フェイス/オフ

監督 ジョン・ウー 主演ニコラス・ケージ、ジョン・トラボルタ

田中敦子(6月22日)
  私はニコラス・ケイジのファンで、 なんかないかなぁと検索してる時に、 あなたの「フェイス/オフ」についてのコメントを読みました。
確かに、ラストについての解釈は、 「そうかもしれないなぁ」と思うところがありました。
でも、捜査官がニコラス・ケイジの顔で話が展開されている間、 "観客はニコラス・ケイジになっている"というのは、 どうかと思います。
顔はニコラス・ケイジでも、 彼は確かにジョン・トラボルタだったと私は思います。
同じように、顔はジョン・トラボルタでも、 あの犯罪者は確かにニコラス・ケイジでした。
だからこそ、この映画が多くの人に衝撃を与えたんだと思います。
あなたが「映画を見てる間ずっとニコラス・ケイジだったのに、 顔をはがしてしまったらだめじゃないか!」 と思うのは勝手だと思いますが、 それを"観客みんながそうである" といった表現を使うのはどうかと思います。
少なくとも私はそうじゃなかったですから。
  ゆうき(★★★★★)(5月17日)
yuki_o@yohoo.com
今さら、なんでごめんなさーい。でも今日このページを見つけてしまったのでしょうがないんです。
とにかく大好きなので、是非書かせていただきたかったの。
未見の方は是非ビデオで見てくださいますよう。
私が好きな映画は、出来るだけ現実からかけはなれてて、過剰で、やりすぎなもの。
映画はミュージカルか、カンフーか怪獣の出てくるものを中心に見ている人です(笑)
小説なら、本格推理。リアリティとかドラマはどうでもよく、仕掛けとガジェットと雰囲気がすべて。終った後に出演者がカーテンコールで挨拶しそうなものが好き。
そういう人に、これは素晴らしくはまります。ツボ押されまくり。
しかもニコラス・ケイジとトラボルタの魅力は小説では味わえない、映画ならではの興奮でした。かっこいいんすよ〜、ホントに。
ジョン・ウー監督のインタビューを見たら、彼は古き良きMGMミュージカルの影響が多大だそう。さもありなん。数々のMGMミュージカルや「ブルース・ブラザース」、ブルース・リー映画に興奮した人、そして京極夏彦や西澤保彦の小説が好きな方でしたら、これは忘れられない映画となるでしょう。
私は10回以上見てしまいました。
ななんぼ(★★★★)(3月24日)
nananbo@din.or.jp
http://www.din.or.jp/~nananbo/

久しぶりに楽しめたアクション映画でした!
確かにストーリーには無理が多すぎるけど、それを派手なアクションで乗り切ったのは『タイタニック』に通じるものがあります。
特にニコラス・ケイジの演技が最高でした。悪の時のオープニングの車から降りて来るスロー・ショットと、善として教会へ向かう浜辺を歩いて来る同じ様なスロー・ショットのシーンは圧倒された。
あと、ジーナ・ガーションのカッコ良さも光った。アクの強い男と男の戦いの中で勇ましく行動する彼女の存在感は凄い!
ただ、某映画番組のイラスト入り評価(バレバレ?)で、「馬ヅラ(ケイジ)としもぶくれ(トラボルタ)の顔面移植」とコメントされていた為、手術シーンではそれを思い出してしまって笑いがこみ上げてきてしまった(^_^;
しかし、昏睡状態だったのに、いきなりムックリ起き上がるのは何だかなぁ〜。キョンシーじゃないんだから(笑)
でも、オープニングは久しぶりに「カッコ良い!」と思った映画であることは間違いない。あの濃い2人をここまで魅せるなんて、ジョン・ウー監督のその強引さに圧倒である。
みさ(★★★)(3月15日)
yi7m-kkrk@asahi-net.or.jp
アクション映画ファン(そんなにマニアではないけど)の観点によるフェイスオフ批評
俳優
ハッキリいってニコラスケイジ、トラボルタはアクション俳優とは言い難い。
言葉であらわしにくいが、例えばニコラスケイジの頭髪、トラボルタの太り過ぎ。
もちろんカッコは良いです。しかしどちらとも情けない役の方が良いのでは。
そこらへんタランティーノはキャスティングの天才ですね。
なんとなくどちらも銃の達人に見えない。
弾丸が相手には絶対当たるけど、自分には絶対当たらない様な雰囲気をかもしださないとだめです。
昔のクリントイーストウッド、ブルースウィリス、アントニオバンデラス、ジャンレノ..etc。
ジョンウー作品中、ジャンクロードバンタムは良かったと思います。
ワビサビ
盛り上がり部分は良いですが多すぎ。空、海と範囲が広すぎ。
どれをとっても派手なので、クライマックスの感動が無い。
どうにも初めにアクションシーンのアイデアがあり、後でそれのつじつまを合わせているのではと思わせてしまう。アクション映画にありがちですが、もうちょっとなんとかならんかなあ。
アクション一つ一つのアイデアはいつも感心します。
ドラマ***中途半端。***
アクション映画は人間ドラマです。それも説明セリフ無しでにじみ出るものです。
***マジメすぎ。***
銃を打ちまくって人を殺しまくる映画なんだから。あれでは大人に受けない。
***ネタ負け。***
前回『ブロークン..』もそうでしたが、あのでかいネタに負けている。
男対男であれば核爆弾を爆破させる必要も、顔を変える必要もないでしょう。
世界を敵にまわすようなとんでもない話に発展するであれば良いのだが、ネタ負けしていますね。
結局、理屈では無いんだけど、アクション映画好きに言わせれば、「かっこよくない」の一言に尽きる。カッコよくないからワクワクもしない。
下手な人間ドラマはいよいようっとーしい。
ちょっと眠くなりました。
ありがちだけど「広く浅く万人に受けるように上手くお金を使いました」的な映画ですね。ネタ的にそういう映画になってほしくなかった。
とかげ王(★★★★)(3月15日)
lizard@osk2.3web.ne.jp
http://www2.osk.3web.ne.jp/~lizard/
最初ストーリーを読んだときは「無理のある話やなぁ」って思いましたが、実際に見てみると・・・。やはり無理の多い話でしたね(笑)。
でも、そこはさすがにジョン・ウー。疾走感溢れる展開と田原総一朗のような強引さで有無を言わせぬ間にずんずん進んでいきます。
前作では思いっきり肩透かしを食らわされ、彼も悪しきハリウッドのシステムに飲み込まれてしまったのかという危惧を、ものの見事に吹っ飛ばしてくれました。こうなると「血液型がちゃうのに、なんで皮膚の移植が出来るねん?」とか「7連発の銃やのに、なんで30発も弾が出るねん?」というツッコミも「まあええやんけ〜」で許してしまいます(笑)。とにかく撃ちまくり〜のスローモーションしまくり。しかも主役のふたりには弾が全然当たらない(笑)。これぞ活劇の醍醐味ですね。まあ、ラストに関しては私もパンちゃんと同じ意見ですけどね。「顔が戻らなくなったジョントラ」という結末を期待してましたが、陳腐な終わりかたにちょっとガッカリでした。あと、アダムとイヴというのもね・・。
関係ないですけど、バタナイフを扱うシーン。あんなにカッコよく描いてクレームつかなったのかな?思わず1本護身用に欲しくなっちゃいましたよ(笑)。
nahoko(★★★★★)(3月3日)
nahokoo@ibm.net
ちゃんと?panchanの感想も読んでから行きました。
私は★5つつけます。フェイス/オフ。
「ブロークン・アロー」で、半額返せと感じたこともあって、期待しつつも、あんまり期待しちゃイカンぞ、とも覚悟していたんだけど、面白かった・・・
カッコいい映画じゃありませんか。
そんなバカな、な内容も多々あった気がするんだけど、一つずつ挙げれば、きっと10個所くらいは言える気がするんだけど、それが気にならないくらい、面白かった。
それほど「美しい」人がいない(失敬な!)キャストなのに、みんなハマっていて、そして上手い。。。
私も3回くらい、泣きが入りました。
ニコラス・ケイジって、ゴクアクニンなんか演れんの?って、私も思っておりましたが、参りました。
かなりイッてる顔つきが、怖かったっす。
そして、悪人のときのがカッコよかったよ、ニコちゃん(勝手に呼ぶ)
パンちゃん(★★★)(3月2日)
着想の奇抜さ、「敵」なのに「敵」と知らず心が通い合うシーン(トラボルタと娘、ケージと愛人)など、おもしろいシーンがある。顔を入れ換えることで、他人の気持ちが手に取るようにわかるエピソードなど、哲学的ですらある。
しかし、アクション・シーンが多すぎる。最初の空港での主人公二人の出会いは別にして、テロリストの巣窟での殺戮、教会での銃撃、モーターボートでの格闘----どれか一つに絞るべきだと思う。モーターボートまでくると、終わらないんじゃないかと不安になってしまう。
テロリストの巣窟での「オーパー・ザ・レインボー」の使い方など『ミラーズ・クロッシング』(コーエン兄弟監督)の「ダニー・ボーイ」と同じでいただけない。効果としても『ミラーズ・クロッシング』におよばない。なんだ、真似じゃないか、としか思えない。(『ミラーズ・クロッシング』の銃撃と「ダニー・ボーイ」の出会いには、優雅で、エロチックで、恍惚とした輝きがあった。)
何といっても、一番いけないのは、ラストである。
観客はニコラス・ケージの苦悩にのめり込み、彼の感情、悲しみと怒りと切なさとにどっぷりつかってしまっている。それがジョン・トラボルタに戻ってしまって、家族の平和・愛の生活が復活するというのは、ちょっと人を馬鹿にしていないだろうか。
たしかに妻や娘は顔を入れ換えたあとのアーチャー(夫・父=ニコラス・ケージ)を知らない。しかし、観客は、刑務所でのニコラス・ケージの苦悩を知っている、妻や娘をジョン・トラボルタに奪われた悲しみを知っている。彼の精神と感情を、自分のことのように感じている。それが一瞬にしてひっくりかえってしまう。この変化は、ちょっと軽すぎる。
ジョン・トラボルタの顔をしたアーチャーではなく、ニコラス・ケージの顔をしたアーチャーを、夫として、父として受け入れ、さらにはテロリスト集団の愛人の子供をわが子、弟として受け入れるという結末なら、途中で繰り広げられた人間模様にも深みが出てくるというものだ。
結末のミスにより、傑作が凡作になってしまった例といえる。アクション・シーンが多い、うるさい、という印象も、この結末のせいだと思う。
ニコラス・ケージのリアルな演技が光っていただけに、非常に残念だ。
もうすこし長い批評はこちら
ひさこ(3月2日)
もぉ〜!超良いですよ!!!めちゃくちゃ香港映画って感じで!
一見ストーリーを読むと「なんじゃ?こりゃ。」という内容なのに。
ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタなんて、油とラードのような濃い二人を中華鍋に入れ、調理したのがジョン・ウー監督。
なんだか、とても劇的な料理になっていますよ。うますぎる!!
客層も男性が多く、最近女性客の多い映画しか観ていない私は、大満足でした。ディカプリオが好きな私だが、ちょっとトラボルタに惚れてしまいました。星は、4つと半分。
風邪ひきの私を元気づけてくれた、ジョン・ウーに多謝!!
TOMO(★★★)(3月1日)
フェイス/オフに★★★つけます
この映画
アクションよし、
ストーリーよし、トラボルタ、ニコラス・ケイジの演技よし
とてもおもしろかった
みさ(2月13日)
yi7m-kkrk@asahi-net.or.jp
パンチャンワールドでフェイスオフの感想を読ませていただきました。
ところでジョンウーといえば、ブロークンアロウという映画がありますよね。
ハリウッド進出第1号のハードターゲット(だったかな?)は結構すきでしたが、ブロークンアロウは映画館に観に行ったにもかかわらず、????????.............いまいち。という感じでした。
そんな私にとってのジョンウーですが、今度はそんなに面白いんですか?
yuki(★★★★)(2月6日)
アクションものは好んで見ないわたしも、冒頭のメリーゴーランドのシーンで、これはイ ケる!!と、確信いたしました。
激しい、でもありきたりではないアクションシーンの連続、こんなんあり?・・・のアイデ ィア満載で、やっぱり映画はこれだよな!と思わず熱くなりました。思いっきりウソついて くれて気持ちイイ!
そしてなんといってもジョアン・アレン、わたしはこの作品で初めて彼女を知りました。
最初はやせぎすのさえない人だなぁ・・・なんて見ていましたがとんでもない!
中盤からのニコラス・ケイジとのやりとり、クライマックスで全員が顔を会わせた時の 微妙な表情は・・・まさしく女。
唐突ですが、わたしはアクション映画で初めて3回泣きました。
お薦めです。
とはいえちょっぴり疲れて★★★★です。
きりこ(★★★★★)(1月28日) yt0408@alpha-net.or.jp
”フェイス/オフ”すごい!!
なにがって・・・いやもう、口じゃいえないわっ。・・・でも言っちゃう。
@映像がすごいっ。
メリ−ゴ−ランドから、ニコラス・ケイジのコ−トからハトを使った演出まで・・・・。こりすぎ?ってくらい。
こればっかりは口ではいえない・・・。一見の、いや、何度もみる価値アリ。
A主役2人もいいぞ
「コン・エア−」の正義漢ニコラス・ケイジを観た私としては、悪役ちゃんとやれるかしら・・・なんて心配してたけど、相手はなにしろ俳優だった。(土下座)
それと、顔が入れ替わったあとは、ニコラス・ケイジがキャメロン・ポ−・・・じゃなかった、ア−チャ−になるわけだけど、いいんですかねぇ、FBI捜査官があんな に人殺して。な〜んてヤボなつっこみは無視して、孤独なヒ−ロ−・ニコラス・ケイジを堪能。
もちろんジョン・トラボルタもよかった・・・。(もっとコワければもっとよかった。)
そんなこんなで2時間18分。あっというまでした0
。 いわゆる”アクション”でこんなにいいと思ったのははじめてかも。
「香港とハリウッドのちがいは?」ときかれて「香港映画では弾切れすることがないね」とお答えになられたというジョン・ウ−監督だけあって、弾入れかえるシ−ン多すぎ。(笑)
あと、これ観に行く前に、友人がジョン・ウ−監督の80年代作品(かなりB級・・・)について語ってくれたせいで、ジョン・ウ−ってどんな人かわかんなくなっちゃったけど・・・。
聞いてるだけで変なハナシなの。それ。
悪魔が、自分が悪魔であることを信じてもらうために、首をはずして踊ってみせたりするんだけど、首が飛んじゃって結局、はめてもらったりするらしい。
あ、話を元に戻します。
多少の粗はもちろんあるけど、そんなことはきにならない。今までみた「アクション」の中で5本、いや3本の指に入ります。
二食抜いてもいいですよっ、じゅんこさん!
ayu(★★★★★)(1月26日)
ayuayu@yellow.plala.or.jp
http://www.ace.co.jp/net/fukita/
下に同じく・・・・(ネタバレちょっとあり・見てない人はよまないでね)
もう、たまんないです!脚本・監督・俳優・どれをとっても素晴らしい!
6人でピストルかまえあうシーン!「レザボア・ドックス」をほうふつさせました!
ドキドキしちゃいましたよー!ほんとすごい!ほかにも、あ!これは!っていうシーンがいっぱーい!いろんな意味でたのしめちゃいました!
でもでも、演出なんだろうけど弾丸アップがちょっとチャッチく観じたのは私だけ?
ま、そんなことはどうでもよろしい!とにかくかなりすごかった!
ジョン・ウー目当てで見た映画でしたが、俳優陣にも大感激してしまった私であった。
試写会の前に「スターシップ・トルーパーズ」の予告やったんですが、これまた「こんなにみせちゃっていいの?」っていうぐらい長い予告(笑)これまた楽しみ!
(でも個人的には予告はみたくないなぁ・・・変な先入観ついちゃうし。)

じゅんこ(一食抜いても)(1月23日)
junko003@eis.or.jp
http://www.eis.or.jp/muse/junko003/index.htm
10年に1本のアクション映画の傑作!
ニコラス・ケイジの黒いコートが風にひらめく冒頭のシーンからハマってしまった。粋だ。
スローモーションの美しさに息をのむ。しかもドラマがきちんと描かれている。その上セリフがすばらしくキマっている。
タバコやサングラス、ナイフといった小道具の使い方もシャレている。さらにさらにカメラがいい。もちろんキャスティングも言うことない。トラヴォルタやケイジもいいけど、ジョアン・アレンとジーナ・ガーションがたまらなくいい。もう何もかも好きだ。こんな質量ともに満足度の高いアクションなかなかないです。すごいぞ、ジョン・ウー!アジアの星だ!なぜ私がここにいるかというと、ボランティアで『フェイス/オフ』を宣伝する為に他ならない。これ1本で5本の価値あり。1食抜いても劇場で見てください。
いかん、また自分のHPより先に感想を書きに来てしまった…。