入院しちゃいました 2010.09.30

不肖、おばQ60年の人生で病院に入院したのはたった一度であった。(既に過去形である)
高校3年17歳のとき同級生とキャンプに行き、川の水で炊事したのが悪かったらしい。その上流に総合病院があったとは知らなかった。もっとも病院の排水を飲んで盲腸になるものだろうか?
まあ、それ以降の人生で大病を患うことはなかった。
もっとも怪我はしょっちゅうした。私は二輪車が好きだったので転んでよく骨折をした。数えると・・右ひじ、左手首、左肋骨を2回・・もっとあったかもしれない。
自慢にはならない
../bike.gif 山道を走っていて雨で流された砂に乗って軽く転倒したり、歩道を走っていて警官が来るとまずいと思って車道に下りた瞬間にパタリと倒れたり、骨って簡単に折れるものだと思った。
既に結婚していて、家内は私がバイクに乗るのに反対であったので、骨折しても言い出せない雰囲気があり怪我をしても骨折しても隠していたので余計痛かった。
40過ぎて寒風の中をジーンズで走っていて神経痛になりバイクとは縁を切った。
革ジャンなど買う金はなかった

話が大幅にそれた。
ともかく私は病院とは縁のない健康な人生だったのだ。
もちろん金欠病という持病があり、銀行とも無縁の人生であった。
時は元禄じゃなかった平成22年9月15日羽田発福岡行きにANAに乗っていた。乗る前から私は関節が痛く熱があった。風邪かなあと思い、風邪薬を飲んではいた。しかし飛行中段々と右足の痛さが増してきた。正直言って尋常な痛さではない。右足を切って捨てたいほどの痛さである。
その症状から私はよく言われるエコノミークラス症候群ではないか?という気がした。狭いところで身動きしないために血栓ができたのではなかろうか?下手をするとそれが脳に回ると小渕首相の二の舞になる。そんなことを考えた。
無限と思えるような時間が経過してやっと飛行機は福岡に着いた。なんとか地下鉄に乗りホテルにだどり着いた。福岡は空港からの地下鉄のアクセスが良くて助かる。
本当はトノゴジラ先生と飲む約束だったのですが、お会いしたものの早々に失礼した。トノゴジラ様、お許しください。
博多ラーメンを食べて替え玉を頼みたかったのだが・・
福岡に行ったのは観光旅行ではない、仕事である。翌日は痛む重い足を引きずってなんとか8時間つぶしたというのが本当のところ、
翌金曜日はなんと名古屋である、これも観光ではなくお仕事、ますます痛みが増して重くなる右足とともにノルマは果たした。
ネルソンみたいだけど本当にひどい状態だった。

我が家に帰宅したのは17日の金曜日夜半である。家内は私の症状をみてすぐに救急車を呼んだ。家内は私の痛みはわからないが、顔つきが死人のようだったという。それほどひどかったらしい。
私の60年の人生で救急車に乗ったのはこれが最初である。
もちろんそのときは、そんなこといっている場合じゃありません。熱は40度近くあり痛さはもうハンパじゃないのです。
ともかく病院に運ばれました。ホットしましたね・・・私だって死にたくない。
診たては足にばい菌が入って筋肉が炎症を起こしているといいます。すぐに直るわけはありません。即入院決定です。とりあえずは痛み止めと抗生物質の投与です。はじめの数日間は息も絶え絶え、トイレに行くのも飯を食べるのも大仕事です。起き上がるにもベッドの脇のパイプをつかんで掛け声かけてという感じでした。いや本当は一人では起きられず、そばにいる人に「助けて!」と声をかけたもんです。
腕に点滴の針はつけたままで、常時なにか薬を点滴していましたね。自分の体にチューブがついたり、ばんそうこうがベタベタはってあるのを見ると、イヤハヤ、気がめいります。
点滴の針をつけたままにしていると詰まるのでしょうか、数日毎にさしなおすのですが、もう右腕も左腕も針のあとだらけ・・
看護婦さんはもう注射器を刺すところがないからと足首から採血したりして・・

私はなんでも因果応報って思っているんですよ。貸借対照表は常にバランスしなくてはならないと思っているのです。悪いことをしたら償わなくちゃならないと思いますが、悪いことをしなければ悪いことは起きないと信じてたんです。でもね、今回は何も悪いことをしていないのになんで私がこんな目にあうのだろうという不条理を感じましたね。そういう発想が子供っぽいかもしれません。まあ、そう思ったというのは事実です。

ともかく、おかげさまで数日経過すると熱は収まったし、痛みも痛みとめのおかげでとまりました。とはいえ、足の腫れはおさまりません。全身に筋肉痛もあり歩くのは大儀です。
こうなると会社のこととか家のことが心配になってきます。私がいなくても会社が順調なら無用の人物のわけだし、仕事が滞ればみなさんに迷惑をかける・・悶々
といってもこれも熱のせいかもしれません。さらに良くなってくると会社のことなど忘れてしまいました。とりあえず自分が良くならないといけないという気分が強くなってきます。
入院して8日も過ぎるともう体はほぼ正常です。痛みもなく熱もない。猛烈な退屈です。
家内には家にあった未読の本を何冊も持ってきてもらいましたが、アットいうまに読破、また読破、そりゃ安静にしていろといわれてすることがなく暇ですから。ついには病院からネットでアマゾンに注文するまでになってしまいました。

../mouse.gif 入院して数日はインターネットどころではありません。キーボードも見たくない。それ以前にインターネットなんて頭に浮かびません。
しかし3日すると家内にネットブックを持ってきてよ♪とたのみました。家内はいい顔をしませんでしたがもって来てくれました。しかしネットブックはちょっとした出先でのウェブチェック用でしたのでメールの設定をしてありません。ffftpも入れてなく、ウェブサイトの更新もできません。ですからブラウズするだけです。
しかし気がついたのですが、ブログはパスワードさえ入れればカキコできるのです。そんなわけでウェブサイトは更新できませんが、その分我がうそ800ブログを毎日書き込んでいました。

ところで元気になったものの、なかなか退院の許可が出ません。昔なら「もうだいじょうぶです」なんていえばOKだったのかもしれませんが、今では血液、尿、CT、MRIと検査をすると良いか悪いかばれちゃうようです。

入院の最大の敵は退屈である。
いや、最大の敵は中華人民共和国である。
ベッドの中で中共の悪事をいかに止めるか考えてましたが・・日本人が覚醒するしかありませんね。



ある大学生様からお便りを頂きました(10.10.01)
律儀な・・・
カロウシは世界中に広まった日本語標準の言葉らしいですよ。

ご自愛ください。

ある大学生様、お見舞いアンド激励ありがとうございます。
勘違いがあります。
どう考えても、怠け者の私のこと、過労などとは・・・
遊びすぎたのが悪かったのでしょうか?

けんぱぱ様からお便りを頂きました(10.10.02)
佐為様
久しぶりにWebを拝見いたしましたところ、緊急入院とのこと、驚いております。
医者ではありませんし、あまりいい加減なことは書いてはいけないのですが、このような症状はよく血糖値の高い人に出ると聞いたことがあります。
血糖値高→ばい菌増→白血球増→炎症→血糖値高
これはまさに負のスパイラルです。
ISOと同じか、ですか。いやそれは立場の違いということで木をいれましょう。

Webを見る限り、病巣を取り除く手術は必要ないようですね。
ご自愛なされ、ますますのご活躍を祈念いたします。
けんぱぱ 拝

けんぱぱ様 激励とアドバイスありがとうございます。
正直監査の出張中のこと、仕事を遂行せねばという気が先でした。今考えると、仕事はともかく病院に行ったほうが正解だったように思います。
まあ、そのときが無我夢中でして、気が回りませんでした。
ともかく今回は大丈夫だったので神に感謝するのみです。今後はもう少し適切な状況判断ができるようにしたいと・・
とはいえ、まだ自宅療養中で体力回復中です。

スヌ〜ピ〜様からお便りを頂きました(10.10.02)
エライコッチャ!
入院ですか・・!!  読むだけで冷や汗が出ましたよ。
あ、私、還暦過ぎたら行動起す! と宣言していたギタリストのスヌ〜ピ〜です。
ご無沙汰しています。 ほぼ毎日読ませてもらっています。

生徒さんでパソコンの詳しい人がHP作ってくれました。
一応予定通り自分の仕事は進んでいます。病院にも入らずに。
予定では来年か再来年あたり世間を騒がす予定です・・・・??  予定!

奥さんの素早い対応で助かったようですね。つまり、また頭が上がらなくなった!

子供が小学生の頃、PTA会長を2年やり、日本の教育にビックリして教育委員会と2年間ケンカした頃、私だけでなく家族も病気になってしまったことを思い出しました。
日本の将来に提言し続けた疲れが出た! と思いますよ。

なかなか無視は出来ないでしょうが、良い材料(将来に対しての)もそれなりにあると思います。
無視は出来ないし、我慢すれば今回のようになる今の日本とだぶってしまいますねえ。

退屈な時の過ごし方・・・・私は得意なんですがねえ・・・・
ま、この際・・瞑想の世界に入って・・・・
達磨大師のごとく、病院の天井をじ〜〜っと見つめる!
そう、穴が開くかどうか実験してみてください。

スヌ〜ピ〜様 ご無沙汰でございます。お見舞いと激励ありがとうございます。
メールを交換したのはいつかと調べたらなんと3年前でした。お互いにしぶとく生きてますね(汗)
このたびもおかげ様でなんとか三途の川の途中で帰還したようです。
退屈な時のすごし方・・うーん、私には無理のようです。天井を眺めていても穴が開く前に飽きてしまいますって


VEM様からお便りを頂きました(10.10.02)
しばらく更新が無いのかなと心配いたしました。大変なご病気(お怪我)だったと知り驚きました。ご快復されていらっしゃること何よりです。
そして、更に驚きましたのが、その大変なお怪我を押してお仕事を完遂されていたということ。まさに日本人の誇りかと存じます。
ご快復、おめでとうございます。

VEM様 毎度ありがとうございます。
死んでもラッパをはなしませんでしたなんていうとカッコいいですが、私の場合は・・
まだ全快とはいきませんので、当分の間はおとなしくしています。まず家内の言うことを聞いて、職場の連中のいうことを聞いて、そのたなんたらかんたら皆様のいうことを聞いて・・我慢できそうありません。
やはり頑固オヤジでなければ 


ふっくん様からお便りを頂きました(10.10.08)
お久しぶりです
最近、ずっとご無沙汰しています。また寒い季節がやってきて…バイクはつらいなぁと考えている40過ぎのオヤジになってしまいました。でも気分だけは20代のままというのが情けないです。大人になれません…多分、一生なれないのでは?
最近ははやぶさに小惑星の土(らしきもの?)が見つかり、Spring-8で本格的に分析するみたいです。はやぶさもSpring-8も一度は仕分け対象に入ったモノですが、ここで一発いい成果がでればいいですね。それより謎の土が私の住んでいる近く(隣の県ですが)に来ることだけでもワクワクしますが。
あとはノーベル化学賞を2人日本人が受賞しましたが、やはり日頃の弛まぬ努力が大切なのだなぁと感じさせられます。最近はノーベル賞もオリンピックも裏で暗躍する輩がいるとかいないとかいう話も聞きますが、何につけ最初の精神は廃れていくものなのでしょうか?
ところで足のほうは大丈夫でしょうか?私も最近、どうも若い頃のようには…と感じることも。ま、歳相応に頑張っていくつもりです。

それでは、またお便りします。
追伸:最近は昔テレビでやっていたタツノコプロの「決断」DVDがほしいなぁと考えています。

ふっくん様 毎度ありがとうございます。
厄年過ぎバイクも遠くなりにけり・・
まあ、バイクは若い時のものとあきらめましょう。ところで、日本での身体障害者の年代構成は60歳以上が極めて多いのです。一説には1960年代まではバイクに乗る若者が多く、事故にあったためといいます。実際に障害者のピークは年とともに高年にずれているので間違いないようです。
つまり今の若者、いや50前の連中はバイクに乗らないのが多いから怪我をしないということでしょう。
バイクの生産台数はピーク時の1割とか2割といいます。時代なのでしょうか?
ということは、ふっくん様も私も後遺症もなく良かったということなのでしょうか?

はやぶさ・・・どこかのアホ大臣が「二番じゃだめなんですか?」と語っているのでは・・後はもうないのでしょうか?


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