ARBが新たにエアロッカー系のコンプレッサーのラインナップを追加発表しました。
過酷な大地が広がるオーストラリアや発展途上国の荒野では タイヤの空気圧はその時々の路面状況によって、随時調整しなければなりません。 ソフトサンドの砂丘超え、暑く熱したアスファルト道路、川底の様な岩が露出した悪路、すべてにおいて、タイヤの空気圧を調整・変更しなければ それは生命に関わるトラブルを引き起こしてしまいます。
こうした状況下では 信頼できるタイヤの空気を調整できるエアコンプレッサーは必需品となっています。
ARBでは 20年以上、こうした厳しい環境下で使用できるエアコンプレッサーをマーケットに供給し続けてきました。
気温50度以上になる路面で、大型4WDのタイヤ4本すべてに熱だれなく、短時間でエアを供給できると言う能力を持ったエアコンプレッサーは数少ない存在だと言えます。
日本市場向けへの導入は マーケット環境の違いや、作動電流量が最大約50A近辺を必要としていて、バッテリー容量、発電ダイナモの大きな大型4x4用がメインとなりますので、マーケット調査の上、ニーズがあるか検討中です。
圧送空気量は 小型コンプレッサーの約10倍、 大型コンプレッサーの約2倍となっています。
モーターを大型・ツイン化・高効率化することで 今までフィールドからの強い要望のあった”エアロッカーのコンプレッサーを使用してエアツールを使用したい”と言う要望に対応しました。
エアロッカーに使用する際は、別売りのマニホールドキットを使用します。右写真の左側の銀色の筒状のパーツがマニホールドで、エアロッカーのソレノイドバルブや外部エア取り出しようのエアチャックを取り付ける事が出来ます。
また、大型エアツール(注1)を使用する際は ある程度容量に余裕あるエアタンクを使用してます。
コンプレッサー本体にはプレッシャースイッチが内蔵され、9.3バールから10.3バールの間でマニホールドや外部タンク内の圧力を保持する為にコンプレッサーの運転のオン・オフを行います。
構造は 水滴やダストにも強い設計となっており、高負荷運転に耐える様にテフロンやカーボン繊維入りの材質が使用されています。
また、コンプレッサーは空気を圧縮する際、必ず熱を発生するので アルミ製の放熱フィンの加えて、モーター冷却用のファンを内蔵しています。
モーターは 防水シールが組み込まれて、ボールベアリングを使用することにより、耐久性を確保し、温度ヒート防止機構が組み込まれています。
ピストンの軸部にもドイツ製の耐久性のあるボールベアリングを使用しています。
プレッシャースイッチの万一の故障に対しても、過圧防止弁を装着することで2重のフェルセーフティーを施しています。
ARBのコンプレッサーは ツインコンプレッサーに限らず、すべての小型・大型コンプレッサーも出荷前に100%個別検査後に出荷されています。
携帯に便利なように 専用ケースに4Lのタンクを組み込んだポータブルタイプのARBツインコンプレッサーも発売検討中です。 (左写真) このタイプのARBポータブル・コンプレッサーは以前からオフロードレース等に参加されるユーザーには喜ばれています。
(注1) 85リッター/分@6バール以上の大型エアツールは 外部タンクが必要です。 外部タンクの圧力が規定量に達した後にエアツールを使用できます。
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ARBツインコンプレッサー
流量 単位:g/分 | 流量 単位:g/分 | ||||
無負荷 | 電流量 (A) | 負荷2バール | 電流量(A) | 重量(kg) | |
小型コンプレッサー | 25.0 | 5.0 | 13.4 | 6.5 | 2.4 |
大型コンプレッサー | 75.1 | 13.0 | 61.6 | 22.9 | 4.5 |
ツインコンプレッサー | 174.3 | 28.0 | 131.7 | 50.0 | 8.8 |