ちょこっと行って来る温泉


    No.11   寺泊港 きんぱちの湯  



     一夜明けて9月9日・・・今夜は小千谷市片貝の花火を見に行く予定だが、しかし、花火は夜だ・・・と、なれば昼間は温泉しか無いでしょう、と。
    私は、カニが好きだ・・・大好きだぁー・・・と、叫びたい程に好物だ。
    そして、ここは新潟、とくれば当然寺泊港の魚屋だ・・・うーん、しかし、温泉巡りも捨てがたいしなぁ・・・両方って言うの、ダメなのかい?と、招待してくれた友人に尋ねた。
    彼曰く、ずーっと仙台に住んでいて今は大宮に暮らす俺が、ガキの頃過ごしただけの新潟を詳しく知っているはずが無いだろうと・・・まあ、そりゃそうだな・・・じゃぁ、とりあえず寺泊へ行って見っぺしねっ、と。

    寺泊港は前にも一度来た事が有るのだが、社員旅行で訪れて、飲んだくれの酔っぱらいでおぼろげな風景以外何も覚えていない・・・しかし、カニがやたらに有った事だけは忘れないのだ。
    さて、ぶらぶらと魚屋を冷やかして歩くのだが、カニ以外の物、魚類は一切眼中に無い・・・塩竈と石巻と気仙沼を控えた宮城県人がなんで他所で魚を買うのよ・・・網代の干物なら買うけどね。
    しかし、カニは冷凍で、この場で喰えるような代物は売っていない・・・味見のカニも提供されていない・・・怪しいぞ・・・自信が無いのか?・・・底引きのズワイガニだろ・・・少しくらい喰わせろよ・・・殿様商売だな・・・こりゃぁダメだな・・・いらねぇや・・・ちぇっ、貧乏で買えねぇんじゃねえぞ・・・やぁーめた、と。
    北海道に行くと釜にカニが入っていて、好きなだけ味見してみろってな感じで喰わせられる・・・こんだけ喰ったら買わなくちゃ悪いし、しかも美味いし・・・と、なって買うもんなのだが。
    もう一つ、買えなかった理由に、家に帰り着くのが明日の夕方・・それまで氷を入れ替えたりして持たせても鮮度はがっくりだからなぁ・・・と言う事で、我が家への土産は、日持ちの良さそうな塩鮭を一本買い求めた・・・これ、見た目は銀色でウロコも揃っていて、絶対に沖どりだと思ったのだが、川口の鮭で、値段程の物ではなかった。

     さて、魚屋はもういいや、で、寺泊港に入って来る時に見つけた「きんぱちの湯」へ行って見ようとなって、港の魚屋通りの外れにある立派な風呂屋へ。
    私は塩鮭を一本ぶら下げて、のそのそときんぱちの湯へと入って行きました・・・ここは温泉とは一言も書いていないので、単なる風呂屋です。
    ここの謳い文句は、佐渡島の沖水深300ウンメートルから汲み上げた深層水を使用して、いわゆる、低張性塩泉に似た、素晴らしい効能のあるお湯なのだと言っている。
    しかし、黙ってへぇーっと驚くにはちょっとナニですよ・・・風呂場には湯船が沢山有る・・・スーパー銭湯そのままに、お湯は大量に消費されている訳だ。
    パイプラインが通っている訳でもないだろうに、タンカー使って海水を運んでいるとでも言うのかな?・・・循環させると言ってもなぁ・・・濾過機は塩水は大丈夫なのか?
    私の読みでは、加水は間違いないのだが、循環は塩分の無い風呂のみで、潮風呂の水は食塩を溶かして作っていると思う。
    私の記憶が正しければ・・・海水浴の後身体べたべたするのはマグネシウムが原因である、と聞いた事が有る・・・で、硫酸マグネシウムと塩化マグネシウムは苦いので食塩からは取り除かれているはずで、きんぱちの湯の潮風呂の湯は舐めると塩っぱいが、海水を舐めたときのような苦みは無かった。
    そして、ご丁寧に、きんぱちの湯の潮風呂は、真水で流さずに上がってもべたべたしないから大丈夫、と書かれていた・・・マグネシウムは抜いてある、と言う事だ・・・それって、食塩水を湧かしているって言う事じゃないのぉ?

     
    きんぱちの湯 外観・・・立派な銭湯でしょ?

    大浴場

    露天風呂・・・人が入っていたのだが・・・


     さて、夕方から小千谷市の花火を見に行ったんですが・・・新潟の夜は寒くて、鼻水垂らしながら見事な花火を見ていました・・・ジャージの上下着てたのに寒すぎ。

       以上・・・おそまつでした・・・偏見と独断で書いてますから、まあ、インチキ臭いです・・・。


       この話 完・・・明日へ続く。


    まあ、ネタは新鮮ですが信憑性は・・・?


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