ネットショッピング 2008.10.25

もう15年以上前、90年代前半のことだ。アメリカでノートパソコン(当時のノートパソコンだから今のノートよりはるかに大きかっただろう)を1台持ってホテルにこもり、何日生活できるかということに挑戦した記者がいた。
つまり、ネットだけしか外界とつながりを持たずに、食事から洗濯、その他生活に必要なもの、あるいは娯楽などを注文してどのくらい生きていけるのかというチャレンジというかトライアルだった。アメリカといえどwindows95以前の90年代前半は、そうネットが興隆していたわけではないと想像する。
ところが、そのトライアルの結果はまったく問題ないというか、何を注文しても簡単に手に入りスイスイといってチャレンジにならなかったそうだ。江戸時代に陸奥(みちのく)から江戸に歩いて行くのは大事業であったが、21世紀の現在は新幹線で楽に時間通りに着きましたという程度のことだったのだろう。
私がインターネットに触ったのは日本でwindows95が広まった96年頃である。それからネットサーフィン、eメール、掲示板、そして自分でウェブサイトを作り、ブログを書き、ネットショッピングもしてきた。
ネットショッピングは物が届くか、お金の支払い、情報の漏えいなど危険性が他より多く、はじめはいささかの心配があったが、幸い今までトラブルはなかった。しかしながら衣類は体にフィットするかという観点から、そしてやはり高額なものは現物を見て買う習慣は抜けきれず、そんなところが私が古い人間なのだろう。
本日はネットショッピングに凝っている我が娘からの特別寄稿である。
このウェブサイトには莫大な量のコンテンツがあるが、私の駄文以外は同志からいただいた若干と、家内の1点、そして可愛い娘からは本日が最初である。最後でないことを祈る。 



おひさ〜
行政書士を目指そうと試みたが、やっぱり英語をやってるほうが楽しいな・・・ということで、再び英語をやり始めた娘である・・・・
娘である 英語、といってももちろんtoeicも受けるけど、ツールとして使えるものにしたい、ということや参考書に嫌気が差してきたので、webで海外の専門書を調べたり、恋愛小説を読んだりしてるのだけど・・・
今日、偶然、アマゾンを見てたとき・・・・
internationalというリンクが張ってあり、何となくUSに飛んでみた。
アメリカはさすがですねー。
日本でも最近、やっと時計とか、家庭用品とかアパレル関係をやりだしたのだけど、50万もするようダイヤのエタニティーリングとか、婚約指輪とか売ってるんですねー。
しかも、ゴールドにするか、ホワイトゴールドかを選べたり、なかなか品揃えもよい。
余談だがホワイトゴールドとはプラチナではなく、金なのだが、混ぜ物によりプラチナ色にしてるもの。プラチナ高騰のため、かつてはプラチナが常識とされていた結婚指輪も、最近はプラチナとホワイトゴールド両方のバージョンが同デザインで売られている。もちろん値段は倍違う
アマゾンで婚約指輪を買うのは微妙な気がするが、それは日本でのアマゾンと同等に考えるからかも。
アメリカではアマゾンは日本で言う楽天市場みたいなものなんでしょうなぁ。

そして、MP3も販売してたりするのですなー。
しかも!無料DLができる曲が1000曲以上ある!海外では自作の楽曲をみんなにタダで配信して「聞いて!」って人の集まったサイトが結構あるのだけど、きっと天下のアマゾンに自分の曲を乗っけるのにはお金かなりかかるんだろうな・・・

まぁ、それでレコード会社の人の目に留まれば・・・ってことなのだろうけど。
(いろいろ視聴したが、やっぱりタダなりの楽曲だったけど)
ビデオもオンデマンドで見れるのだよ!すごいねー。
しかもこれにもタダでみれるのがある。
でも、これはUSからのアクセスに限定されると但し書きがあり、試みたがやっぱり『アンタ、アメリカからじゃないでしょうが!?』ってメッセージが出てしまい見れず

いろいろ他の商品を見てみた。
そんで、驚いたのが、レビューの数。
日本だと、めちゃんこ売れてるものでも100とかなのだけど、レビューが3000件という商品もある。もちろん、アメリカのほうが、売り上げが大きいのは言うまでもないのだろうけれど、アメリカ人は日本人より、自己主張をしたいのか?日本人は、参考に読んでる人は居ても、自分の意見をわざわざ書こうとか、あまり考えないひっこみじあん民族なのかもしれない。
そして、そのレビューが面白い。
「人生にはともに生きていく腕時計が不可欠だ!そして、まさにそれがこのホイヤーだと思う。この時計を買わずして、僕の人生はなりたたない!悪いことは言わない。絶対、間違いない!この時計を選んで欲しい!」
「このダイヤモンドには本当に落胆した。もちろん返品した。アマゾンが信じられなくなった。こんな代物を売りつけるなんて、我慢がならない、もう何も買わない。」
とか。
英語だからいえるのだろうな。日本語じゃちょっとキツイかも・・・ってくらい、熱い、率直な包み隠さない言葉の数々。

うれしかったのが、村上春樹の本がすごい人気であること。
謎だったのが、日本のアマゾンで外国の本をそのまま買えるようには、日本で日本人が読んでいる普通の本は販売されていないらしいこと。
japaneseとかjapanese literatureとかで検索しても、英語で書いてあるgenji-monogatariとか、japanese learning bookとかしかヒットしない。
ホームレス中学生とかがそのままあっちには輸出されてないのかね?

そしてそして、なぜか・・・・
GABAの広告のバナーがいろんなところに貼り付けてある。
ためしにクリックすると、ちゃんと〜jp とついている、GABAの日本語の生徒募集のページに到着。
英語にあこがれて、アメリカ版のアマゾンをフラフラしてる人を捕まえよう、とはなかなかイイアイデアじゃないかぁ!さすがだな。
いろいろ見ていると、GABA以外にもまったく語学と関係ないような、たとえば健康食品の会社とかのバナーもある。
日本人が見てるの??うーん、でも、日本に住んでる人は、もちろんアメリカのアマゾンからは購入できないし・・・
ためしにサインインしてみようとしたらエラーだった。その国のサイトようのアカウントを取得すれば購入はできるようだが、送料とかはどうなるのだろうか?
まぁ、そんなわけでしばらくアマゾンUSのレビューとか読むのにはまりそうである。



本日の忠告
可愛い娘よ、買いすぎてはいかんぞ 

この娘の文章を読んで、私にそっくりだと思う方は多いだろう。
実際そうなのである。
娘は私に似て、常に何事かにチャレンジしていなければすまないという人間であり、高い目標を立てて達成できないときは悲観し落ち込み、理屈っぽく、人との付き合いもかなりきつい。そういうところは私と全く同じである。
他方、息子は家内に似て、ごろごろして向上心がなく、心は穏やかで、性格は丸い。
一体どちらが良いのか? まあ、世の中には両方いてバランスがとれているのだろう。
もっとも私は家内と結婚して35年、そうとうに家内に感化されてしまい、勉強よりはお菓子を食べてだべるのが好きになってしまった。
娘よ!私のように堕落するなよ



のんきなとうさん様からお便りを頂きました(08.10.25)
パソコンの購入はもはやネットショッピングですね。
私の本日の出費は¥98(豆腐340g)。店を物色していてつい欲しくなって買ってしまいました。冷蔵庫には買いためているものがまだ残っているのでそれが無くなってからでないと買わないぞ!と心では決めていたのですが・・・反省です。
おばQ様、ネットショッピングの方が衝動買いは抑えられるような気がします。

パソコンの前に座っているだけで何でも買えて、それが翌日には玄関に配達されるのですから
いやあ、前世紀には想像もつきませんでした。
気軽に買ってあとの支払いで青くならないように注意しなければ・・


那須山のアオバズク様からお便りを頂きました(08.10.28)
ネットショッピングについて。
若干お久しぶりです。穏やかな天候が続いています。
私も「ネットショップ」は殆ど縁がないつもりでしたが意外と使っていることに気が付きました。CD・本・映画や演劇の券、また品物でないビジネスホテルや列車の指定券等の予約etc.枚挙にいとまがありません。また、家電や自動車の修理・点検に出すと必要な部品なんかはお店や、修理工場のほうでネットで探してお客の希望する値段に近いものや、規格が合っている物を調達しているのがかなり多いみたいです。遠まわしの「ネット購入」ですね。
もっとも田舎にいるのでそのほうが手っ取り早く、間違いないのかも知れません。
でも「ウィンドウショッピング」という言葉もあるように本能的に「現物を見る」のも楽しみの一つかと…。

アオバズク様 毎度ありがとうございます。
そうです! ウィンドウショッピングがあるなら、ネットで眺めるだけで買わないのもネットショッピングと呼んでよいのです。
貧乏な私は見るだけのネットショッピングに励むことにします。


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