ちょこっと行って来る温泉
秋田県・湯沢市・秋の宮温泉
No.36 癒し小町の湯 スパッチェ
癒し小町の湯であります。
正式名称が良く分からないんであります、が・・・癒しの湯スパッチェ、と暖簾には書かれている訳ですけれども、癒しの湯が風呂の名前で、施設の名前がスパッチェと言う事で宜しいのかどうか・・・。
天然温泉ののぼりは良いんですが、「あったか〜い」は無用だと思うんですが
昨日から今日と、神室岳を登って来た帰りでありまして、どこでも良いから汗だくの身体を流したかったんであります。
しかも、格好もかなり泥だらけで汚い訳ですから、小ぎれいで有名どころの湯治場とか、温泉宿なんかには入り難い訳であります。
そんな訳で、昨年通りかがりに看板だけ見て知っていた、あまり混みそうも無いと読んだ「癒しの湯 スパッチェ」に駆け込んだ訳であります。
神室岳の登山口から車で15分程度の近さでありますから、場所的にも申し分無いし、ここの食堂で食べた親子丼ぶりもまずまずだったので、風呂上がりの昼飯もここで済まそうと言う事で、決定でありました。
この界隈には沢山の温泉宿が有りまして、それぞれに謳い文句・宣伝文句が掲げられお客を引いている訳でありますが、以外に格式高そうな温泉宿が多く、さらっと立ち寄りの湯と言うのは少ないと思うのであります。
そんな中で「癒しの湯 スパッチェ」は湯沢市の公営でありまして、研修施設やら温水プールなんかも併設しているらしく、その一角に風呂と食堂も有る訳であります。
風呂は内風呂一つだけであります。
食堂と併用の入り口から入りまして、木戸銭の450円なりを納め、案内板に従って進みますと風呂場であります。
脱衣場は狭く、実質活動人数は4名程度でして、そこから推測できる風呂は、狭いんだろうな、でありました。
で、升目の脱衣棚に泥だらけの服を押し込んで風呂場へ入りますと、まず、予想通りでありまして、5名でいっぱいの浴室、浴槽でありました。
シャンプーと石けんが常備と言うのは嬉しい限りでして、早速2日間の汗を洗い流して、いざ湯船へ、と。
まず、第一印象は・・・アチィーでありまして、張り出されている湯温43度は間違いなく越えているな、と言う感じでありました。
塩化物泉と言う事で割と明確な塩味でありますが、雑味が無く、飲んだら美味いかも知れないと言う感じの柔らかいお湯で有りました。
しかし、アレです・・・山歩きであちこちに傷が有るので、強酸性の硫酸風呂だけは勘弁して欲しいと思っておりましたが、柔らかいお湯で助かりました。
風呂の湯も風呂場も相当に手入れが行き届いておりまして、見事にキレイの一言であります。
そして、何の変哲も無い長方形の湯船なのでありますが、腰を落として浸かった深さと、半身浴で座る台などの高さが絶妙的確でありまして、落ち着くのであります。
大きな窓が開放された先は単なる草っ原で、その先に雑木がぱらぱらと覗ける何と言う事も無い景色なんでありますが、これも何だか妙に落ち着く訳であります。
そんな訳で、私としては「癒しの湯 スパッチェ」は、どこにも特徴的な物は無いけれども、言葉にできない妙味とでも言いましょうか、そんなホッとする落ち着きを感じる訳であります。
と、言う事で、サラッと立ち寄りついでに一風呂浴びるなんて言うのに最適と言う事で、お勧めマークを点けたいと思う風呂で有りました。
ちなみに食堂ですけれども、山菜入りの稲庭うどんが名物のようでありまして、盛んに売り出しておりました。
しかし、私は二度とも親子丼ぶりを食べた訳でありまして、それは、東北のいなかの食堂の古き良き時代の味を彷彿とさせる、激塩っぱい味が賛否分かれる所は承知で、お奨めしたいと思う次第であります。
「癒しの湯 スパッチェ」・・・うんちく
源泉 90.5度 浴槽 42度
泉質 ナトリウム・塩化物泉
成分 ナトリウム・硫酸イオン・カルシウム
効能 神経痛・リュウマチ・疲労回復・疣痔
飲用 たぶん不可
入湯料 450円 駐車場あり 手ぶら可
特記事項 休憩所と食堂を併設・ラーメン350円 親子丼ぶり500円
まあ、ネタは新鮮ですが信憑性は・・・?
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