犬阪毛野胤智の僞名
さしまぐんじまさひら 猨嶋郡司將衡 相馬將常の弟
さしまのむらじ 猿嶋連 石濱千葉家の老黨
さとみあはのかみただよし 里見安房守忠義 里見家最後の殿
さとみあはのかみよしより 里見安房守義頼 里見義弘の子
さとみおほゐのすけもとよし 里見大炊介元義 里見季基の父
さとみかづさのすけさねたか 里見上總介實堯 里見義成次男
さとみかづさのすけよしとよ 里見上總介義豐 里見義通の子
さとみさまのかみよしたか 里見左馬頭義堯 里見實堯の子
さとみさまのかみよしひろ 里見左馬頭義弘 里見義堯の子
さとみさまのかみよしやす 里見左馬頭義康 里見義頼の子
さとみたけわかまる 里見筠孺丸 里見義豐の幼名
さとみたらうよしみち 里見太郎義通 里見義成嫡男
さとみぢぶのせうゆうすゑもと 里見治部少輔季基 里見義實の父
さとみぢぶのせうゆうよしなり 里見治部少輔義成 里見義實の子
さとみぢぶのたいふよしざね 里見治部大輔義實 里見家中興の祖
さとみつぐまる 里見次丸(次麿) 里見實堯の幼名
さとみやくらう 里見箭九郎 里見義弘子・政木養嗣
さびつかいくない 錆塚畿内 山下定包の老黨
さめのまもりいそくらう 鮫守磯九郎 石龜屋の寓居人
さらやさはち 碟谷沙八 上總國の百姓
さるおかさるはち 猨岡(狙岡)猿八 里見家雜兵
さわたりましまつ 狙渡増松 馬加常武の若黨
さをり 梭織 五十子の女房
さんちゃうつぶてのきへいじたいふ 三町礫紀平二大夫 源爲朝の勇臣 *『椿説弓張月』では「八町礫紀平二大夫」
さんぺい 三平 安房國誕生寺付近村長
じうでふさご 十條佐吾 練馬家足輕・音音父
じうでふしゃくはちらう 十條尺八郎 犬山道松の間侍
じうでふしゃくはちらう 十條尺八郎〔二世〕 里見次丸の陪堂
じうでふりきじらう 十條力二郎 犬山道松の間侍
じうでふりきじらう 十條力二郎〔二世〕 里見次丸の陪堂
しがらきさでんたちより 信城左傳達頼 上杉朝寧の兵頭
しじらう 四治郎 安房國誕生寺付近村長
しずをひめ 靜峯姫 里見一之姫・犬江の妻
したつか~ 直塚~
→〔ひたつか〕
したらしくじらうあやうし 設良四九二郎綾丑 鋸鮫五鬼五郎の僞名
しなかはひちらう 科革七郎 許我成氏の近習
しなしち 品七 馬加常武の老下僕
しなづかあかしらう 品塚赤四郎 澄月直道の弟子
しなののすけまさやす 信濃介政康 春王安王の禁固副使
しばよしあつ 斯波義淳 結城合戦時の管領
しばよしかど 斯波義廉 斯波義敏の養嗣
しばよしとし 斯波義敏 管領
しぶやかきはちらうたるぬき 澁谷柿八郎足脱 千葉介自胤の反忠の臣
しへたげこくろくらうもとより 萎毛酷六郎元頼 山下の老黨・東條城主
しほかむりいはくらう 潮冠嵒九郎 海龍王脩羅五郎の手下
しほたにむらのからのすけ 鹽谷村の辛之助 越後國の牛主
しほはまのからしらう 鹽濱の鹹四郎 行徳の惡黨
しまへい 嶋平 武藏葵岡村の猟人
しもかうべじらうゆきまさ 下河邊次郎行正 許我成氏の臣
しもかうべせうじゆきかね 下河邊莊司行包 許我成氏の忠臣
しもかうべたらうためきよ 下河邊太郎爲清 結城合戰の勇將
じゃうさい 淨西 十十八の出家名
じゃくまくどうじんけんりう 寂莫道人肩柳 犬山道節の僞名
しゃくまにょぎうたたけなり 赤熊如牛田猛勢 千葉介自胤方の野武士
しゃくゑもん 錫右衞門 武藏司馬濱の百姓
しゅくじりきどすけたけたか 宿尻城戸介建隆 上杉朝良の臣
しゅげんどうくわんとく 修験道觀得 蜑崎照文の僞名
しゅりのすけ 修理介 長尾景春の甥
しらはまじうらう 白濱十郎 里見義通近習
しりこだまかはたらう 尻肛玉河太郎 千住河原の盗賊
しろいしぜうのすけしげかつ 白石城介重勝 管領家四老の一人
しろかねあさふのすけひろもと 白峰麻生介廣原 扇谷定正の兵頭
じらうたらう 二郎太郎 里見義成の幼名
しわんばうがうせい 師腕坊豪菁 豪荊に從ふ僧
しをりひめ 栞姫 里見六之姫・犬飼の妻
しんぺい 眞平 犬江親兵衞仁の幼名
じんよながさのすけみつひろ 神餘長狹介光弘 安房國瀧田城主
すがものみふしち 菅菰三布七 大石憲重の兵頭
すがりすんヘいゆきふか 巣雁駿平行深 僞箙大刀自の臣・狐
すぎくらきそのすけうぢもと 杉倉木曽介氏元 里見家家老
すぎくらむしゃのすけなほもと 杉倉武者助直元 里見家兵頭・氏元の子
すぐりのきんきち 村主金吉 粟飯原胤度の若黨
すけみ 相覧 巨勢金岡の子
すさきのむくざう 洲崎無垢三 安房國の義民
すずこ 鈴子 馬加常武の子
すすりだんごらうありかず 須々利壇五郎有數 里見加勢の野武士
すづききゃうしゃのすけなほみち 澄月香車介直道 將軍家臣・五虎の一
すみれののあみしち 菫野の阿弥七 南弥六の弟
すゑひろにほんた 末廣仁本太 扇谷定正の臣
せいかいは 青海波 犬江親兵衞の馬
せいがく 星額 能化院住持・實は地藏
せきぐちをたはち 關口小田八 大石憲重の兵頭
せすけ 背介 大塚家の純朴な下男
せちすけ 世智介 氷垣の老黨
せんだまかろく 仙駄麻嘉六 千代丸殘黨・蟇田の臣
そうまぐんりゃうまさつね 相馬郡領將常 千葉介自胤の臣
そつはち 卒八[馬面男] 但鳥跖六の手下
そひらせじうらう 曾平瀬十郎 蟇田方の野武士
そまきのぼくへい 杣木朴平 安房國の義民
そりはしざっき 反橋雜記 大石憲重の臣
た行
だいせんだつねんぎょく 大先達念玉 丶大の僞名
だいはち 大八 眞平のあだ名
たかさきはっくらう 鷹裂八九郎 山内顯定の臣
たかなしろくらうざゑもんのぜうもとのり 高梨六郎左衞門尉職徳 室町家の市正
たかばやしたつみ 竹林巽 繪師・後に巽風
たかびしゃわめくらう 高飛車和女九郎 横堀配下の野武士頭領
たけしばうらのすけひろもち 建柴浦之介弘望 山内顯定の臣
たけしばはますけ 建柴破魔介 上杉朝良の近臣
たけださきょうのすけのぶたか 武田左京亮信隆 上總國廰南城主
たけだのぶよし 武田信榮 武田信隆の子孫
たけだみんぶのたいふのぶまさ 武田民部大輔信昌 甲斐國主
たけのひめ 竹野姫 里見四之姫・犬山の妻
たこふねかひろくらうしげたる 鮹舩貝六郎茂足 里見義實近習
たじべゑ 多次兵衞 箭斫河邊村村長
ただとりげんきんたもとふじ 但鳥源金太素藤 蟇田素藤の舊名
ただとりせきろくなりより 但鳥跖六業因 近江國膽吹山の盗賊
たちからとがくらうはやとき 田税戸賀九郎逸時 里見家臣・逸友從兄弟
たちからりきのすけはやとも 田税力助逸友 里見義通近習
たつか 手束 犬塚信乃戍孝の母
たつくり 調布 犬阪毛野胤智の母
たつくりいはしらう 田作嵓四郎 鄰尾伊近の兵頭
たつやまめんたいふよりつら 龍山免大夫縁連 籠山逸東太の僞名
たでしなたろいち 蓼科太郎市 井直秀家臣
たてもちけんじゃうともつね 舘持傔杖朝經 市原の郷士
たねこしまちうたまさのり 種子嶋中太正告 細河政元臣・五虎の一
たねへい 種平 武藏葵岡村の猟人
たひのあらげんはち 棘鬣骨黿八 今純友査勘太の手下
たひのむこげんぱち 鯛聟源八 石龜屋次團太の舊名
だぼはち 駝牡八 鮠八の父
たまくら 玉枕 犬阪毛野胤智の姉
たまさかひばんた 玉坂飛伴太 僞一角の弟子・猯
たまづさ 玉梓 山下定包の妻
ちうろうし 知雨老師 鵞鱓坊の僞名
ぢかみをりへい 地上織平 扇谷定正の臣
ちさとがんはち 千里眼八 澄月直道の弟子
ちともだんない 千鞆檀内 行徳の莊官
ちばさだたね 千葉貞胤 千葉家の祖
ちばのすけさねたね 千葉介實胤 石濱城主
ちばのすけたかたね 千葉介孝胤 千葉城主
ちばのすけたねなほ 千葉介胤直 管領方に味方
ちばのすけにうどうじゃうずい 千葉介入道常瑞 千葉介胤直の父
ちばのすけよりたね 千葉介自胤 實胤の弟
ちばむつのかみやすたね 千葉陸奧守康胤 許我成氏を匿う
ちふうどうじん 知風道人 丶大の僞名
ちゃうろく 丁六 荒芽山麓村の樵夫
ちゅだいほうし 丶大法師 金碗大輔の出家名
ちょうはち 帳八 武藏司馬濱の百姓
ちょくらう 褚九郎 上總國の百姓
ちょぼしち 朝暮七 里見季基領地の狙公
ちよまるづしょのすけとよとし 千代丸圖書介豐俊 上總國榎本城主
つぎはしわたしらうたかやな 繼橋綿四郎喬梁 里見家國府臺城頭人
つきみのだんご 月蓑團吾 僞一角の弟子・地の神
つくものまえ 白前 里見義成の正妻(七輯) 九輯→〔あづまのまへ〕
つなさかしらう 綱阪四郎 扇谷定正の臣
つばいむらのおちはち 椿村の墜八 南弥六の子分
つまたてとごらう 妻立戸五郎 山下定包の近習
つまりまたろくつぐみち 妻有復六次通 妻有之通の弟
つまりろくらうゆきみち 妻有六郎之通 扇谷定正の臣
つめもてかきつ 詰茂佳橘 安西出来介老黨
てあらしこはしらうたかなり 手嵐剛四郎高成 千葉介自胤の臣
できすけ 出来介 夏引の小姓
てんじょにこう 天助尼公 妙椿の尊稱
でんしん 傳眞 拈華庵の善庵主
とうがねもえざうはるたか 東峯萠三春高 里見義實近習
どうくう 道空 犬山三男・延命寺住持
どうじかうししゅてんじ 童子〓子酒顛二 越後國の山賊の頭領 〓(竹冠+隔)/ Unicode にも漢字なし
とうでふしちらうあきのり 東條七郎秋則 頼朝家臣・神餘家の祖
とうのろくらうときすけ 東六郎辰相 里見家家老
ときしげより 土岐成頼 美濃國守
とくよう 徳用 逸匹寺住持・惡僧
とくらけうしらう 戸倉鴞四郎 細河政元の右筆
としまかげゆざゑもんのぶもり 豐嶋勘解由佐衞門信盛 豐嶋の領主
どたのどたらう 土田の土太郎 舩頭
とちめんばうがうてき 突面坊豪的 豪荊に從ふ僧
とつねんこじ 突然居士 里見義實の號
とどきぐわんはちなりまさ 礪時願八業當 蟇田素藤の老黨
とどはち 十十八 里見季基のくちとり
となをたいふのぶちか 鄰尾大夫信近 南朝の忠臣
となをはふぐわんこれちか 鄰尾判官伊近 三河國渥美郡領
とびのとろろく 鳶野戸郎六 荒川清澄似の罪人
どぶろく 溷六 酒顛二の子分
とまき 戸牧 馬加常武の妻
とまやはちらうかげよし 苫屋八郎景能 里見義通近習
とりやままひとよしよ 鳥山眞人由世 里見義通老黨
どろのうみどじゃうじ 泥海土丈二 石龜屋の相撲の弟子
な行
なかつかさにうどうりゃうしん 中務入道了心 千葉介自胤の父
ながをいなばのすけ 長尾因幡介 春王安王の禁固使
ながをたらうためかげ 長尾太郎爲景 長尾景春の嫡子
ながをにうどうまさかた 長尾入道昌賢 上杉憲忠の老臣
ながをはふぐわんかげはる 長尾判官景春 元扇谷定正の内管領
なここしちらうよりあき 那古小七郎順明 犬田小文吾の次男
なこのひちらうよしたけ 那古七郎由武 神餘光弘の近習
なだわたりはせんじ 灘渡破舩二 海龍王脩羅五郎の手下
ななうらじらう 七浦二郎 里見義通近習
なはばりうちとのしんこれさだ 蕝内外進(内外助)惟定 山内顯定の臣
なびき 夏引 四六城の後妻
なほえのしょうじかねみつ 直江莊司兼光 長尾景春の臣
なましほゑいろく 生入永六 巨田助友の臣
なますせごしらう 名増瀬五四郎 小幡東良の臣
にうどういげん 入道伊玄 長尾景春の法名
にうどうかじゅん 入道可諄 山内顯定の法名
にうどうどうしん 入道道心 三浦義同の法名
にかいどうたかしらう 二階堂高四郎 扇谷定正の臣
にかいまつやましろのすけ 二階松山城介 犬飼現八の武芸の師
にこすけ 似兒介 馬加郷武の下僕
にごろむらのかくれんじ 逃入村の角連次 越後國の牛主
にごろむらのはだしらう 逃入村の跣四郎 越後國の牛力士
にしきほはしくらうちかのり 錦帆八四九郎近範 扇谷加勢の海賊頭領
にしごりとんじ 錦織頓二 春王安王の斬首使
にしごりはたま 錦織機馬 鄰尾伊近の兵頭
にそう 仁摠 安房國誕生寺付近村長
にたのせな 仁田の背人 上野國の民
にたやましんご 仁田山晉五 大石憲重の臣
にたやましんろくたけすけ 仁田山晉六武佐 仁田山晉五の弟
にひおりほたいふあつみつ 新織帆太夫敦光(明風・素行) 許我成氏の武者頭
にらみりきんた 韮見利金太 扇谷定正の臣
にろくらう 二六郎 徳用の俗名
ぬい 沼藺 悌順の妹・仁の母
ぬかすけ 糠助 犬飼現八信道の實父
ぬるでごばいじ 軍木五倍二 簸上宮六の下役
ねおひのひがんたもとより 根生野飛雁太素頼 結城成朝の臣
ねこしたあつしらうはとむね 根古下厚四郎鴿宗 近江阪本の關令
ねごへい 根五平 荒芽山麓村の莊役
ねつのやちうじうらかど 根角谷中二麗廉 扇谷臣・忍岡城頭人
ねりまへいざゑもんますもり 練馬平佐衞門倍盛 豐嶋の一族
ねんじゅつ 念戌 指月院小僧・後延命寺
のちのまさき 後の政木 後の河鯉孝嗣乳母・狐
のぼぎりさめごきごらう 鋸鮫五鬼五郎 今純友査勘太の手下
のぼきりさんはちらうよしゆき 登桐山八郎良于 里見家臣
のまくしゃがんた 野幕砂雁太 武田殘黨・蟇田の臣
のみとりまなごらうおさえだ 野見鳥眞名五郎梭條 細河政元の臣
は行
はかない 墓内 籠山縁連の下僕
はぎのしたつゆ 萩野下露 鮒三の僞名
ばくひち 獏七[四疉半] 武藏の惡黨
はこひめ 貎姑姫 上杉朝寧の妻
はしけぶねぬすたらう 橋毛舩沼受太郎 海龍王脩羅五郎の手下
はしばどの 船場殿 千葉介自胤の正室
はしりほ 走帆 犬江親兵衞の馬
はしりほ 走颿 里見義實の馬
はたがみごろごらうたかなり 畑上語路五郎高成 石濱千葉家の眼代
はたけやまさゑもんのかみまさなが 畠山左衞門督政長 管領
はたけやまよしなり 畠山義就 管領
はたなつさくみちとよ 畑夏作通豐 里見家臣
はっぴゃくびくに 八百比丘尼 妙椿の綽號
はなしたあたたらう 花下仇太郎 種子嶋の弟子
はなたちばな 盧橘 里見義成の妾
ははかべじうらうさねただ 波々伯部十郎眞忠 細河政元の近習
ははかべちういちよしつら 波々伯部忠一義列 細河政元の近習
はまがたうますけ 濱縣馬助 浦安友勝の僞名
はまかはこわたりかねひさ 濱川小渡銕久 扇谷定正の臣
はまぢ 濱路 大塚家の養女
はまぢひめ 濱路姫 里見五之姫・犬塚の妻
はやうちはしらう 鮠内葉四郎 里見雜兵
はやはち 鮠八 泥海の子分
はらあかしのすけたねすけ 原赤石介胤輔 原胤久の弟
はらはりまのすけたねひさ 原播磨介胤久 千葉介自胤の臣
はらゑちごのすけたねふさ 原越後介胤房 千葉介胤直の臣
はりせんぼんふぐろく 鍼千本河豚六 海龍王脩羅五郎の手下
はるわう 春王 足利持氏の二男
ひがきざんざうなつゆき 氷垣殘三夏行 穗北の郷士
ひかみきうろく 簸上宮六 武藏國大塚の陣代
ひかみじゃたいふ 簸上蛇太夫 武藏國大塚の前陣代
ひかみしゃへい 簸上社平 簸上宮六の弟
ひきたごんのかみもとふじ 蟇田權頭素藤 上總國舘山城主
ひきふねつないちらうもろのり 引舩綱一郎師範 上杉朝良の臣
ひくちのこじらうこれたつ 樋口小二郎維龍 長尾景春の臣
ひくて 曳手 十條力二郎の妻
ひこわけやしゃごかずよ 彦別夜叉吾數世 大石憲重の老黨
ひたつかきじろく 直塚紀二六 蜑崎の若黨・後に養嗣 ←〔したつか〕の讀みもあり
ひたのなるこのすけむらとり 比田鳴子介村禽 相馬將常の從兄弟
ひとよ 單節 十條尺八郎の妻
ひなきぬ 雛衣 犬村角太郎の妻
ひなきひめ 鄙木姫 里見三之姫・犬村の妻
ひびき 樋引 音音の僞名
ひゃくほりふなざう 百堀鯽三(鮒三) 石龜屋の相撲の弟子
ふうぐわいどうじん 風外道人 丶大の僞名
ふすま 臥間 曳手の僞名
ふせひめ 伏姫 里見義實の娘・神女
ふなむし 舩虫 毒婦
ふねゆうれいひさくらう 水冤鬼柄杓九郎 海龍王脩羅五郎の手下
ふぶきひめ 雪吹姫 細河政元の養女
ふるかはあさいち 布留川淺市 扇谷定正の臣
ふるでらぐきゃうじひろつね 振照倶教二弘經 里見家家臣
ぶんぎう 蚊牛 拈華庵の惡庵主
へたばりぼんさくともふゆ 平田張盆作與冬 蟇田素藤の老黨
ほうかやものしらう 放下屋物四郎 犬阪毛野胤智の僞名
ほうじゅ 寶珠 能化院住持・實は地藏
ほうでうながうぢ 北條長氏 小田原城主
ぼけはち 木瓜八 丸屋太郎平の弟子
ほそかはかつもと 細河勝元 管領
ほそかはくらうすみゆき 細河九郎澄之 細河政元の養嗣
ほそかはさけいちゃうまさもと 細河左京兆政元 管領
ほそかはさぬきのかみもとかつ 細河讃岐守元勝 細河澄元の實父
ほそかはろくらうすみもと 細河六郎澄元 細河政元の養嗣
ほとけのりしち 浮屠家海苔七 武藏國大茂林の漁師
ほりうちくらんどさだゆき 堀内藏人貞行 里見家家老
ほりうちざこたらうさだずみ 堀内雜魚太郎貞住 里見家臣・清澄の子
ま行
まがひやすすけ 賽保輔 武藏の惡黨
まくはりくらやごつねひさ 馬加鞍弥吾常尚 馬加常武の子
まくはりだいきつねたけ 馬加大記常武 千葉介自胤の家老
まくはりはへろくらうさとたけ 馬加蠅六郎郷武 千葉介自胤の近習頭
まくはりむつのにうどうみつてる 馬加陸奧入道光輝 千葉介孝胤の父
まごつきつぢしちゆきます 萬戸月十字七行益 上杉朝良の臣
まさか 正香 犬村大角禮儀の母
まさき 政木 河鯉孝嗣の乳母
まさきすけたらう 政木佐太郎 政木大全孝嗣の子
まさきだいぜんたかつぐ 政木大全孝嗣 河鯉佐太郎孝嗣の後名
まさきだいぜんときつな 政木大全時綱 里見義弘家臣
まさきだいぜんよしつぐ 政木大全義嗣 里見箭九郎・政木養嗣
またたらう 又太郎 里見義實の幼名
まつえだじうらうさだまさ 松枝十郎貞正(眞弘) 扇谷定正の臣
まつやまこりさく 松山小利作 上杉朝良の近臣
まつやまごろくらうひさなが 松山五六郎尚永(時永) 上杉朝良の臣
まつやまみそじ 松山三十 松山尚永の子弟
まつわうまる 松王丸 斯波義敏の實子
までのこうじあしょう 萬里小路亞相 公家
まどゐ 窓井 赤嵒一角の後妻
まなかおほくらなほみつ 眞中大内藏直充 許我成氏の臣
まぶちばくらうながつら 馬淵場九郎長連 武藏河崎の馬商人
ままのゐもみじらうあきすゑ 眞間井樅二郎秋季 里見家國府臺城頭人
まりやけたいふあやたへ 鞠谷毛大夫綺妙 眞里谷柳丸の老黨
まりやのにうどうじゃうれん 萬里谷入道靜蓮 五十子の父
まりやのぶあき 眞里谷信昭 上總國椎津城主
まりやのぶまさ 眞里谷信政 里見義堯に叛く
まりややなぎまる 眞里谷柳丸 信昭の子
まろのこごらうひゃうゑのぶとき 麻呂小五郎兵衞信時 安房國平舘城主
まろのごらうのぶとし 麻呂五郎信俊 頼朝家臣・麻呂家の祖
まろのさいたらうのぶしげ 滿呂再太郎信重 滿呂復五郎の養嗣
まろのたらうのぶゆき 麻呂太郎信之 刀匠
まろのまたごらうしげとき 滿呂復五郎重時 滿呂家殘黨・義人
まろやたろへい 丸屋太郎平 滿呂再太郎の父
みうらあらじらうよしたけ 三浦暴二郎義武 三浦義同の嫡子
みうらみさきちらう 三浦三佐吉郎 扇谷定正の臣
みうらむつのかみよしあつ 三浦陸奧守義同 相模國新井城主
みかそ 甕襲 丹波國の人・玉發見
みさきあまんど 水崎蜑人 三浦義同の兵頭
みそへい 三十平 馬加郷武の若黨
みたのぎょらんじまろみち 貒田(美田,箕田)馭蘭二圓通 扇谷臣・五十子城頭人
みたのげんじべゑのちつな 箕田源次兵衞后綱 扇谷定正の兵頭
みたりあしへい 三田利吾師平 加茂河原の守りの隊兵
みちまつ 道松 犬山道節忠與の幼名
みとく 未得 逸匹寺先代住持
みどりはやしらうはるしげ 水禽隼四郎緑林 扇谷加勢の海賊頭領
みなしくりへい 箕梨九里平 丹波國の繪馬賣り
みなもとのはちまんたらうよしいへ 源八幡太郎義家 里見家の祖
みゃうしん 妙眞 戸山の法名
みゃうちん 妙椿 尼・八房を育てた狸
みるめかぐはち 海松芽軻遇八 上總國舘山城獄吏
みを 水澪 妙眞の姪
むかふみづいさんた 向水五十三太 兩國の侠豪
むがろく 無我六 指月院の寺男
むしかめむらのすぽたらう 虫龜村の須本太郎 越後國の牛主
むしゅくねこのらへい 無宿貓野良平 千住河原の盗賊
むすぶぜひろく 息部是非六 井直秀の老僕
むすぶつぼへい 息部局平 息部是非六の子
むてきさいたてぬき 無敵齋經緯 京師五虎の一
むつき 正月 濱路の最初の名
むねたかしんわう 宗尊親王 遠江井の城の南朝方
もがりのいぬた 桫欏犬太 行徳の惡黨
もちみのいちらう 望見一郎 許我成氏の近習
もなかはいと 最中隼人 巨田助友の臣
もみしち 籾七 大塚の里人
や行
やかんた 弥勘太 丹波國の民
やきのはら□なごん 矢木原□納言 公家
やすへい 矠平 姨雪世四郎の別名
やすわう 安王 足利持氏の三男
やつあたりきしゃごらうみつひら 二四的寄舎五郎團平 里見加勢の野武士
やったうとうた 八黨東太 僞一角の弟子・山の神
やつふさ 八房 狸に育てられた犬
やまさちせうろく 山幸樵六 丹波國の樵
やましたさくざゑもんさだかね 山下柵左衞門定包 神餘の逆臣
やまなもちとよにうどうさうぜん 山名持豐入道宗全 但馬播磨備後國守
やまのうちごらうのりふさ 山内五郎憲房 山内顯定の嫡子
やまのうちひゃうぶたいふあきさだ 山内兵部大輔顯定 關東管領
やまのうちふさあき 山内房顯 山内顯定の父
やまばと 山鳩 蜑崎照文の娘
やまばやしふさはち 山林房八 犬江親兵衞仁の父
やややまひきろく 彌々山蟇六 龜篠の夫
やれふいごかぜくらう 破吹革風九郎 武藏の惡黨
ゆづのくねんじ 柚角九念次 馬加常武の老僕
ゆふかほ 夕顏 上總國舘山城主の妾
ゆふがほこもんじ 秋瓠小紋次 巨田助友の臣
ゆふきしもふさはふぐわんうぢとも 結城下總判官氏朝 春王安王を奉じた
ゆふきしらうしげとも 結城四郎成朝 結城家の現君
ゆふきはるとも 結城晴朝 成朝の子孫
ゆふきひちらうともみつ 結城七郎朝光 結城家の祖
ゆめすけ 夢助 大塚の里人
ゆめすけ 夢介 氷垣の老黨
よこほりふひとありむら 横堀史在村 許我成氏の執權
よしらう 與四郎 犬塚番作の飼犬
よぶこ 叫子 單節の僞名
よぼろたくろごらうとよざね 丁田畔五郎豐實 丁田町進の弟
よぼろたくろしらう 丁田畔四郎 大石憲重の臣
よぼろたまちのしん 丁田町進 大石憲重の若黨
よもぎむらのもぐさぶらう 蓬村の艾三郎 越後國の牛主
よりくじらどざゑもん 寄鯨土左衞門 海龍王脩羅五郎の手下
よろぎむくさく 四六城木工作 甲斐國猿石村長
よわいさかのぼり 齢坂登 里見家五之姫守役
ら行
りうぐうのとりうをたらう 龍宮鶏魚太郎 今純友査勘太の手下
ろくさいやよいち 祿齋屋余市 京都の骨董商人
ろくしゃくぼうけんさく 祿釋坊堅削 徳用配下の惡僧
ろっかくたかより 六角高頼 近江國の大名
わ行
わざへい 技平 猟師・八房犬の飼主
わたなべつなへい 渡部綱平 馬加常武の若黨
わにさきあくしらうたけとら 鰐崎惡四郎猛虎 扇谷定正の臣
ゐくりいらくらう 井栗苛九郎 但鳥跖六の手下
ゐのたんざうなほひで 井丹三直秀 結城合戰の勇將
ゑいじゅわう 永壽王 許我成氏の幼名
ゑびらのおほとじ 箙大刀自 長尾景春の母
ゑもり 餌漏 四六城最初の娘の命名
ゑんぜうじしもつけのかみひさたう 圓城寺下野守尚任 千葉介胤直の臣
をえない 尾江内 籠山縁連の若黨
をぎのうはかぜ 荻野上風 石龜屋次團太の僞名
をぎのごくらうやすのり 荻野五九郎泰儀 長尾景春の臣
をぎのゐさぶらう 荻野井三郎 稲戸由光の臣
をくりやまむらのいがゑもん 小栗山村の毬右衞門 越後國の牛力士
をくりやまむらのはぐわんはち 小栗山村の判官八 越後國の牛主
をこぜ 嗚呼善 石龜屋次團太の後妻
をさきまくらのすけはやとし 長城枕之介逸利 結城成朝の臣
をなみひめ 小波姫 里見七之姫・犬阪の妻
をばたむくたらうはるたつ 小幡木工太郎東震 小幡東良の子
をばたむくのかみはるよし 小幡木工頭東良 管領家四老の一人
をばゆき~ 姨雪~
〔→おばゆき〕
をみぎんご 使主銀吾 粟飯原胤度の若黨
をやまたいふじらうともしげ 小山太夫次郎朝重 結城成朝の賢臣


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