著 者 | 出版社 | ISBN | 初版 | 定価(入手時) | 巻数 |
国際標準化機構 | 日本規格協会 | 4-542-40237-9 | 2006年4月24日 | 3300円 | 全一巻 |
【MSS】マネジメントシステムスタンダードの略、マネジメントシステム規格あるいはMS規格ともいう。ISO9001とかISO14001その他最近とみに粗製乱造されているものをいう。たとえ話である。笑い話かもしれない。
まして尊敬する(?)吉澤先生監訳とあるじゃありませんか。期待できそうです。
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しかし手に取ればいっそうこの本が安っぽいのが気になった。 紙質はISO対訳本の紙質のような上質紙ではなく、安物コミックのようにざらざらで厚手の紙である。 まあ、外観はどうでもよい。「人は見た目が9割」とかいう本があったが、本は中身がすべてだ。 |
佐為様、いつもお世話になっております。 絶滅危惧種の水平尾翼車(笑)オーナー、名古屋鶏です。 アレはですねぇ、トランクを開ける時の取っ手代わりに便利なんですよ。 今度はISO50001(省エネMSS)なんてのが、出るそうですね。 「オレ様(ISO規格)の方法で結果を出せ」と言われてもねぇ・・・ こんなのが出てくると、また「認証の取得を」という話が来るんですかね。 昨日も私は省エネ関連の現場改善で休日出勤でした。 頼むから、これ以上仕事の邪魔をしないでくれ、と願いたいのですが。 |
名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。まきぞう様からお便りを頂きました(09.05.31)
えつ!エアロパーツって、空力ではなくドアノブだったの!知りませんでした。
省エネの規格・・聞いてます、聞いてます。規格に従って動けば省エネになるんですかねえ〜?
じゃあ、京都議定書対応手順てのを教えてちょうだいな
おっと、ISO9001って品質マネジメントシステムの規格でしたよね?
あれをやって早16年、一向に品質が良くならんのですよ・・・
そういえばISO14001って環境マネジメントシステムの規格でしたよね?
あれをやって早13年、一向に環境が良くならんのですよ・・・
省エネマネジメント規格ですか?
良くならないのは・・もう・・間違いないじゃないですか
雨が続きますね。 ごぶさたしてます。まきぞうです。 マネジメントシステム規格がやたらと作られていることに対し、社会がどんな受け止め方をしているのか、規格を作る側は分かっていないのでしょうね。 J▲COネット枠の会員サービスを見ていると、ISO規格になろうと頑張っている新たなMS規格が存在していることが月報とかいう形で読み取れます。 エネルギーマネジメントシステム? 余計なお世話ですよね。省エネは自社でやってます。経産省だけじゃなく東京都をはじめほとんどの自治体が独自要求しているじゃありませんか。これ以上の要求なんかいりません。冗談じゃないです。 カーボンオフセット規格? どこどこでの風力発電分を購入、とかとか、いいことのように見えますが、またしても偽造偽装のネタを作っているように思えてなりません。ISOだろうがなんだろうが、MS規格が偽装防止をするのではないと思います。この偽装社会ではこの規格も汚されていくのでしょうか。心配。 カーボンフットプリント? 商品のCO2が少ないからって、それだけではモノを買いませんよね。今の携帯電話やテレビなんて必要なのか分からないような機能ばかりくっつけて、無駄を増やしてませんか?モノを買う時に冷静に何を手に入れたいのかを考えるのが普通だと思います。CO2が多い商品はいずれ淘汰される、なんて本当ですかね。現在省エネ法でトップランナーを満たしている機器は、使用中のCO2は少なくても製造までのCO2は多いように感じますが。 それに製造工程の外にいる人達にはフットプリントのためのデータ取りがどれだけ大変なのか分からないでしょう。徹底的にデータを取れ?そんな余裕ないです。暇な事務局でもくっつけといてください。一部の大企業や特徴的な工程だけをあげて世の中みなそういうもんだ、と思われてしまいそうで怖いですね。 他にもEMSの簡易版とかもあるようですが、ISO14001認証がハードルが高いのならやめればいいと思うし、この時代、認証をもってなければならない社会ではないでしょうに。 (認証が免罪符と思っているのでしょうか?企業は税金以外にも原罪を購わなければならないと?) どれもこれも、規格作る側は真剣に議論して結構ですが、会議で集まることだけでもやめたらよっぽどエコではないかと思うのです。 新しいMS作る前に、おばQ様のHPを5分でもいいから閲覧しなさい、と言いたいです。 |
まきぞう様 毎度ありがとうございます。
おっしゃるとおり、まったく同意です。
環境に良いことと思ってしているのか? お金になると思ってしているのか? 惰性でしているのか?
私にはよくわかりません。わかるのはあまり意味がなく、効果がなく、逆効果かと・・
大恐慌の今こそ、初心に帰り、品質保証、環境保護、安全、安心を考え直すべきです。
ただ、まきぞう様 一つだけ異議があります。
おばQのHPを除くのは最大の無駄かと・・・
まきぞう様 たしかにマネジメントシステムの濫立にはもうお腹イッパイの感がありますね。 カーボンフットプリントに至っては、何の冗談ですかと言いたくなります。 個々の製品がどのようなライフサイクルを迎えるかが定かでないのに、なぜにCO2発生量を定量化して表示できるというのでしょうか? ・大阪工場で生産された商品が大阪で消費される場合と、北海道まで運ばれて消費される場合とが、同じCO2発生量ですか。 ・家電製品などの商品(耐久消費財)で、購買者が飽きて3年で廃棄する場合と寿命以上に15年も使う場合とが同じCO2発生量ですか。 結局、表示数値の信憑性というものは皆無ではないかと思います。 要するにライバル他社が100gなら自社の相当商品は95gでいこうか、根拠となる算定式と条件はこのパラメータをちょっと細工して、、などと環境側面の点数化などと同じようなインチキがまかり通るだけではないかと愚考いたします。 |
おばQ様 ぶらっくたいがぁ様 コメントありがとうございます。 MS規格の乱立を奇異に感じているのが皆同じであることを願います。もっと願うはISO/TC委員の方々や認定機関、審査機関も同じようにこの無駄を感じ取ってもらえればと思いますが、まあ無理なのでしょうか。 ISO界というのは内側にいると盲目になるよう暗示がかけられているのかもしれません。規格の行間とやらには人の目には容易には見えない、サブリミナル効果みたいなものが存在しているのかもしれませんよ。だから日本規格協会の本は高いのではないでしょうか?特殊な印刷とか。 それは冗談としても、何か物事の内側にいれば、周りが見えなくなるのは当然のことです。自分の業務も少しは引いた目が必要なのだと言い聞かせています。反省。 旧知の設計士の方と先日お話ししていた際 「この10数年間で、日本でもっともボロイ商売した業界はどこだかわかりますか?」 と聞かれました。こたえはISO関連業界、ということですが、その方はISOとはなんら関わりはない人なので、そう感じている人は業界関係に限られたことではないようです。本当にボロイ商売だったかどうかはわかりませんが、客観的に見れば、規格を作って、認証して、一方で教えて、本を出して、コンサルタントもして、で、何も責任をとらなくていい、となると普通は「楽」でしいこと、と思います。 とりとめもありませんが。 |
まきぞう様 毎度ありがとうございます。
会社の不祥事はなぜ起きるのか? 周りの人は気がつかないのか? とはよく言われます。
たとえば漢字検定でも、トップがやりたい放題をしているのをまわりの職員が知らないはずはありません。結局、その状態に慣れていしまって不思議とかおかしいとか感じなくなってしまったのではないでしょうか?
審査員が「まあ、こんなものさ」と思いこんでしまう、認証機関が「従来の路線上だ」と認識する。認定機関が「どの認証機関も似たようなもの」と思う・・そういったことの積み重ねで現状を不思議とも何とも思わなくなっているのではないでしょうか?
だからその業界の自浄作用はあまり期待できそうありません。
ところで、ボロイ商売というと語弊がありそうですね。認証業界がものすごく大儲けしたのかといえば、実はそんなことはありません。日本の認証機関の利益率は1パーセントからせいぜいが3パーセントでしょう。
つまり30億の売上(ということは上位5本の指に入るという事です)があっても、利益はせいぜいが3000万から6000万というところでしょう。そういう認証機関は150人くらいの人を雇っていますから、3000万といっても微々たる金額です。
日本に認証機関は50社もあるのですから、下の方の認証機関はもう食うや食わずという状態でしょうね。帝国バンクなどを調べると各社の売り上げとか利益がわかりますが、もううらやましいどころではなく同情して憐れむほどの状態です。
ただ元手いらずという意味では悪くはないとは言えるでしょう。
認証機関にいて幹部だったり、評判の良い審査員だったりすると、停年になってから自分で審査機関を立ち上げて!なんて考えるようになるのでしょう。
でも行く手は厳しく、利益を出せるのはやはり大手審査機関だけのようです。
コンサルも営業から苦情処理までありますし、会社にやるきがなくてお金を出すから認証するまで面倒みてよなんて言われると、私だったらいやですね。
おっと、私の場合お足を頂かないボランティアですからなおのこと・・・
ぶらっくたいがぁ様にもまきぞう様からのお便りがあったことをお伝えしておきます。
また書き込んでくださいね。