追加情報として、現在審査員資格が切り替わる時期となっている。 審査員補でコンピタンスに切り替えるのが大変だという人の中には切り替え時期に登録を辞めてしまう人も出るだろう。 審査員でも半分引退している方の中にもこれを機に・・という方も出るに違いない。 そうすると、今年来年で登録している審査員は大幅に減るのではないだろうか? そんな予備知識がなくてもこのグラフを見て、09年から大幅増になると思う方はいらっしゃらないだろう。 |
オバQ様 認証機関が厳しい状況にあるのは確かであると思いますし衰退期に入る予感もあります。しかし、消滅には至らないのではないかと思います。 その理由として、第一に、企業としての組織の数が数百万ある中で、認証登録している企業の数は微々たるものであるからです。ISOを取り入れ認証登録したいと望む企業が排出する可能性のある母集団は巨大です。 第二に、昨今の登録数の減少は主として建設業会の登録返上によるものと聞いています。それを除くと実際にはまだまだ若干の増加の傾向にあるのだとか・・・。これは、公共事業への入札条件としてISOが削除されたことによる反動ですね。 第三に、企業と認証機関との利害関係です。認証機関にとっての顧客は、建前としていわれているような一般社会ではなく、実態として企業の経営者であり、ISO事務局でしょう。それを除く企業の他の従業員も認証機関の顧客とはいえないのではないでしょうか?それを示すものとして、認証機関による審査に対する顧客満足度アンケートは、経営者およびISO事務局に向けられます。結果は、全体として肯定的に満足したものが多いようです。もちろん、怒りを爆発させ・u桙ス回答も中にはあるようですがこれは少数のようです。 経営者及びISO事務局と認証機関との間ではビジネスが行われるのですから利害関係は密接です。ISO事務局にとって、ISOを推進するする上での障害、すなわちISOへの抵抗勢力、は組織の従業員であることがままあるようです。このような場合、審査は、ISO事務局への障害としてではなく支援となり得ます。ISO事務局と認証機関との間には依存関係の奇妙なバランスが生じるのかもしれません。私の推測ですが、ISO事務局は、そもそも、たかだか2〜3日の審査にそれほど過大な期待はしていないのではないでしょうか。「審査の付加価値」、「経営に役立つ審査」、「有効性の審査」など、これらはISO事務局が自らのISO運用で得るものであることと承知すべきものでしょう。ISO事務局が審査に期待することの最も重要なことは、企業内でISOを推進するイベント及びきっかけの役割を果たすこと、すなわち、「審査」というセレモニー(儀式)ではないでしょうか?その次に、妥当な評価(審査)ではないかと思います。「審査の付加価値」、「経営に役立つ審査」、「有効性の審査」などは、認証登録に係る不祥察w)cm対して一般社会に向けられて発せられたメッセージとしては有効であると思えます。とはいえ、どの認証機関もその対処には真剣に取り組んでいると思いますが・・・・ |
のんきなとうさん様 毎度ありがとうございます。 閑古鳥の鳴いていたこのホームページにものんきなとうさん様が参加されるようになって大賑わいでございます。 この程度でにぎわいか?と聞こえたような気がするが無視
ISOは不滅!と長嶋さんのようなご意見に反論する気はありません。立場立場があり、そして自然現象ではありませんので、挽回を期してご活躍されているお立場なのかもしれませんから。![]() とはいえ、私も思いつきや話半分で書いているわけではありませんから若干補足説明いたします。 第一の点 おっしゃるとおり、日本に法人は200万あるそうです。じゃあまだまだ期待できるぞと思うか?あるいは今まで伸びなかったのだからこれからも伸びないと思うかのいずれかになります。 現実を省みれば、ISO9001で20年、ISO14001でも10年経過して、それぞれ5万、2万の認証数ということがこれからの増加を期待できないという十分な証拠でしょう。 第二の点 ISO9001の07年初めからの減少が建設業の認証返上の影響が大きいとのお説。そのとおりです。 しかしじゃあ、その他の業種は20世紀のときと同様に増えているのか?と言いますと・・残念ながら全然増えていないというのが数字に裏付けられた事実です。 数字といってもJAB認定の数字はJABに出ていますが、定期的にJABが公表している数値はJAB以外の認定も含んでいて、この差が10%ないし15%くらいあります。ま、どっちにしても傾向は変わっていません。 おっしゃるとおり、建設業は過去1年間で1500件くらい減っています。エンジニアリングも150くらい減っていますが、内容は建設関係と見れば納得です。ではそれ以外はとなりますが、ほとんどの業種で母数が2000ないし3000で3%、件数にして100くらいの増加では微増といってもよいでしょう。輸送・倉庫業では30件くらいの減です。 またISO14001では自治体関連の認証返上が目立ちます。 建設業を除けば安心だとは・・・決して言えない状況です。 第三の点 世の中にはさまざまな会社が存在しています。のんきなとうさん様がおっしゃるような会社もあると思います。ISO事務局が審査という外圧を利用して、自分たちが思っている方向に会社を動かそうと画策しているところもあるでしょう。 ただ、私の知る限り審査の効果はなく、また審査に期待するものもないというのが多数のようです。 彼らの願いは、審査で余計な事を言わないでほしい、会社の仕組みを悪くしないでほしいというのが本音のようです。 08.08.31追加お断りしておきますが、私の知り合いには審査員も大勢、コンサルもたくさんいます。 決して第三者認証スキームが崩壊するのを楽しみにしているわけではありません。 まっとうな審査をして、効果を出してほしいと願っております。 言い換えると、現在の審査レベルではなくなってもしょうがないということです。 |
うそ800、分かりやすくとても勉強になります。 <ISO品質システムの外部による認証制度の崩壊> 私は以前、ISO品質システムの主任審査員をしていました。 「ISO9000は、品質管理の道具、手法としては、有効である。但し、外部による第三者認証は矛盾が多く、不適当で、時間と人と費用の無駄であり、不必要であり、いずれこの制度は崩壊する。そして自主管理に移行する。」ということを10年前に予感し、審査員を辞めました。 現状はまさしく私が予感したとおりに動いており、私の先見の明が実証されたと自画自賛しています。第三者認証はこれから雪崩を打って崩落していくでしょう。 H.Bamboo |
H.Bamboo様 お便りありがとうございます。 現役・元に関わらず審査員と名乗るお方からお便りをいただくのは初めてでございます。感謝申し上げます。 誤解ないとは思いますが、私は審査員と認証機関と戦争をしているわけではありません。 審査員には師と仰ぐお方も知り合いも友人も何人もいますし、認証機関のエライさんも何人もお付き合いいただいております。私が糾弾しているのは、とんでもない審査員の行状であって、審査というものを否定しているわけではありません。 それと審査員がその職務に疑問を持ってはならないということもありません。弁護士は被告人を無罪と信じなければ弁護ができないわけではありません。 だいぶ言い訳をいたしましたが正直なところです。 ただ長期的に見れば、第三者認証という制度は、H.Bamboo様がおっしゃるように発展的に消滅するシステムであろうと思います。 しかし現実は発展的解消ではなく、自己崩壊的な道を歩んでいるようです。 どうなるのでしょうか? いずれにしても私は良い品質システム、良い環境マネジメントシステムを作り維持することを支援していきたいと考えております。 H.Bamboo様もぜひともいろいろとアドバイスをお願いいたします。 |
製品ポートフォリオとは製品の組み合わせのことであり、各製品について投資に影響を与える市場成長率を縦軸に、利益に影響を与える相対的市場シエアを横軸とした4象限のマトリックスとする。 この市場成長率と相対的市場シエアの高低によってマトリックスができる。各事業は「問題児」「花形」「金のなる木」「負け犬」という4つに分類できる。この4つの区分に応じて投資戦略を決定することにより、各事業に合った資源配分ができる。 (「産業能率大学テキスト)より)
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市 場 成 長 率 | 高 | ![]() ![]() 花形 | ![]() 問題児 |
低 | ![]() 金のなる木 | ![]() 負け犬 |
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高 | 低 | ||
相対的市場シエア |
年 齢 | 低 | 花形 | ![]() 問題児 |
高 | ![]() 金のなる木 | ![]() 負け犬 |
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高 | 低 | ||
社会的地位 |
金のなる木 鳩ポッポ首相の場合は、ママンが「金のなる木」でしたね(苦笑)。 だからこそ、資料の提出を拒否したのでしょう。野党時代はあれほど「政治とカネ」について政権与党に説明責任を求めていたことなどなかったような態度で・・・ |
KY様 毎度ありがとうございます。 正直言いまして、私にもブリジストンの大株主の母親がいれば・・・と思わざるをえません。 でも、政治家というのは国民にそんな願望を持たなくて良い暮らしを実現するのがお仕事のように思います。 そしてそれを達成しなくてはならないわけで・・ そもそもできないなら、政治家にならなければ良いわけで・・ |
勝ち組・負け組 佐為さま あらまです 大陸では、上海万パクリ ? が始まったようですね。 あのリハーサルでの滅茶苦茶ぶりを見ていますと、とても行く気にはなれません。 ところで、「人生ポートフォリオ」を読ませて戴きました。 小生のマークも負け組みのほうに入っていましたね。 格差時代、正規社員以外は‘負け組み’なんて言われていましたから、小生も「負け組み」なのかもしれません。 ところで、内閣府が27日発表した国民生活選好度調査では、わが国の国民の「幸福度」は100点満点で65点なんだそうです。 どんな基準でそうなったのかは分りませんが、幸福感とはどんな時に味わえるのでしょうか。 どんなにカネがあっても、一人ぼっちでは寂しいですし、かと言ってカネがなければ、またそれも不安ですね。 どうやら、幸福感とは、地位・名誉・財産・・・というところではなく、金では買えないもの、つまり健康とが信頼などにあるような気がします。 そうしてみると、小生はそこそこ幸福なのかもしれません。 とりあえず子供は大きくなりましたし、万全とは言えませんが そこそこ健康です。 インターネットでも、佐為さまとお付き合い戴いておりますし、そうした意味では果報者かもしれません。 でも、地位も名誉も財産もない小生は、やっぱり「負け組み」の範疇かもしれませんね。 |
あらま様 毎度ありがとうございます。 幸福とお金は関係ありますが、1対1の関係ではないと思います。 私は昔から、本当の財産とは家族と健康と教養だと信じております。考えても分かりませんから信じるしかありません。 では幸福が65点程度かと言えば、100点と思う時もありますし、50点くらいかなと思う時もあります。 栄養失調のアフリカの子供とか、東京駅のホームレスを思えば、幸福度50点以下ということはないでしょう。 まあ、これも信じているだけです。 他の大勢に、不幸な奴だと同情されているかもしれません。 |